『イイノヨ……コッチニキタラァ……?』
概要
2015年夏季イベント『反撃!第二次SN作戦』のE-3『激突!第二次南太平洋海戦』のボスとして新登場した姫級深海棲艦。艦種区分は名前通りの「水母(水上機母艦)」。
乙作戦以上の最終形態では、これまでどのマップにも単独で現れていた空母棲鬼2隻を、まるで15年冬季イベントの戦艦水鬼に対するダブルダイソンのように従えて現れる。というか、2014年秋季イベント『発動!渾作戦』のラスボスの空母水鬼の最終戦護衛のダブル装甲空母姫という編成もあったのだが、『反撃!第二次SN作戦』に登場した方が制空力も火力も強い(まだ前半マップだよね・・・)
『モットヨ…モット……クロクナッテ……ホラ、ホォーラ!』
容姿
長い黒髪と胸の下で結ばれた大きなリボンが特徴。胸部装甲はなかなかご立派。
下半身は人型とは別に巨大な腕を持つ異形の艤装となっており、泊地棲鬼のものと同様に下顎のみで舌を出している。
S勝利限定ドロップの水上機母艦、瑞穂と姿が似ているが、果たして・・・
『ウッフッフ……イタイワ…ワカッテナイノネェ…!』
特徴
深海棲艦初の水上機母艦であるが、その性能は姫クラスなだけあって艦娘のそれとは比べ物にならないほど高い。
まず特徴的なのが手数の多さである。航空戦、開幕雷撃、砲撃戦、雷撃戦全てのフェーズで行動する。戦艦レ級をボスとして真っ当にダウングレードした感じといったところ。
また、軽巡ツ級同様高角砲を2基装備している為対空砲火は強力で、レ級と異なり水上爆撃機の為、制空権が取れないと弾着観測射撃(2回砲撃)を喰らう羽目になる。
とはいえ、火力は最大でも115とノーマルのレ級並みで、しかも輪形陣である為、開幕雷撃はたまにしか当たらない(当たることもあるが悪名高いレ級eliteほどではない)。
しかし、本当の脅威は上にあるように高難易度において随伴艦に空母棲鬼2隻が付く事である。また、本体の装甲は甲作戦の場合前哨戦の地点で175と戦艦棲姫(装甲160)よりも高く、最終形態では195と戦艦水鬼(装甲200)並みになる。耐久(HP)は350と南方海域がイベなのに出番の無い2013年夏季イベントのラスボス並。ちなみにこちらは装甲120と2年の歳月の無情さを感じる。その為、道中の難しさも相まって、2015年夏季イベントE-3甲作戦は歴代最難関クラスになっている。
また、前述したように瑞穂をドロップで手に入れるにはこのボス戦でS勝利を取らねばならない。甲作戦のボス編成は上記の通り大変鬼畜であり、クリア後の前哨戦編成ですら安定したS勝利はおぼつかない。
そこで瑞穂を手に入れる為にわざわざ作戦難易度を下げて周回し、戦力ゲージ破壊寸前で難易度を変更して戦力ゲージを全回復させ、更に周回するというプレイを甲作戦で挑む提督達が多数いた。
だが、瑞穂のドロップ率は非常に低く、瑞穂が一向に手に入らない為にE-3で足止めされて先に進めずじまいな提督や、瑞穂を掘る為に資材を溶かす提督、E-3を甲作戦でクリアしてしまった為に瑞穂入手を諦める提督が続出した。
続く同年の秋季イベントである『突入!海上輸送作戦』にも早くも再登場。主作戦の最終海域となるE-3『抜錨!海上輸送部隊』のボスを務める。
こちらでは大型艦が使えず、更に物資輸送の為のドラム缶の搭載が前提となり、火力も制限される輸送護衛部隊での戦いを余儀なくされる上、乙作戦以上では随伴艦として戦艦タ級(elite以上、場合によっては2隻)を従えてくる。しかも前回とは違い単縦陣である為、開幕雷撃もよく当ててくる上にダメージも重い。倒さなくても突破が可能なのが幸い…だが、掘りとなれば話は別。秋月・瑞穂・海風を入手するにはS勝利が必須の為、こちらも支援増し増しの全力で挑まざるを得ない。
その他
登場時のボイスが「イイノヨ…コッチニキタラ…?」と、こちらを誘っているように聞こえる。
また、容姿の項で解説した通り瑞穂と姿が非常によく似ており、深海棲艦と艦娘の関係をより強く暗示させるものになっている。特に下にある最後の撃破時の台詞は今までのボスと比較して異質と言えよう。
余談になるが、瑞穂は太平洋戦争において一番最初に戦没した日本海軍の『軍艦』である。
「ドウイウ…コト? …ソウ……ソウナノネ……あり、がとう…」