六道冥子
ろくどうめいこ
「ほんとよ。
令子ちゃんには何でもないことかもしれないけど、
私は本当にうれしかったの。
でもどーして他の人は私のこと避けるのかしら?
いまだに分からないわ??」
概要
CV:西原久美子
能力は式神使い。
霊能力者の名家である六道家に1000年以上伝わる強力な式神十二神将を使役する。
生来の大らかでポジティブな気質から作中で美神令子の事を恐れない数少ない人物。
身長162cm、B/W/HB:84/56/85。
上記の様に、初期の設定では美神より1学年下のはずであった。
だが、しかし……連載の終盤に突如年上になる。
嫌いな食べ物、ニンジン。
とある作中にて、愛読書はドストエフスキー作品であり、アメリカ児童文学の傑作に対して興味が無いかの様に語っていたが、ベルギーを舞台とした少年と忠犬の友情をテーマとした名作に涙しているシーンも有る。
母親は、生き返ったおキヌの通う六道女学院の理事長である。(CV:山口奈々)。
六道家のメイドのフミは、同じ椎名作品の発展途上帝国MOROからスターシステムで起用。
他に六道家では、ドジョウ髭を生やした冥子の父親がチラっと登場している。
人物
アニメ版のアイキャッチにも使用された大アルカナの冥子のカードは『節制』。
天使が両手に持った聖杯の水を移動させる構図で知られるが、本来はワインを水で薄める意味が有り『忍耐』、『自重』、『調和』を表す。
………正位置では。
もともとGS美神タロットは、通常版コミックの挿絵であるため……他の記事でリバースの解説は行っていない。
しかし、彼女の場合は『不安定』、『混沌』、『不毛』を表す…こちらの方が相応しい様な……(大汗)
また冥子を表すカードは、美神とのカップリングで描かれた『太陽』も在る。
こちらは正位置の『幸福』、『満足』、『友情』を意味すると考えていいだろう。
まあ…この2人の場合は、リバースの『無計画』も有るか……
確かに冥子は強力な式神使いで、GS美神の作中で最強キャラの1人であるのだが……
メンタル面で致命的に弱く、頻繁に式神の制御を誤り暴走(プッツン)させて周囲の全てを破壊する。
アニメ版ではマリアでさえ、暴走した冥子の式神大放出……
その力の奔流の前に瞬殺されてしまった。
また、圧倒的な強さを誇った劇場版の敵役吸血鬼ノスフェラトウ主従も、冥子とだけは直接対決を避け、策を弄して彼女を捕えている。
そしておバカキャラでは有るが、以外に頭は切れる。ラジオドラマでは彼女の柔軟な発想が困難な事件を解決に導くケースが多い。
もちろん、お約束の彼の犠牲のもと……
正直、美神達にとっても冥子とは、敵に回すと恐ろしいが…味方に付かれても自滅しかねない……
ある意味、敵の攻撃以上に厄介な存在となっている。
必ずしも彼女自身がトラブルメーカーになるばかりでは無いのだが、本当に些細な事が原因で暴走してしまう為に、事態が何も収拾できずに強制終了してしまう。
よって、基本的に彼女が事件に絡むと誰も幸せになれない……本人以外は。
しかも…どうやらメンタル面の弱さは、六道家の初代から代々受け継がれている様なのだ。
……正に、生きた地雷家系。(大汗)
十二神将
式神とは、六道家の者のような特殊な能力を持った人間の命令に従う鬼の事で、普段は御札や使役する術者の影などに封印されている。
美神と小笠原エミが、冥子の式神を借り出した事が有るのだが……結局、二人とも使いこなす事が出来なかった。
六道家に伝わる12匹の鬼神は薬師如来を守護する12の武神の名を持ち、同じく武神が守護する方位を現す十二支(子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥)の獣に象徴されている。
ただし、解釈によって武神と獣の方位の組合せは異なる。詳しくは十二神将の記事を参照。
- クビラ/宮毘羅(子) 霊視能力を持つ。
- バサラ/伐沙羅(丑) 悪霊を吸引する。冥子と美神が共同で行った新築マンションの除霊で活躍したのだが……(汗)
- アンチラ/安底羅(卯) 耳が鋭い刃に成っており敵を切り裂く。
- アジラ/頞儞羅(辰) 石化能力を持つ。また口から炎を吐く。
- ハイラ/波夷羅(未) 毛針攻撃。眠っている人間の精神世界に入り込む。ナイトメアの事件で活躍した。
- ショウトラ/招杜羅(戌)ヒーリング(心霊治療)能力を持つ。横島達のGS資格取得試験では救護班として活躍した。
イメージソング
「仲良し式神(コドモ)たち」
作詞:彩木沓/作曲:オダクラアキラ/編曲:長内悟/歌:西原久美子