CV:大原さやか
概要
天ノ川きらら/キュアトゥインクルの母親であり、世界で活躍するトップモデルで少女期はノーブル学園に在学していた。
きららが目標にしている人物であり、彼女がモデルの道に入るきっかけになった人物でもある。
夫は俳優の高浜原建で、タワーマンションに住んでいるが夫婦とも仕事で別々に海外に行く事も多い。
子供を産んだ後でも体形を維持して第一線のモデルであり続けており現在でもかなり多忙故、娘の学校行事にも出席出来ないこともある。
但し、きららは今なお第一線に立つ母の夢を応援したいという気持ちを強く持っているため、それについて不満を述べたりする事は無い(但し後述の欠点については愚痴をこぼしたことがある)。
性格
モデルとしての自身には「天才」を自称するほどの絶対的な自信があり、実際に練習でランウェイを歩いただけで空気を一変させる存在感を持つ。
世界的なモデルながら下町育ちなため食べ物などの好みは比較的庶民的で、気さくで娘の友人にもスキンシップを試みるなど物怖じしない。一方で私生活では片付けが出来ない、幼い娘のコーディネイトに「ダサい」とダメ出しをするなどいささかデリカシーに欠けた部分もある。
しかし根本的には娘思いの母親で、彼女なりに娘への気遣いは要所でしている。きららとステージに立つ事を夢見ており、娘が自分と同じ道を歩むことも歓迎している。
劇中での動き
第5話において、きららのイメージ内で初登場。第16話予告でも登場している。
ノーブル学園の卒業生で寮母の白金さんが管理する薔薇園の中にある、風車小屋の建物内部(殿堂的な位置付けの場所?)のタイルに「世界で輝くトップモデル・天ノ川ステラ」と綴られている。
…しかしながら、この記述がファンに一つの疑問を抱かせる事となる。
17話で登場。
普段着であっても場の雰囲気を換える持ち主であるが、きららの友人であるはるかたちにも過剰なスキンシップをし、部屋をかたずけられないなど落差が大きい。
彼女の夢が娘と同じステージに立つ事をシャットによってゼツボーグの素体にされるが、彼女の体からミラクルドレスアップキーが出現し、プリンセスプリキュアによって救われている。ごく普通の一般人ながら規格外とも言える。
ステラの秘密?
「学園」を名乗る学校法人は、下は幼稚園から上は大学院まで、複数の教育課程を持ち合わせている事が多い。ノーブル学園もその可能性はあるが、少なくともあの水車小屋は設定上中学校の設備である。
…しかし、卒業時点でも結婚可能年齢(16歳)に満たないはずのステラが結婚前から天ノ川姓なのは何故なのだろうか? 考えられる可能性はいくつか存在する。
婿養子説
『プリキュア』世界での前例としては、明言されている範囲だと春日野うららの父・ミッシェルと桃園ラブの父・桃園圭太郎、明堂院いつきの父(名前不明)が、調辺アコの父メフィスト、また可能性の高い人物としては青木れいかの父(これまた名前不明)が存在し、最も確率が高いと思われる説。
なお、厳密な意味での「婿養子」とは文字通りの「婿」+「養子」、つまり「妻側の籍に入り、尚且つ妻の両親と養子縁組する」事だが、現行の民法では本来の婿養子制度は(法律上は)廃止され、婚姻と養子縁組は個別に手続きする必要がある。というのも、現行民法では「夫婦は同じ姓を名乗らなくてはならない」と規定してあるものの、「夫の姓に合わせねばならない」とはどこにも書かれていない(正確に言えば「家」制度が深く根付いていた明治民法ではそう規定してあったものの、終戦後の改正で夫婦どちらの姓を名乗ってもいいことになった)からだ。
偶然の一致説
現実にも起こり得る事だが、元々結婚相手の姓も自身と同じ(例:漫画『斉木楠雄のΨ難』の主人公、斉木楠雄の両親など)であればどちらの籍に入ろうが姓は変わらない。血縁関係が存在しない場合ならば当然何の問題も無いし、近親者であっても四親等以上の傍系血族(最近でいとこ)であれば婚姻は法的に認められている。
希少性を考えれば天ノ川家の場合は後者だったのかも知れない。
離婚後復氏説
離婚に伴い旧姓に戻るパターン。前例に蒼乃美希の母・レミがおり、父親(名前不明)の方に引き取られた美希の弟・和希は「一条」姓となっている。
死別後復氏説
基本的には黄瀬やよいの母・ちはるのように配偶者との死別後も結婚時の姓をそのまま継続する場合が多いのだが、状況に応じて旧姓へ戻す(結婚前の籍に戻るか、旧姓で戸籍を新設)事も選択可能である。
未婚の母説
きららの父親と生きて別れたにせよ死別したにせよ、さすがに『プリキュア』世界においては使い辛いあまりにも重い設定となってしまう。可能性はゼロではないにせよ相当低いはずである。
17話での真相
真相が判明するのは、本格的に登場する17話からであり、劇中できららの家庭環境が語られている。
そこで、夫の名前が「高天原建」である事も明らかになる。夫は映画俳優で、17話時点でクランクアップのためブラジルにいるとの事。
芸能人である以上、公には本名でなく芸名を名乗っても問題ないため、夫婦で苗字が違っていてもどちらかが芸名であるなら説明はつく。
しかし、それでもきららがノーブル学園で天ノ川姓を名乗っている以上、まだ名前に関する謎は残るが・・・・・・
おそらく
「単純に父親が婿養子で「高天原」が芸名」
「この世界では現実に先駆けて夫婦別姓制度が採用されていて、子供はどちらかの姓を選べるようになっている」
のどちらかだろう。
余談
- 髪型が『スマイルプリキュア!』の黄瀬やよい/キュアピースに似ているせいか早速ネタにされている。⇒Go!プリンセスやよいちゃん
- 名前の響きやルックスも相まってハーフかクォーターではないのかとの説も。その場合、きららはレギュラーのプリキュアとしては史上三人目となる地球の外国人の血筋を持ったキャラクターとなる。もっとも、名前に関して言えばインパクトでは天ノ川母子の比ではない某オナベもいるワケだが…。
- ママキュアとしては史上初となる自動車の車種名に関連したネーミングのキャラクター(スバル・ステラ)。何気にメーカーとしての富士重工業も初登場である。