プロフィール
概要
アメリカから転入してきた、金髪碧眼の美少女。アメリカ人の父と日本人の母を持つハーフで、ギャング「ビーハイブ」のボスの一人娘。
同じくヤクザの組長の一人息子である一条楽とお互いの組の仲を取り持つため、3年間ニセモノの恋人を演じることになるが、始めは性格や感性・好きな食べ物に至るまでことごとく馬が合わず喧嘩ばかりだったが、友人作りの手助けしてくれた事やプールで足がつって溺れた際に助けられた事などから、次第に評価を改めていく。
そして、日記帳に挟まっていた鍵を発見したことから、小さい頃に「ザクシャ イン ラブ(愛を永遠に)」という言葉と約束を交わした初恋の少年と楽を重ねるようになる。
人物像
良く言えば活発、悪く言えばガサツな性格。何事も大雑把に行うため、料理の腕は壊滅的で、部屋もかなり散らかっている。
一方で、暗闇や雷が苦手など、年相応の少女らしい一面も覗かせるという、典型的なツンデレ属性の持ち主。
「ビーハイブ」の幹部であるクロードが過保護で度々干渉してきたことから友だち作りに苦労しており、楽のおかげでクラスには馴染み、小咲とるりをはじめ同姓の友人は多くできたが、男友だちはいないらしい。
運動神経は高く(楽曰く「メスゴリラ」)、垂直な電柱を忍者の如く駆け上がったり、素手でコンクリート製の壁をぶち破ったり、パンチ一発で人間を天井にめり込ませたりするほどの身体能力を持つ。ビーチバレーを行った際には、ギャグマンガ補正があったとはいえ影山飛雄が「どこで鍛えたんだ!!」と本気で尊敬するほどの腕前を見せた。
成績も秀才の楽より上。ただし、始めの頃は、日本語での読み書きに不慣れだったため、楽がノートを写させていた。
頭の赤いリボンは幼い楽の持っていた絵本に登場する女の子のリボンに影響されたものだが、すっかり愛着が湧いており、紛失した際には世界が滅んだかのような表情で陰鬱としていた。
好物は肉系全般やラーメン。超特盛ポップコーンを軽く平らげ、ラーメンも大盛りで大量のトッピングをするなどかなりの大食いである。
ちなみに和菓子は苦手でバナナもあまり好きではないらしいが、ケーキバイキングに通っているので甘いものが嫌いというわけではないらしい。
読切版での設定
赤マルジャンプに掲載されたプロトタイプの読切漫画『ニセコイ』(短編集『恋の神様』に掲載)では、ビーハイブが最初から楽の住む町に拠点を構えているという設定であり、千棘は転校生でもなんでもなく最初から楽と同じクラスに在籍していた。仲は最悪であり、幼馴染モノを期待してはいけない。また、千棘はあの特徴的な赤いリボンもしていなかった。
読切版には小野寺などが登場しないこともあって二人の仲は非常に険悪だったわけだが、互いの父親から恋人のフリをするように勧められてしまい……。
外部出演
Jスターズビクトリーバーサスにサポート専用で出演。
「ツンデレビンタ」で相手のサポートを一定時間封印する意地悪なタイプとなっている。
…同じラブコメ作品出身なのに無差別回復のララとはえらい違いである。
掛け合いでは自身がマフィアの関係者と言う事でツナに共感したり、両さんからは金を貸してくれとタカられたり。