Q、『花金』ってなんの略?
松原穂乃花とは、『きんいろモザイク』の金髪少女に魅了されたキャラクターの一人である。アニメでの声優は諏訪彩花。
また『きんいろモザイク』こそ松原穂乃花の成長譚でもある。
人物紹介
身長は159.○cm 159cmの綾より少しだけ身長が高い。(参照:『ハロー!!大解剖2』p.02身長対比表)
プロポーションが良い方で、綾が胸部を見て恐縮する場面がある。
やさしいたれ目で茶色の瞳をしている。
髪色は栗色。ロングヘアの右側を編み込みにしている。当初は色素が薄く牛乳成分多めのカフェオレのようであったがだんだんと濃い色に変わっていった。(参考:『ひみつのきんいろモザイク』p.084、『原悠衣画集Parade』p.026、『まんがタイムきららMAX』2017年7月号表紙)
なお、アニメーションの方では髪色があずき色のようであり少々異なる。
また、編み込んだ部分にリボンをつけている。当初黒いリボンであったが、アニメでは黄色のリボンがトレードマークとなっていて、後に原作でも黄色いリボンを身に着けるようになった。中学生の頃はピンク色リボンをしていたことが劇場版の中でみられる。
ちなみに中学校の制服は紺色基調のセーラー服でベルトが印象的。
ヘアスタイルだけでなく私服からもおしゃれさんなのがうかがえる。
紫色のスマートフォンを使用。
玉乗りを特技とし、"玉ネタ"は作中で散見される。いわゆる(?)玉キャラ。なおテニスは玉を使った競技の中ではあまり得意でないご様子。
1年B組。2年A組。3年B組。1年、3年生ではカレンの隣の席。2年生ではA組に所属し席は忍と綾の席のすぐ近く。ただしアニメでは廊下側最前(オセロの角席)に位置している。後ろに香奈がいる。(参照:『ハロー!!大解剖1』p.04)
各キャラクターのことを"名前"+ちゃんで呼ぶ。陽子や綾に「しの」と呼ばれている忍のことも、忍ちゃんと呼んでいる。
実家がレストラン(Restaurant Matsubara)を経営している。ハンバーグが美味しいようだ。それから超無謀パフェなるメニューも存在する。価格は8000円(30分以内に食べたら無料)。高え。
高いところが苦手。
英語が得意科目。
気軽に行えばうまくいくであろう場面で考えすぎてしまう性格で、決定力がないところがまた魅力。
やわらかくフランクな口調。綾とはまた違った女の子らしさのある喋り方。
ヒロインたちとの関係性
カレンにあこがれる少女としてのイメージが濃いが、原作では五人組それぞれと友好関係を築くようになった。西洋の金髪少女にあこがれる穂乃花、カレンフェチの穂乃花、みんなの友だちとして、そして香奈の親友としての顔も重要な要素である。
カレンへの愛情
九条カレンは穂乃花と3年間通して同じクラスであり、言うまでもなく穂乃花の愛する金髪少女である。
アニメ1期で描かれているカレンが穂乃花の方を振り向くも逃げ出してしまったというシーンから、シャイだったり人見知りといった雰囲気だったが、原作で3年生に進級した際にカレンがコメントした通り穂乃花の印象は大きく変貌を遂げた。
カレンへの憧憬のあまり深く考え過ぎて空回りしてしまうことが多々ある。またクリスマスプレゼントにカレンにサイン入りブロマイドを求めるなど名実ともに「カレンちゃんフェチ」である。
「ありがたきしあわせ」の台詞からも感じられる穂乃花の妄想するカレンとの関係性として主従関係が挙げられる。その際はカレンが主人で穂乃花がメイドにみたてられるが、実際は穂乃花がカレンをお菓子を駆使して犬のように手懐けている。しかし原作6巻に収録されている二人をピックアップしたストーリーで「私もいつかカレンちゃんみたいになれるかな」というモノローグが記されていることからも分かるように、対等な交友関係を築きつつある。一方でカレンのためなら何だってやるというような意気込みを見せることもしばしばあり、まるで騎士が貴婦人へ想いを寄せるかのよう。ただし身体の張り方がちょっと特殊である。
