カオスヘッダー

かおすへっだー

特撮番組「ウルトラマンコスモス」に登場する生命体。

概要

本作の敵。宇宙から飛来した光のウイルスで、怪獣や物質に感染させることで、感染した対象を「カオス怪獣」に変化させる。

単体でも戦闘能力を有し、ビームや光のムチで敵を攻撃する。能力として先述の感染能力や、感染して入手したDNAデータを使い怪獣を複製したりすることも可能。

弱点は取り付いた怪獣にできるカオス抗体、マザルガスが持つカオスキメラ、月面で採取されるソアッグ鉱石だが、進化することで次々と克服していき、最後まで完全に倒す事はできなかった。

その正体は、とある惑星に秩序をもたらすために作られた人工生命体であり、宇宙の秩序を守っていたが暴走し「全生物の意識を一体化させる事が目的」へと歪んだ思想になり、創造主の星や他の生命体の存在する星を次々と死の星へと変えていった｡

このように元々悪の存在ではなかったが様々な経路で敵対、悪の存在と化すようになった存在であり、コスモス以降も人間同士の友情や絆を押し出す作風の影響もありギンガまでこのタイプのラスボスが続くことになる｡（ダークザギや地底文明デロス、エンペラ星人、ベリアル、ダークルギエルなど）

カオスヘッダーは人間の感情に興味を抱きはじめ、拉致した人間の心を解析して単独で実体化した姿。現時点で確認されているのはイブリース、メビュート、ダークネス（カオスヘッダー0）の3（4）体。

この結果、カオスヘッダーは「怒り」と「憎しみ」を知り、自分の力を強化できるようになった。だが、「愛」と「優しさ」は理解できず、逆に弱点となってしまった。

後にムサシに取りついてコスモスのデータを解析し、カオスウルトラマンともなった。

最初の実体カオスヘッダー。怪力の持ち主で、コスモスを片手で持ち上げるほどパワーが強い。

武器は目からのビームと手からの波動攻撃。また、敵に爪を突き立てることで対象を解析可能。

第2の実体カオスヘッダー。狡猾でずる賢い頭脳とイブリース以上のパワーを持ち、一度はコスモスを敗退に追い込んだ。また、怪獣に擬態したり、体をカオスヘッダー化して移動することも可能。

武器は目からのビームと手からの波動攻撃に加え、口からカオス光を吐き対象をカオス怪獣にすることが出来る。

コズミューム光線で木端微塵に砕け散った。

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最強の実体カオスヘッダー。これまで幾度となく邪魔をしてきたコスモスに対する強い憎しみの心で動いており、姿も禍々しく凶悪。

両手から放つ破壊光線と、コスモスのエクリプスモードが使用するゴールデンライトバリアをも破るダークデストロイヤーが武器で、強力な念力とバリヤーも使用可能。

ソアッグ鉱石やカオスキメラすら通じない強靭な肉体を持ち、説得をしようとしたムサシを殺そうとした。

ムサシと再融合したコスモスによって完全に浄化される。

コスモスのルナファイナルと地球怪獣達の呼びかけによって、怒りと憎しみが開放され優しさを得たカオスヘッダーが変化した、美しい金色の巨人。コスモスの説得に応じ、宇宙へ帰って行った。

「ウルトラマンサーガ」ではスコーピスに殺されたパラスタンに代わって遊星ジュランを守護していることが判明した。

メフィラス星人によって利用され、ウルトラ兄弟のコピー「カオスロイド」を作り出した。さらにメフィラス星人本人をもとり込み(あるいはその逆か？)、先述のカオスダークネスとほぼ同じ姿の「ネオカオスダークネス」形態を経て、さらに巨大な姿となって都市部を侵食するまでになる。

こうなったらエクリプスモードのコズミューム光線さえ通用せず、あわやコスモスも万事休すかと思われたが…。

なお、大怪獣バトルシリーズにおいてはこの「ネオカオスダークネス」の第一形態が登場している。