概要
パリーグ1位の福岡ソフトバンクホークスと、セリーグ3位ながらクライマックスシリーズで2位の阪神、1位の広島を撃破し、1998年以来19年ぶりに日本シリーズ進出を果たした横浜DeNAベイスターズが日本一を賭けて戦った。
なお、両チームは前身である南海・ダイエー、大洋を含めてもシリーズでは戦ったことがなく、今回が初顔合わせである。
試合結果
第1戦
日時:2017年10月28日(土)18:30開始
場所:福岡ヤフオク!ドーム
DeNA 1-10 ソフトバンク
ソフトバンクが投打でDeNAを圧倒し、幸先良く先勝した。
DeNAは井納翔一が大誤算だった。
第2戦
日時:2017年10月29日(日)18:30開始
場所:福岡ヤフオク!ドーム
DeNA 3-4 ソフトバンク
ソフトバンクが1点を先取するも、DeNAは6回に梶谷隆幸と[[*概要
パリーグ1位の福岡ソフトバンクホークスと、
セリーグ3位ながらクライマックスシリーズで
1998年以来19年ぶりに日本シリーズ進出を果たした横浜DeNAベイスターズが
日本一を賭けて戦った。
なお、両チームは前身である南海・ダイエー、大洋を含めてもシリーズでは戦ったことがなく、
今回が初顔合わせである。
試合結果
第1戦
日時:2017年10月28日(土)18:30開始
場所:福岡ヤフオク!ドーム
DeNA 1-10 ソフトバンク
ソフトバンクが投打でDeNAを圧倒し、幸先良く先勝した。
DeNAは井納翔一が大誤算だった。
第2戦
日時:2017年10月29日(日)18:30開始
場所:福岡ヤフオク!ドーム
DeNA 3-4 ソフトバンク
ソフトバンクが1点を先取するも、DeNAは6回に梶谷隆幸と宮﨑敏郎が
ソロと2ランを放ち、3-1と逆転する。
2点を追いかけるソフトバンクは7回に安打で足がかりを作ると、
DeNAの遊撃手倉本寿彦がエラーを犯しオールセーフとなる。
この後同点とし、中村晃が放ったタイムリーが本塁での際どいクロスプレーとなる。
当初はアウトの判定だったが、20分に及ぶビデオ判定の結果、セーフに覆ってソフトバンクが4-3と逆転。
最後は最強守護神デニス・サファテが危なげなく抑え、ソフトバンクが2連勝を決めた。
第3戦
日時:2017年10月31日(火)18:30開始
場所:横浜スタジアム
ソフトバンク 3-2 DeNA
19年ぶりに横浜スタジアムで開催された日本シリーズは、
ソフトバンクが3連勝で早くも王手をかけた。
DeNAは前回、決勝点に繋がるエラーを犯した倉本が3安打1打点と挽回。
しかし、1番打者の桑原将志が3試合全てで(14打席)無安打とブレーキになってしまう。
大洋時代の1960年から続いていた本拠地不敗神話も57年で途切れた。
第4戦
日時:2017年11月1日(水)18:30開始
場所:横浜スタジアム
ソフトバンク 0-6 DeNA
3連敗で後がなくなったDeNAは、ルーキーの濱口遥大が先発。
その濱口は、ソフトバンクを8回1死まで無安打に抑え切る快投を見せた。
打線も宮﨑がシリーズ2本目となる先制本塁打を放つなど6点を挙げ、
9回もシリーズ初登板となった守護神山﨑康晃が危なげなく抑え、DeNAが一矢報いた。
第5戦
日時:2017年11月2日(木)18:30開始
場所:横浜スタジアム
ソフトバンク 4-5 DeNA
ソフトバンクは1回に1点を先制するが、DeNAは4回に筒香嘉智が逆転2ランを放つ。
しかし、ソフトバンクは直後の5回にタイムリーと中村晃の2ランで4-2と逆転。
2点を追いかけるDeNAは6回にチャンスを作ると、筒香がフェンス直撃のタイムリーを打ち4-3。
続く宮﨑もしぶとくセンター前に打ち返し4-4の同点。
なおも1・3塁の場面で嶺井博希の打球を、二塁手明石健志がエラー。
この間に3塁走者の筒香が帰り5-4とDeNAが逆転。
ソフトバンクは8回にチャンスを作るが、ここでDeNAは守護神の山﨑に交代。
柳田悠岐を三振に打ち取る。
続く9回も2死満塁と山﨑を攻め立てるが、最後はファーストゴロでDeNAがリードを守りきり、
3連敗から2連勝。再び福岡に戻ることとなった。
第6戦
日時:2017年11月4日(土)18:30開始
場所:福岡ヤフオク!ドーム
DeNA 3-4x ソフトバンク (延長11回)
ソフトバンクはDeNA先発の今永昇太から1点を先制するが、
DeNAは、指名打者に起用された白崎浩之が同点のソロ本塁打を放つなど、5回に3点を挙げ、6回終了時点で3-1と、第2戦と似た展開になった。
ソフトバンクは8回に1点を返し3-2と1点差に詰め寄ると、9回表には1点ビハインドながらサファテが登板し、無死2塁とピンチを作るも後続を0点に抑える。
9回裏にDeNAは守護神山﨑を送り出す。デスパイネを打ち取るも、続く内川聖一にソロ本塁打を打たれ、試合は3-3の同点のまま延長戦に縺れ込む。
ソフトバンクはサファテが10回・11回も登板し、3イニングを0点に抑え込んだ。
そして、11回裏、川島慶三がサヨナラ打を放ち、死闘に終止符が打たれた。
ソフトバンクが2年ぶりの日本一となり、2013年から5年連続でパリーグのチームが勝者となった。
DeNAは前身の大洋時代を含めて58年目で初めて日本シリーズ敗退となった。
表彰選手
最優秀選手賞(MVP):デニス・サファテ(ソフトバンク)
第2戦と第3戦でセーブを挙げ、第6戦では3回無失点の好投で日本一を呼び込んだ。
2015年には李大浩、2016年にはブランドン・レアードと、3年連続で外国人がMVPを受賞することとなった。
敢闘選手賞:宮﨑敏郎(DeNA)
第2戦と第4戦で本塁打を放ち、第5戦では同点タイムリーを放つなど、勝負強さを発揮した。
優秀選手賞:柳田悠岐(ソフトバンク)
1番打者として日本一に貢献。
優秀選手賞:内川聖一(ソフトバンク)
第6戦で同点に追いつく起死回生の本塁打を放った。
優秀選手賞:濱口遥大(DeNA)
第4戦で8回1死までノーヒットに抑える快投を見せた。