「宇宙人ではなく、妖怪ダニ!」
「だから話を聞けっつってんダニ!」
概要
CV:重本ことり(Dream5のメンバー)
USAが舞台となる『妖怪ウォッチ3』、およびアニメ版妖怪ウォッチのセカンドシーズンの発表に際して登場した、未空イナホのパートナーとなる妖怪。
また『妖怪ウォッチバスターズ赤猫団/白犬隊/月兎組』『妖怪三国志』でも『3』に先駆けて登場する。
名前の由来は「USA」+「ウサギ」+「ピョン(ジャンプの擬音)」と思われる。
No | 423 |
---|---|
種族 | ウスラカゲ |
ランク | B |
スキル | ベイダーモード(ピンチになるとベイダーモードになる) |
好物 | ドーナツ |
こうげき | ショット |
ようじゅつ | あられの術 |
必殺技 | 極太USAビーム(強力な極太ビームを発射し、敵にダメージを与える) |
とりつく | 怒りっぽくする(とりつかれた妖怪は怒りっぽくなってしまい、味方をたまに攻撃する) |
※「USAピョン」の説明(『妖怪ウォッチバスターズ』/『妖怪三国志』)
「USA」という外国からやってきたメリケン妖怪。いつか宇宙を旅するのが夢。怒りが頂点に達するとベイダーモードに変身する。(妖怪大辞典より)
※「USAピョン」の説明(『妖怪ウォッチ3』)
ロケット工学の博士とともに宇宙を目指したチビがいた。実験の失敗で命を落とし、妖怪になった今もまだ博士との夢をあきらめない。(妖怪大辞典より)
特徴
USAから日本にやってきた、水色の身体に特注の黄色い宇宙服を着こんだウサギの姿をした妖怪。
高性能な光線銃「ラビットショット」を携帯している。一人称は「ミー」、二人称は「ユー」で、口癖は「~ダニ」。
一見するとウサギに見えるが、実は生前はウサギではなく、フェレット系の小動物(恐らくカワウソ)であった。ウサギを思わせる頭部も被っているヘルメットの形に過ぎない。
初めて宇宙に行く小動物になるはずだったらしい。
彼の宇宙服を脱いだ際の外見は、頭頂部がソフトクリームっぽくて上半身が裸、USAと書かれたスポーツパンツにブーツ、星条旗を模したタオルを首にかけたもの。
性格
何事にも真摯に取り組む真面目な性格で、作中では常識人的な発現やツッコミがとても多い。
またイナホの不真面目な態度などにすぐイラつきベイダーモードになるなど、怒りの沸点がかなり低い短気さが目立つキャラで、その時の二人称は「テメー」に変わり口調もやや乱暴になる。
反面、普段は強がりな態度が目立つが、過去の経緯ゆえに孤独を嫌う寂しがり屋でもあり、ゲーム内のサブイベントでも友達を募集したり、消えたイナホを泣いて探し回ったりと結構健気な面を見せている。
ベイダーモード
「テメェ…💢」 🔊「ベイダーモード!」
USAピョンはキレた際にヘルメットの下部の両脇にあるボタンを押す事で、黒いガスが顔に充満し、ベイダーモードと呼ばれる強化モードを発動させる。
その際の顔つきは普段の可愛らしい顔から一転、真っ黒に染まり赤く光るツリ目とけっこう怖い。性格も狂暴になり四方八方に光線銃を乱射しまくる。
アニメではイナホの軽薄な言動にUSAピョンがキレてベイダーモード化しビーム乱射…と言った流れが定番となっている(一度イナホに「乱射しても命中率低いから当たらないし」と言われているが、映画第2作では確実に標的にヒットさせているため実際はわざと外しているらしい)。
その得体のしれない危険な暗黒面を持つため、プリチーっぽい見た目をしていてウスラカゲ族なのだろう。
強化目的でこの形態になることも可能だが、怒りの感情がないとすぐに疲れてしまう模様。また、ヘルメットがないとこのモードは発動できないが光線銃は撃てる。
『バスターズ』ではG玉による強化中か「ベイダーチップ」装備中に、『3』ではバトル中にピンチになるとこの形態に変化する。
エンペラーモード
🔊「エンペラーモード!!」
ベイダーモード時に更に激怒する事で、ヘルメット上部二箇所にあるボタンを押して、エンペラーモードと呼ばれる形態を発動させることが出来る。
目つきが更に変わり、宇宙服もピンク色に変化、首元には暗色のマントが追加される。
必殺技も「インペリアルビーム」となり、ベイダーモードの比ではない戦闘力を発揮する。
『妖怪ウォッチバスターズ 月兎組』ではB-USAピョンの時にG玉を取ると、『妖怪ウォッチ3』では「エンペラーチップ」を装備中にピンチになるとこの形態に変化する。
妖怪ウォッチバスターズ赤猫団/白犬隊/月兎組
「き、聞いたダニか!?月兎組ダニ!宇宙へ行けるダニよ!?」
