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松永久秀の編集履歴

2014-02-08 22:26:03 バージョン

松永久秀

まつながひさひで

松永久秀とは、室町時代後期に生きた戦国武将である。

概要

生 没:1510年?~1577年11月19日(永正7年~天承5年10月10日)

出 身:山城(現在の京都府南東部)

領 土:大和(現在の奈良県)


人物像

戦国時代屈指の「梟雄(きょうゆう)」。弾正の官職に就いたことから松永弾正(まつながだんじょう)とも呼ばれる(※)。一部の人には腹黒爺さんともいわれる。

(※ただし弾正の官位自体は「行政監察」という役職上朝廷の方針に公然と否を唱える事が許されたので、多くの戦国武将に好まれ自称されていた。また、信長も上洛後に弾正を名乗っていた事がある)

三好長慶織田信長に仕えつつも、隙を見て両者にその嘴を突きたてた油断も隙もない人物である。


信長が久秀を徳川家康と合わせた際……


「この老人は常人にできぬ事を三つもやってのけた。

一つは将軍(足利義輝)の暗殺。

一つは(主家である)三好家の乗っ取り。

そして東大寺の焼き討ちである」


と言って評したように、謀略を駆使し下剋上をなした稀代の謀将として知られる。


 一方で領民には善政をしいていたり、城郭建設に長けまた茶道などにも通じた当時における屈指の文化人でもあった。特に医学の推進や、日本初の天守閣付きのの建設、茶道においては誰もが欲しがる数々の名器を所持していた、などこれら諸々の要素が教養の高さを示している。


来歴

 出生については諸説あり、前半生については不明な点が多い。

 天文9年(1540年)頃に三好家に仕え、しばらくは三好一門に従事する。

 そして永禄7年(1564年)、まずは三好三人衆とともに主家乗っ取りを画策しこれに成功、翌年には室町幕府・13代将軍の足利義輝を襲撃して畿内の覇権を掌握した。しかしこの支配権に絡んで三好三人衆と諍いとなり、永禄10年(1567年)に三好三人衆が東大寺大仏殿に立てこもると、それに対して焼き払うという暴挙で応戦した。


 この混乱の平定に乗り出したのが織田信長であった。永禄11年(1568年)、上洛してきた信長に対し、三好三人衆との戦で消耗していた久秀は降伏を即決し、名器・九十九髪茄子(つくもなす)を手土産として差し出した。久秀に一目置いていた信長は、降伏を受け入れて自身の傘下に取り込み、大和国の支配権を与える。久秀もそれに応えるように、元亀元年(1570年)の朝倉・浅井との撤退戦で活躍を見せる。

 しかし梟が大人しくしていたのもここまでで、足利義昭が『織田包囲網』を画策するとこれに賛同して造反。だが、甲斐の武田信玄が元亀4年(1573年)に病死したため失敗に終わった。この一件は、秀久の居城である多聞山城を明け渡しことで落着し、久秀は再びの信長の下に戻った。


 天正5年(1577年)、信長が本願寺顕如との戦いで苦戦を強いられるさなかに二度目の謀反を決行。織田軍を抜け出して信貴山城に籠城を決め込んだ。

 誰もが久秀の終焉を予期した…、と思いきや信長は―――

平蜘蛛(ひらぐも)(高名な茶釜)と引き換えに命を助けてやってもよい」

という破格の降伏条件を提示する。


 しかし、久秀はこれを拒否。それどころか、平蜘蛛に火薬を詰め込み、あらゆる名器とありったけの火薬を自室に搬入し、それに火をつけて城もろとも自害するという壮絶な最期を遂げた。

 ちなみに、これは文献上で残っている上では初めての「爆死」であり、信長が二度の裏切りに対して、これほどまでに甘い裁定を下したのもこの前後において他にないものである。


戦国時代で唯一(日本史上初)自爆して果てたということから「戦国のボンバーマン」と呼ばれることもある。


小話

  • 筒井順慶と配下である島左近とは、大和国の支配に関連して幾度となく刃を交えており、左近は久秀との度重なる戦で鍛えられることとなった。
  • 中風予防のためにお灸を欠かさなず、決まった時刻に頭のてっぺんに据えていたという。
  • 永禄9年(1566年)、三好三人衆との戦いの最中、クリスマスを理由に休戦した。
  • 性技指南書を著しており、親交があった医師である曲直瀬道三から教わったと言われる。
  • 寿命1年といわれる鈴虫を丹念に育てることによって3年近く生かした。このことから「人間も養生すれば長生きすることができる。俺も鈴虫に倣って(当時の平均寿命の三倍の)120歳まで生きてやる」と豪語したことがある。

松永久秀(戦国BASARAシリーズ)

一人で作るのは退屈だ、卿も来たまえ

CV:藤原啓治

こちらを参照→松永久秀(戦国BASARA)


松永久秀(信長の野望シリーズ)

ギリワン

非常に有能だが、「義理」のパラメータが最低クラスなため裏切りやすい武将として設定されている。

引き抜きなどで配下に出来ればかなり頼もしいのだが、裏切らせないよう常に細心の注意が必要となる。

また、シリーズを通じて「見るからに悪人面」な顔グラをつけられており、シリーズのファンからは上記の要素を含めて恐れられつつも愛されている。

通称「ギリワン」(義理のパラメータが多くの作品で最低値の「1」なため。1でない作品でも義理パラメータの最低値は皆勤である)


松永久秀(戦国無双シリーズ)

てへぺろ系おやじ参戦!?

(CV:石井康嗣)

通称「乱世の大悪党」 天文から己の運命を読み取ることが出来るが他人から左右される事を嫌う。

腰帯剣のような刀だが、正式名称と正体は不明。平蜘蛛の逸話からか、蜘蛛を使用したチャージ攻撃などを行う。また、爆死から爆弾を使う事も

3Empiresで相手を誘う発言でPC昇格を望まれていた。

その前に100万人の戦国無双で、足利義輝のイベント専用NPCとして登場した。

こちらも誘う発言をしているが、準敬語使用になっている。武器はハルパー(鎌状の剣)。


少し100万人のデザインと似ている部分もあるが、ゲームチームは100万人の方(GREE)に情報提供だけで基本は関わっていないが、少なからずとも参考にはしているらしいので、今回のデザインも100万人を少しだけ意識している部分もあるのかも知れない。


松永久秀(戦国大戦)

戦国大戦 松永久秀

CV:浜田賢二'スーパーレア)


冷酷で残忍な美青年として登場。ゲーム内では三好長慶が存命中であるため、まだ素直に三好家(総合的には「他家」)に属している。レアリティは最高のSR(スーパーレア)の鉄砲隊ゅ「他家」では唯一の鉄砲隊)、コスト2.5の能力値が武力8、統率9と高く、特技も「制圧」「魅力」「伏兵」と豪華な、大変に優秀なカード。

彼の持つ計略『平蜘蛛の釜』は自身を犠牲にする代わりに自城前にいる敵にまとめて大ダメージを与えるという防衛専門の自爆計略。当然彼の最期に因んでの物だが、要は自分を犠牲にして味方を守る計略なので、ある意味らしくないと言えばらしくない。一方で「うしおととら」や「からくりサーカス」が代表作である漫画家藤田和日郎が描いた別バージョン(戦国数寄カード)も存在する。イラストとしてはSRと違い、平蜘蛛茶釜を抱えて今にも最期を覚悟している、鬼気迫った落ち武者の老人といった印象である。


因みに戦国数寄カードの方は武力・統率、計略がSRと同じだが、兵種が槍足軽に変わっており、また特技は「気合」のみとなっている。SRと比べるとやや見劣りするような感じではあるものの、乱戦になる可能性が高い槍足軽にとって「気合」があるのは大変にありがたく、自身の武力の高さも相俟ってそうそう簡単に撤退に追い込まれず、しぶとく戦場で踏ん張れる仕様になっている。


神仏を畏れるな。我を恐れよ……!』(SRのカード裏の台詞)

平蜘蛛が欲しければ 地獄まで共をせよ……!』(戦国数寄カードの裏の台詞)


因みにこのゲームにおいてSRの方は時折渾名として「ビビンバ」と呼ばれることがある(伏兵解除時の台詞である『ククククク……、良い気分だ』が、やや声がこもっているために『ククククク……、良いビビンバ』と聞こえるのがその理由)。


松永久秀(戦国コレクション)

センシティブな作品

声・田中敦子 二つ名・凶悪乙女

凶悪乙女・松永久秀

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