ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

南雲機動部隊の編集履歴

2014-06-28 18:42:44 バージョン

南雲機動部隊

なぐもきどうぶたい

実在の空母「加賀」「赤城」「飛龍」「蒼龍」を中核とした帝国海軍第一航空艦隊の俗称であるが、「艦隊これくしょん」の同キャラクターの集合イラストに本タグが付与される場合の方が多くなっている。

大日本帝国海軍

南雲忠一司令長官に率いられた空母機動部隊の俗称。


第一航空艦隊として、1941年4月に南雲を初代司令長官として編成された。

第一航空戦隊(一航戦)「加賀」・「赤城」と第二航空戦隊(二航戦)「飛龍」・「蒼龍」を中核とした。その後、1941年9月に第五航空戦隊(五航戦)「翔鶴」・「瑞鶴」が編入されている。世界初の空母機動部隊であったが臨時配属の艦艇も多く、存続期間を通じ部隊としての意思統一が難題となった。

また南雲は専門は水雷の大艦巨砲主義者であった。編成に尽力した人物は航空主兵主義者の山本五十六でありそれに同調した小沢冶三郎だった。山本は第一航空艦隊の長官には小沢を推していたが卒業席次が南雲のほうが上であることや、編成当時は未だ海軍の主流を占めていた大艦巨砲主義の中で空母部隊と水上艦との意思疎通に必要という理由などから海軍省・軍令部は南雲を任命したという。南雲は真珠湾攻撃までは航空機部隊の指揮の経験は皆無であったため、この人事は今もって批判される。部内でも当然、功労者である小沢がなると噂されていたために陰口を終始叩かれていた。小沢も水雷戦隊出身であったものの、決断力や指揮能力そのものは南雲より上であるため(ただし大胆不敵というよりは慎重肌であったため、彼にも批判者は多い)軍縮条約や航空戦力の整備では山本に同調したものの、実際のところ戦前は米内-山本-井上-山口らの政治色の強さには批判的であった。しかし開戦後、ミッドウェー海戦で空母4隻を喪失した後は『南雲や俺の参謀達って無能じゃね?』との思いを募らせていた。そこで小沢と意見の一致があったらしく、1942年以降は山本と小沢の関係は改善した模様である。実際に、山本五十六は戦死の少し前、自らの懐刀であった黒島亀人大佐への寵愛がミッドウェーの敗戦で冷めたと小沢に吐露し、小沢に黒島の後任を推薦するようにせがんだ。小沢は直ぐ様、自らが信頼する宮崎俊男大佐を推した。名誉挽回のチャンスを黒島へ与えたい山本は未練を見せたが、ミッドウェーで赤城等を沈める作戦を立ててしまった全責任を押し付けて、僻地に左遷させちまおうと閃いた(M1作戦を承認した自らに責任が及ばないようにする工作も兼ねた)。その妙案を実行するために小沢に宮崎大佐を参謀にすると確約したものの、山本は戦死。実現せずに終わった。もし、航空戦に理解があった宮崎大佐が参謀についていれば、艦隊勢力を弱めかねない『い号作戦』を山本が承認する事はなかっただろう。(い号作戦は失敗に終わり、日本海軍空母の戦闘力を低下させるだけであった。これは山本の生涯最後にして、最大の失策であった)この失策のツケが新一航戦のダメダメぶりにつながっていくのである……。



戦歴

1941年12月の真珠湾攻撃ではアメリカ太平洋艦隊を機能不全に追い込み勝利。その後南太平洋・インド洋戦線で連戦連勝を続けたが1942年6月のミッドウェー海戦で参加していた全空母(一航戦・二航戦4隻)を喪失する大敗を喫した。この敗戦が日本海軍崩壊の序曲であった。この敗戦後、第一航空艦隊は、正規空母の生き残りの翔鶴型を中心とし、いままで臨時配属だった護衛の戦艦金剛型・重巡洋艦利根型駆逐艦らを正規に編成に含む第三艦隊に再編された。司令長官は名誉挽回のため南雲が留任した(この人事は後世から山本の無能と罵られる原因となる)この編成でアメリカの機動部隊と第二次ソロモン海戦・南太平洋海戦を戦い、互角の戦いを繰り広げた後、南雲から小沢へと司令長官は交代した。この後、マリアナ沖海戦まで機動部隊同士の戦いはない。南雲機動部隊という俗称は大戦前半の無敵を誇った機動部隊の華やかな戦いの象徴であった。


日本海軍空母機動部隊の落日

再編後の小沢機動部隊は新鋭空母大鳳中心に再編された。この編成を俗に言う新一航戦という。だが、この新一航戦の戦力は艦載機の更新(本来、大鳳は烈風搭載を前提に建造されたが、1944年初夏時点で未だ試作機も完成していなかった)の遅れ、パイロットの練度の低下のため、強力化したアメリカ軍空母機動部隊に比して戦力不足は否めなかった。

実際、源田実大佐などはミッドウェー以前より数は多いものの烏合の衆と見なしていた。

そして、案の定マリアナ沖海戦新一航戦は空母機動部隊の体を成さなくなるのであった。


「艦隊これくしょん」の南雲機動部隊

主に実在の第一航空艦隊のうち一航戦・二航戦の空母4隻を指す(「任務」としてこの4隻による部隊編成ミッションがある)。

途中合流でミッドウェー海戦に参加していない五航戦の子は数えられない場合が多い。


関連イラスト

南雲機動部隊誇り

空母タペストリーカレーの日

遠足AIRCRAFT CARRIERS

鎮守府の弓道場【C85】合体空母トートバッグ


関連タグ

空母/航空母艦

空母娘 加賀(艦隊これくしょん) 赤城(艦隊これくしょん) 飛龍(艦隊これくしょん) 蒼龍(艦隊これくしょん)

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました