概要
デストロン所属の巨人兵デバスターに対抗するべく、サイバトロンが発動したスクランブルシティ計画によって開発が進められた超巨大トランスフォーマー。
海外での呼称はメトロプレックス(Metroplex)となっている。
基地、移動要塞、ロボットの3形態に変形が可能で、基地モードのレーダーや砲台などの構造物に変形する支援員シックスガン(CV:塩屋翼)、6輪式の装甲車に変形する警備員スキャンパー(CV:江原正士)、タワーの先端が変形する自律行動型の戦車であるスレマーが彼を護衛する。
アニメには「スクランブルシティ発動編」から登場。
『2010』では、デストロンのダイノベース・ダイナザウラーと激戦を繰り広げた。
一方でユニクロンとの取引材料としてスタースクリームに眼球を奪われたり、変形機能を司るトランスフォームコグを破壊されて変形不能に陥るような場面もあった。
日本での展開ではシティコマンダーであるウルトラマグナスとの関係もあってか、『ザ☆ヘッドマスターズ』でのウルトラマグナス戦死に際しては怒りを露わにし、フォートレスマキシマスに彼が守ろうとした地球の自然の中に葬るよう懇願していた。
同型
『トランスフォーマーZ』では、仕様変更品としてメトロタイタンが発売された。(上記イラスト)
土星の衛星タイタンで生まれたデストロン側の戦力という設定である。
MTMTEをはじめとするIDW版G1コミックでは、多数の同型が登場。
トランスフォーマーの文化、種族を守るべくあらゆる星へと渡っていた。
玩具
G1
G1シリーズの頃から玩具が発売されており、三段変形を活かした基地遊びが可能で、基地モードではスクランブル合体シリーズの各リーダーを連結させる事ができる。
2008年には大腿部をメッキ加工し、タイヤをゴム製素材とした前期海外版の仕様でメトロフレックスの復刻版が発売された。
スレマーの砲塔には新たにジョイントが設けられており、基地モードではタワーの一部となる。
メトロタイタン
仕様変更品のメトロタイタンはメトロフレックスの配色を変更し、日本では通販限定で販売されていたマイクロトランスフォーマーのスカイストーカーをリペイントしたメトロボムと、基地モードに接続可能な専用のタラップを追加した物であり、シックスガンはメトロショット、スキャンパーはメトロダッシュ、スレマーはメトロタンクにそれぞれ名前が変更されている。
ジェネレーションズ
2013年9月28日には新規の[[デザイン::による『ジェネレーションズ』シリーズでの発売が決定。(名称は海外名準拠の「メトロプレックス」)
しばしば混同されるが、ゲーム『Fall of Cybertron』に登場するメトロプレックスとは似て非なる物である。
デザインは『キスぷれ』シリーズでキャラクターデザイン等を手がけた大嶋優木氏によるもので、当初はタカラトミーとハズブロとの共同で企画が進められていたが、開発を円滑に進めるべく日本側のみで開発が進められる事になった。
ロボットモードでのサイズはかのフォートレスマキシマスの54cmを凌ぐほど(約60cm)であり、新たなる「トランスフォーマー史上最大サイズ」の玩具として君臨した。
企画段階ではG1期と同様に各種支援メカも付属する予定であったが、諸般の事情によりスキャンパーのみとなり、シックスガンやスレマーはメトロプレックスの各部の武装にその名を留めるのみとなった。
関連リンク
エミリアーノ・サンタルチア氏による企画当初のジェネレーションズ版メトロプレックスのコンセプトアート
http://santalux.blogspot.ca/2014/06/generations-metroplex.html