※「B-USAピョン」のステータス (『妖怪ウォッチ3』)
No | 428 |
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種族 | ウスラカゲ |
ランク | B |
スキル | 援護射撃(自分が追撃で与えるダメージがアップする) |
好物 | ドーナツ |
こうげき | ショット |
ようじゅつ | 氷結の術 |
必殺技 | ゲットBランチャー(バスターズスーツの力で強烈なビームを放ち、敵にダメージを与える) |
とりつく | 最新テクノロジー(とりつかれた妖怪はバスターズの最新技術で全ステータスが小アップする) |
※「B-USAピョン」の説明
鬼時間での活動に特化した特製スーツを着込んだUSAピョン。ホースの力で「エンペラーモード」になれる裏機能を搭載しているらしい。(妖怪大辞典より)
群れるのを好まない孤高のアタッカー。偽メリケン妖怪のアペリカンを懲らしめるために日本にやってきた。ブリー隊長とはミッション中に自分を助けてくれた縁があり、約束を果たすためにバスターズへ加入する。
G玉を取ることでようりょくが満タンになると共に一定時間強化されるのだが、USAピョンの場合は更にベイダーモードへと変わる。
メダルQRコードの特典で4つのスタイルに、月兎組では4つのスタイルに加えてB-USAピョンに変化できる。
アメフトスタイル
宇宙へ行くためのトレーニングとして、アメリカンフットボールの衣装に着替えた姿。
『3』では妖怪ガシャのゲームコインで大当たりを出すと入手できる。
マリンスタイル
宇宙へ行くためのトレーニングとして、スキューバーダイビングの衣装に着替えた姿。
『3』では妖怪ガシャのゲームコインで大当たりを出すと入手できる。
ミリタリースタイル
宇宙へ行くためのトレーニングとして、サバゲーの衣装に着替えた姿。
『3』では妖怪ガシャのゲームコインで大当たりを出すと入手できる。
ドライビングスタイル
宇宙へ行くためのトレーニングとして、F1レーサーの衣装に着替えた姿。
『3』では妖怪ガシャのゲームコインで大当たりを出すと入手できる。
B-USAピョン
鬼時間での活動に特化した特製スーツを着こんだ姿。
専用の「Bラビットランチャー」を装備でき、G玉を取ると前述のエンペラーモードへ変身する。
妖怪三国志
「さっきから展開が急すぎて、まったくついていけないダニッ!」
※「USAピョン仲達」のステータス (『妖怪ウォッチ3』)
No | 429 |
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種族 | ウスラカゲ |
ランク | S |
スキル | 知恵者(攻撃が必ず命中する) |
好物 | ドーナツ |
こうげき | ショット |
ようじゅつ | あられの術 |
必殺技 | 極太USAビーム(強力な極太ビームを発射し、敵にダメージを与える) |
とりつく | 怒りっぽくする(とりつかれた妖怪は怒りっぽくなってしまい、味方をたまに攻撃する) |
※「USAピョン仲達」の説明
軍師ウィスパー孔明と深い因縁のあるUSAピョン仲達。「ウザいウィス明、キレるピョン達をパシらす」という、謎の故事が残されている。(妖怪大辞典より)
仲達こと司馬懿として登場(USAピョン仲達)。プレイヤーが選ぶ3人の主人公のうちの1人。
アニメ版ではアイキャッチにのみ登場。
コロコロコミック版
2015年5月号に付属された別冊付録にて(第2話以降からは本誌に移行している)、イナホが主役の妖怪ウォッチが連載開始し、USAピョンも先駆けて登場している。6月号で下記の過去が明らかとなった(2015年9月号の『USAピョンのロケット編』終了を以て一旦連載終了)。
生前は「ジョンソン宇宙センター」に実験動物として飼われていたウサギの一匹…だったのだが、前述の通りUSAピョンだけはウサギではなかったため、他のウサギ達からいじめられていた。
そんな折、ジョンソン宇宙センターの最高責任者「ヒューリー博士」に拾われ、彼に「チビ」と名付けられ可愛がられ、幸せな日々を送るようになる。
しかしある日行われたロケットのエンジンテストで、エンジンの音に驚き混乱して暴れた際にロケットを爆発させてしまい、その事故で死んで妖怪となった。
ヒューリー博士は事故の責任を取るために解雇させられ、妖怪となった後もヒューリー博士を捜し続けたUSAピョンは、彼がさくらニュータウンに居るという情報を入手し、そこでイナホと出会った。
