ストップとフリーズ(プリキュア)
すとっぷとふりーず
概要
第31話にて、地獄から復活したクローズが蒔いた「絶望の種」から誕生した双子の新幹部。常に一緒に行動する。
「閉じる」や「閉ざす」といった意味を持つ単語(close、shut、lock)が名前の由来となっていたディスダーク三銃士と異なり、この二人は「停止」の意味や用法を持つ単語(stop、freeze)が名前の由来となっている。
性格
陽気な性格で、喋る際におどけたようなポーズを取ることが多く、見た目の醸し出す雰囲気は幼い。しかし仮面で表情は全く見えず、話し方にも抑揚がなく、過去の少年幹部のように笑ったり怒ったりすることもない。ディスピアや直属の主であるクローズに対しては敬語で接し、ゼツボーグを生み出すのも淡々とおこなっており、機械的な印象が強い。
また、ゼツボーグが敗れても、
「夢、止まらなかったな」「止められなかったな」
「「だが、絶望した」」
と、単なる捨て台詞とは思えない言葉を残して撤退するのが常であり、不気味さを感じさせている。
それはクローズが人間界に撒いた「絶望の種」を成長させるために必要な人間の絶望を収集することが目的で、ゼツボーグが敗れても、収集した人間の絶望を「絶望の種」に吸収して成長させる事が本来の目的である事が伺える。
容姿
誕生して間もないためなのか外見的には幼い容姿をしており、両者とも緑と白を基調とした服装を着用している。
シリーズ構成の田中仁曰く、ディスダーク三銃士はロックミュージシャンをモチーフとしているのだが、新幹部のストップ&フリーズもそれに倣い、ダフト・パンクのイメージで、キャラクターデザインの中谷友紀子に考えてもらったとの事。
ちなみに、DPの2ndアルバム『ディスカバリー』をベースにした劇場アニメーション『インターステラ5555』の制作を担当したのが他ならぬ東映アニメーション(総指揮は何と御大松本零士)であり、いわば逆輸入の形になったとも言えよう。
また脚本では性別の指定は無いとの事だが、ストップが女の子っぽく、フリーズが男の子っぽくなっている。
ストップ
ウサギを模した耳の付いた、銀色が基調の仮面を被った少女(風)。
ゼツボーグの召喚方法
ゼツボーグを召喚するときは2人同時であり、ゼツボーグを呼びだす口上は、「ストップ・フリーズ・ユア・ドリーム!」(Stop Freeze your dream!)。
この2人が生み出したゼツボーグは2つの錠前トークンを有しており、それらが両目のようになっている。
中の人について
担当声優は両名とも『プリキュア』シリーズ初登場。
ストップ役の井澤詩織は1987年生まれの若手でトワイライト/紅城トワ/キュアスカーレット役の沢城みゆき(1985年生まれ)よりも若く、天ノ川きらら/キュアトゥインクル役の山村響よりは少し上の模様。
過去にはウサギキャラとして主演経験もあり、その意味ではなかなか絶妙な人選と言えよう。
さて、井澤と言えば『ガールズ&パンツァー』での怒涛の一人三役も印象深いところだが、今作ではちゃんと?相方の中の人が存在している。
そのフリーズ役の伊東みやこは『プリキュア』の悪役において恒例のベテラン声優枠での起用。最大の当たり役として真っ先に思い出されるのが『ペンギンの問題』の木下ベッカムだが、
仮にフリーズのデザインモチーフがペンギンであった場合、最終形態がとんでもない事になりそうな…。
過去キャラとの関連
- 満と薫 … 『ふたりはプリキュアSplash☆Star』において双子の敵幹部として登場するが、やがて準主役的ポジション…というかほぼプリキュアと言っても良い存在に。
- イソーギン・ヤドカーン … 『Yes! プリキュア5GoGo!』に登場したコンビの敵幹部。終盤にかけて個性が明確化していった満&薫に比べると、より「二人で一人」のイメージが強い分ストップ&フリーズに近いか。
関連タグ
Go!プリンセスプリキュア ディスダーク クローズ(プリキュア)
ヘンゼルとグレーテル … 某ガンアクション物に登場した双子。中の人がそれぞれ旧作の劇場版ゲストキャラと敵モンスターを演じた他、敵対した女主人公の中の人が、後にシリーズ第8作のプリキュアその3役で出演する。
ミカ・ジャウカーン … ストップの中の人が同時期の変身ヒロイン物で演じた悪役繋がり。→シンフォキュア
フリーズ・ロイミュード … 「フリーズ」仲間。ニチアサ同期番組のキャラだが、彼が早逝したため活動時期が被ることは無かった。
糸色望 … 息をするように「絶望した!」と口走る、ディスダーク的には絶好の素材となりそうな人。中の人は意外にも2015年時点で『プリキュア』未出演だが、何故か外の人の方が旧作に度々出演している。