概要
プリンセスレッスンの一環として、芸道も極めたいとしている春野はるかは、ヴァイオリンに目を付けた。グランプリンセスを目指しているだけあって、目の付け所と美的センスは流石に素晴らしいモノがある。
だが、はるかはヴァイオリンを全然弾いたことがないド素人。初モノに弱いゆえに、その音色は鉤爪で硝子をギーコーギーコーと引っ掻いたようなヒドイ代物だったのである。その結果、みなみ・きららは耳を塞ぎ込み、アロマは狼狽え、パフは逃げ出そうとし、シャムールは「基礎な基礎からレッスンしなさい・・・」と言い残して気絶した。
その光景はあの国民的アニメの伝説な元祖ヒロイン・源静香のヴァイオリンを彷彿させることから付けられたネーミングである。
実際、しずかちゃんのヴァイオリンは、ジャイアンこと剛田武の歌声にも匹敵するビッグノイズであり、ドラえもん・野比のび太・骨川スネ夫・出来杉英才・野比セワシ・ドラミちゃんにも大変恐れられている始末である。
因みに、同じ国民的アニメ・サザエさんのムコ殿・フグ田マスオのヴァイオリンも、しずかちゃんのソレに匹敵するノイズぶりである。
プリプリ以外にも発見、音楽オンチ
はるかの初モノ・ヴァイオリンに勝るとも劣らぬ音楽オンチがプリプリ以外にも健在している。
それは、あのお馴染みなドキドキ!プリキュアの主人公・プリキュアのジャイアンこと相田マナによる剛田マナである。
マナの歌声はジャイアンのソレと互角な勝負ができるぐらいな音響兵器。それは耳栓をしても、鼓膜を突き破っても、全くもってナンセンス。なぜなら、歌声が届く範囲にいる者の頭脳に直接伝わって響くからである。その超必殺技とも言うべき殺人音波は、あの聖闘士シリーズの海魔女効果そのものである。
確かに、マナとジャイアンの音楽オンチは、大変傍迷惑なジェノサイドヴォイスではあるが、ナントカとハサミは使い様の例えで、この強烈すぎる個性を戦闘時に使えば、敵主犯者・下僕・無生物生命体は泡を吹きながら悶絶死するだろう。だが、それは同時に仲間達も死に至らしめる、まさに両刃の剣である。使用時は注意がくれぐれも絶対不可欠である。