どうにかこうにかイナホの協力を得て、道中で出会ったひも爺とバクロ婆の助けもあり、現在は何らかの理由で「福北病院」に入院中のヒューリー博士を遂に捜し当てるも、すっかり元気を無くし当時の熱意をも失ってしまったヒューリー博士を見て激しいショックを受ける。
そしてUSAピョンは、博士を元気づける為、もう一度ロケット作りの夢に向かってもらう為に「自分がロケットを作って博士に見せつける」という目的の為に奮闘する事を決意する…
アニメ版
第77話「USAピョンが来た!」から登場。
さくらニュータウンにいるらしいヒューリー博士を捜し出すのに協力させるため、大人気アニメ「セラピアーズ」の限定フィギュアをGETし損ね落ち込んでいたイナホに、あたかも第1話のウィスパーの如く囁きかけて「宇宙と交信できる」という宣伝文句と共に商品に見せかけて置いていた妖怪ウォッチUを入手させた。
その後は上記のコロコロ版とほぼ同じ流れでストーリーが進行し(相違点はイナホに自分が宇宙人ではなく妖怪だとちゃんと明かしている事、彼女にメダルを渡している事、生前は最初から宇宙センターに居た訳ではなく、どこかのウサギ小屋に紛れ込んでしまった所をヒューリー博士に拾われたなど)、イナホが手に入れられなかったセラピアーズの限定フィギュアを餌に何とかイナホの協力を得る。
しかしようやく見付けたヒューリー博士は体を壊して入院するほど酒に溺れるなど、当時の夢を忘れ自暴自棄気味に陥っていた。そんな博士を見て落ち込むが、イナホの「USAピョンが博士の代わりにロケットを作れば良い」という言葉に後押しされ、博士に夢を思い出してもらう為のロケット作りを決意するのだった。
海外から来たためか日本の妖怪には詳しくないようで、日本の妖怪を調べるのにウィスパーとは違ったデザインの妖怪パッドを愛用している。
キャラクターのシンボリックイメージは自身のヘルメット。
イナウサ不思議探偵社
第88話Aパート「ロケットが飛ぶ日」において「ロケットチビチビクミタテール」編が完結し、同話Bパートから開始した新シリーズ。
イナホのその場の勢いとノリと思い付きにより、「妖怪達の困り事を解決する」という名目の上で「イナウサ不思議探偵社」が開設され、イナホとUSAピョンが依頼に訪れる妖怪達のために東奔西走する。
「イナウサ不思議探偵社VS怪盗コパン」最終話では自身が怪盗コパンのターゲットにされ衣類一式を盗まれている。このとき、赤いボーダーのタオルを首にかけ「USA」の文字入りの服装で現れた。
映画妖怪ウォッチ
クリスマスプレゼントをもらった経験がないのにサンタ当番になる。そのためサンタクロースやクリスマスを良く思っておらず、嫌々プレゼントを配り歩くことになったのだが…
その他のエピソード
第134話「USAピョンの家出」では、USAピョンがケータの家に家出して来た。
原因はUSAピョンの大事にしていた5台のロケットの模型をイナホの不注意で1台壊されてしまった事であり(実は123話で前兆があった)、バクロ婆と砂夫の介入で一応仲直りはしたのだが…
その他漫画版
コロコロ版妖怪ウォッチバスターズ
ゲーム版とは異なり、連載開始時から相棒のジバニャンとWアタッカーを務めるもう一人の主人公で、タンクのムリカベ、ヒーラーのキュン太郎とともにブリー隊長の指揮の元、ビッグボス討伐に燃えるバスターズチームだが、実は落ちこぼれバスターズ。その中でも唯一真面目な妖怪で、怠け者で逃げ腰なジバニャンにいつも腹を立てていて厳しい。考え方の違いでよくぶつかり、顔芸をしながらいがみあったりもするが仲間意識はちゃんとある。
第2話では空を飛ぶロボニャン28号に対向するために即興でロケットを作り、ジバニャンを使った超クレイジーな方法でロケットに乗り攻撃に向かった。ある種、鬼教官ブリー隊長を越えた鬼のような妖怪である。
ちゃお版・ぷっちぐみ版
共に2015年8月号から登場。こちらは四コマ漫画形式で展開している。
なお、この回からちゃお版もコロコロ版と同様に、本編とイナホ編の2本立てとなった。
ヒューリー博士にまつわる宇宙開発の設定は無く、ちゃお、ぷっちぐみ共にイナホの椅子に乗った拍子に転げ落ちてしまい、頭を強打して何をしに来たのか忘れてしまっている。
子供たちの悪
ファミ通のインタビューにおいて日野晃博氏は「子供たちの悪に訴えかけるようなキャラ」を生み出したいと語っている。子供たちがその悪の部分に共感できれば新しい妖怪のアイドルを生み出せると考えてるようだ。
その悪に訴えかけるキャラがUSAピョンだった場合、「子供たちの悪」とは一体何なのだろうか…?
ちなみにニンドリのインタビューにおいて日野氏はウィスパーを「必要悪」と明言している。