CV:花澤香菜
説明
パンプキン王国のプリンセス。
パンプキン=カボチャをモチーフにしたドレスを纏い、実の他に花の意匠も入ったティアラを被る。全体的なイメージカラーは橙色だが、髪はピンクのショートヘア。
ある日、突然現れた謎の男(ウォープ)によって城の塔に幽閉されてしまう。両親はその男に誑かされ欲望の虜となり娘の存在自体を忘れてしまい、パンプルル姫の存在は初めからいなかったことになってしまった。
両親から愛され恵まれた環境にいたパンプルルはこの状況の変化に耐えられず、自己保全のためか全てを諦めることで日々を過ごしていた。幽閉された空間では姫は自由ではない代わりに安全と快適な生活は与えられていたのだ。
姫は王国の民である妖精たちに慕われていたが、自ら籠の鳥になることを受け入れた彼女を妖精たちもどうすることもできず、無為な日々が過ぎていった。
清楚でおしとやかな性格で、「助けられるのを待ち続ける囚われのお姫様」という、おとぎ話のステロタイプなお姫様のイメージをそのまま形にしたようなキャラクターであり、とにかくアグレッシブで活動的なプリンセスプリキュアの4人とは好対称となっていた。
しかし、そのプリキュアたちの奮闘で妖精たちが王国の自由を取り戻すために立ち上がった様子を目の当たりにし、パンプルルは王子様の助けを待ち続けるお姫様であることを止め、自らの意思で危険を顧みずに塔から脱出。
その勇気がミラクルライトを生み出し、元凶であるウォープがプリンセスプリキュアに倒されたことで両親と再会することができた。
中の人について
担当声優の花澤香菜は『プリキュア』シリーズ初出演。
本人の記事から見て取れるように様々な役柄を演じており、情報が出揃ってくればコラボネタには事欠かないはずだが、中でも注目されそうなのが『アイドルマスターDS』の水谷絵理。
既に秋月涼役の三瓶由布子が夢原のぞみ/キュアドリーム、日高愛役の戸松遥が氷川いおな/キュアフォーチュン役として過去作品に出演しており、今回の花澤出演でディアリースターズのコンプリートが達成された事になる。⇒876プリキュア
…が、そうなると気になるのは「その先」があるか否か、という事。
かつてYes!プリキュア5の単独劇場版においてダークドリーム、ダークレモネードを演じた西村ちなみと釘宮理恵が後年青木れいか / キュアビューティ、円亜久里 / キュアエースとそれぞれレギュラープリキュアとして起用された事例があり、
それも影響してか一部ファンからは前作の単独劇場版の堀江由衣と今作の花澤について「トライアウト的な意味も含めての出演なのでは?」とも噂されている模様。
プリキュア声優はオーディションで決まるが、実際堀江は次回作・魔法つかいプリキュア!で十六夜リコ / キュアマジカルを演じており、花澤も後年にてレギュラープリキュアへ起用される事への期待が掛かっている。
また花澤が劇中歌(『Sharin’Miracle』)を唄うことが決まっており、同曲が収録されるCDが2015年10月28日に発売された。
余談
- 劇場版ゲストとして登場する「王女」は、『お菓子の国のハッピーバースディ♪』のチョコラ以来約7年振り。むしろ自分自身がプリキュアに変身して前線に出る事例の方が多いというのも何と言うか…。
- 父親である国王役のチョーと母親である王妃役の山像かおりは、『GoGo!』にそれぞれイソーギン、アナコンディとして出演。…そこ、「お前らいつの間にデキていたんだ」とか言わないように。