概要
ダフトパンク(Daft Punk)とは、フランス人のトーマ・バンガルテル(Thomas Bangalter、銀色のボディのほう)とギ=マニュエル・ド・オメン=クリスト(Guy-Manuel de Homem-Christo、金色のボディのほう)の二人による音楽ユニットである。
母国のフランスを始め、世界中のアーティストに影響を与えており、これまでにグラミー賞を2度獲得する栄誉を得ている。
2010年には映画『トロン:レガシー』のサウンドトラックを手掛け、劇中でもバーのDJとして出演した。
その後しばらくの間は実質活動休止状態だったが、結成20年目を迎えた2013年に、オリジナル作としては実に8年ぶりとなるアルバム『ランダムアクセスメモリーズ』がリリースされ、その健在ぶりを窺わせた。
日本でもauのCMソング「ワンモアタイム」等を通じて認知されており、2人のかねてからの夢であった漫画家・松本零士とのコラボレーションによるアニメーションクリップ『インターステラ5555:THE 5TORY OF THE 5ECRET 5TAR 5YSTEM』が有名。
PV等では二人ともロボコップあるいはメタルヒーローシリーズを髣髴とさせる機械的なマスクで素顔を隠して出演しているが、これは1999年9月9日に機材の爆発事故により重傷を負い、ロボットの身体になってしまった(という設定)為で、その外見からpixiv内では洋楽、テクノミュージックファンだけでなく人外(ロボ、サイボーグ、異形頭)萌え絵師にも密かな人気を誇る。
事故以来、決してそのマスクを取ったことはない・・・というわけでもなく、意外とよく素顔を晒しているらしい。ちなみに両人共に人間モードでも十分イケメンである。
マスクのバイザー部分は電光掲示板のようになっていて、メッセージや顔文字を表示する事ができる。
被り物系テクノアーティスト繋がりという事で、カナダ出身のテクノDJ・デッドマウス(Deadmau5)と共に描かれる事も多い。
名前の由来
ちなみにユニット名の「ダフトパンク(Daft Punk)」とは「マヌケなパンク」の意。
彼等がまだパンクロックユニット「ダーリン(Darlin')」としてデビュー間もない頃、イギリスの音楽誌「メロディメーカー」のレビューで「a daft punky thrash」と酷評されたのを、逆に面白がってそのまま新ユニット名として採用したのが始まりらしい。
・・・その後、彼等が第51回グラミー賞で2部門、第56回グラミー賞で主要2部門を含む5部門(!)に輝くほどの超実力派ユニットになるとは当のレビュアーも予想しなかったに違いない。
フィギュア
メディコムトイからは、『トロン:レガシー』版の白いスーツに身を包んだフィギュアと『ランダムアクセスメモリーズ』での黒いスーツの2種がリアルアクションヒーローズとして発売されている。(いずれも現在は生産終了)
また、2013年にはバンダイのアクションフィギュアシリーズ『S.H.Figuarts』でも製品化されており、『ランダムアクセスメモリーズ』の発売日でもある2013年5月22日に魂ウェブにて予約が開始され、同年11月に各受注者へと発送された。セット販売ではなく受注は単品となっており、価格はトーマ、ギ=マニュエル共に各4725円。
全高約150mmで、頭部のマスクはメッキ加工されており、バイザーの部分はクリアパーツ製で内部が透けて見えるようになっている。ただし、それぞれの身長差は再現されておらず、背丈は2人とも同じとなっている(実際はトーマの方が背が高い)。
関連イラスト
関連動画
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解散
2021年2月22日、「Epilogue」と題された動画がYoutubeの公式チャンネル上で公開される。
Epilogue
彼等自身が監督を務めた2006年の映画『エレクトロマ (DAFT PUNK'S ELECTROMA)』の1シーンを切り取った約8分間の映像だが、最後には「1993-2021」という彼等の28年間の活動期間を表す文字が挿入されており、そのまるで解散を示唆するような内容にファン達は騒然となった。
その後、広報担当者であるキャサリン・フレージャー氏を通じ、海外メディアの取材に対して正式に解散の事実が認められる。
ただ、解散の詳細な理由については明らかにされていないが、解散後はそれぞれソロで活動している。
突然の解散発表に、ファンは元より彼等と共演したファレル・ウィリアムス等著名アーティスト達からも驚きと悲しみの声が上がった。
関連タグ
洋楽 テクノ フランス ロボット ダフトパンク100users入り
Incredibox:開発者がフランス出身であるためか、ダフトパンクをオマージュしたキャラクターがいる(そのうちの1人は名前が「Daft」)。