香奈との関係
クラスメイトかつテニス部仲間である日暮香奈とも親交が深い。劇場版では同じ中学校の生徒だったという描写があり、付き合いはカレン達よりも古い。考えていることを見抜かれるほどで(7巻79頁)、香奈のひそかな趣味であるアニメの着ぐるみショーに付き合ってあげたり(MAX2016年8月号)、カレンと一緒にいないときは基本的に香奈と行動している。基本的に香奈が穂乃花に振り回されるという感じの関係性であるが、作中でもピックアップされるべき良いコンビである。
忍と金髪同盟
きんいろモザイクの金髪好きと言えば大宮忍だが、穂乃花もまた彼女に劣らぬ金髪への愛着を抱いている。そんな波長の合う二人で"金 髪 同 盟"を創設した。(※決めポーズ有り) しかしその金髪愛の強さを競ったりして一時は同盟崩壊の危機が訪れた。(結果事無きを得た。)スタイルの違いはあれど忍とは同好の志として高めあう日々を過ごしている。あるいは山吹色のお菓子を渡す仲だったリする。なんのことだか気になるあなたはきららMAX2017年10月号を書店で買おう。
綾との関係性
2年生で同じクラスになった小路綾だが、本格的にかかわりを持つようになるのは夏休み以降である。綾と穂乃花は乙女道において通ずるものがあるようで、綾の演技を評価したり(5巻62頁)、ポエムを読んで感涙している(16年11月号)。一方綾は何かにつけて穂乃花を恋する少女に見立て、恋のおまじないを教えたり(7巻24頁)勝手に人生設計を妄想する(6巻88頁)などしている。扉絵でもこのふたりが一緒に描かれているケースが増えているため、注目せざるを得ない二人組だ。
アリスとの関係性
上記のとおりの金髪好きからアリス・カータレットにもあこがれを寄せる。「二人は王室の方か何か…?」などカレンへのと同等のまなざしを向けることもあるが、基本的にマイルドな関係性を保っている。
同じクラスについぞなることはなかったが、3年生に進級する際にはアリスとクラス替えの不安を分かち合ったり、みんなと一緒にアリスの誕生日をお祝いしている。
陽子とのつながり
アリスと同じく3年間別々のクラスである上に、ある意味穂乃花とは対極の存在である猪熊陽子だが、決して関係性は薄くはない。陽子のツッコミは穂乃花も射程圏内であり幾度となく打ち込まれている。また綾の代わりに彼女に勉強を教える役目を果たす場面もある(6巻46頁)。
この二人のかかわりが他のキャラクターと比較してクローズアップされて描かれていないのは事実であるが、これは穂乃花が陽子にいつも付き従う綾に対して配慮しているという可能性もままあり得る。
「ハロー!!きんいろモザイク」の穂乃花
TVアニメの2期「ハロー!!きんいろモザイク」が、2015年4月から6月まで放映された。公式HP
ここで彼女が大きく活躍することが期待される。それを証明するかのように2015年4月にはカレンとともにキャラクターソングCDが発売された。
各話毎の出番・行動
1話:新学期早々、さっそくカレンにいつも通り餌…もといお菓子をあげる。
2話:屋外で日暮香奈と話している所を久世橋先生に睨みつけられた(ように見えた)ため、反射的に謝罪。なおこの時「ちゃんと、パンパンしないとだめだよ」と話していた。一体何の会話をしていたのだろうか…。他にはカレンからクッキーのおすそ分けを貰っていた。
3話:何かが違う姉妹ごっこをしているカレンと忍を見て「いいなあ…金髪の妹…」と羨ましそうに見ていた(香奈には「そっちなの?」と突っ込まれた)。
4話:花壇の花に元気パワーを注入するカレンを見て「ここ、ロンドンの魔法学校かな?」と発言。それを聞いた香奈は「はいっ!?」と突っ込むしかなかった。このへんからだんだん天然ボケとも言える発言が目立つようになる。
5話:カレンと学校の中庭で一休み中にわらしべっていたアリスと初めて直接言葉を交わす(この時春にも関わらずおしるこを飲んでいた)。そしてアリスとカレンが話す姿を見て「二人は王室の方か何か?」と発言したりカレンがアリスとの物々交換に出す品物に「じゃ、金髪はっ!?」と提案したりまたしても天然ボケをかましていた。
ちなみにこのシーン、原作では穂乃花は出ておらず、アリスとの初対面は夏休みのテニス部でだった。
6話:前半Aパートにて初のメインを担当。実家のレストランの手伝いをしている際、客として入ってきた忍たちに偶然鉢合わせ。陽子とも対面することになりこれでメインキャラ全員との対面を果たした。そして何よりもかわいいウェイトレス姿を披露してくれた。この時点で、カレンの写真を撮った綾が後でメールで送るというのを聞いて、自分もカレンのメールアドレスを教えてほしいと思う。
後半Bパートでは、カレンのメアドを入手するために綾や忍のアドバイスを聞いて奮闘する姿が見られたが、カレンへお菓子を渡す際にあからさまな挙動不審で警戒モードに入られたり、そのお菓子にメッセージを入れ忘れたり、走り出したら数秒で転倒するなどの見事なドジっ子ぶりも見られた。最終的にメアドはゲットできたものの、その夜にカレンがなかなかメールとやめてくれなかったので翌日には寝不足になっていた。
この回のエピソードはどちらも、原作では2学期に入ってからのもの(しかもAパートとBパートの時系列を原作と逆にして、メアドを教えてほしくなる動機を作っている)。この時点でメールアドレスを交換しているのが、11話の展開へ繋がっている。
7話:序盤にて先に下校するカレンに一声かけたのみで以降は出番なし。
8話:清掃中にカレンの金髪が床に付いているのを見て手に取って愛でている所を綾に目撃されてしまった。
9話:序盤にアリスとカレンのテニス試合を見ている。後半では部活中にアリスとカレンに気を取られてボールを頭に被弾、この時に原作と同様に自己紹介をするため、それが走馬灯めいて不安になった視聴者もいるかもしれない。部活の後、二人に誘われて忍の家に遊びに行くことに(原作とは違いアリスとも初対面ではないため、アリスとカレンに見とれるシーンは5話に移されている)。また運動神経がいい陽子を部活に入らないかと薦めていた(綾の反応を見て無理には薦めなかったが)。玉乗りが得意ということも判明したが、アリスには「すごいけどテニス関係ないよっ!?」とツッコまれた。忍の家に行った時はうさ耳にメイド服という(違う漫画に出てきそうな)これまた素晴らしいコスプレを披露してくれた。
10話:残念ながら、忍たちが海に行ってる間はテニスの試合が入っていたので出番は無し。登場しなかったのはこの回のみ。
11話:前半にてカレンからお土産を貰うために学校で待機していたが、カレンがメリーさんの如く勿体ぶっていたので、「焦らしプレイ?」とどこでそんな言葉覚えたとツッコみたくなるようなボケをかます。部活中に「きん!ぱつ!」と掛け声をすると調子が良くなるらしい。なお公園で遊んだときは、本編で初めて玉乗りを披露していた。カレンがイギリスに帰省すると聞いたときは落ち込んでいたものの、お土産の代わりに毎日メールを送ることを約束した。
12話:忍の英語の答案を拾って点数を見て動揺するも、「モザイクかかってて見えなかったから!」と慌てて飛び出していった。EDでは香奈と共に例の掛け声を発しながら部活に励んでいた。
原作来歴
単行本第2巻54頁 初登場
第4巻 裏表紙4コマ登場
71頁 扉絵・氏名判明
第5巻 見返しカラーイラスト
第7巻 カバー裏イラスト
17頁 扉絵単独登場
きららMAX2017年7月号 表紙を飾る
目覚めたんだね
穂乃花の魅力に…