3.特攻航空部隊の名称。
6.神風怪盗ジャンヌ。
概説
神話
神が吹く、または神界から吹き寄せるとされる特別な風とされ、日本書紀に「神風(かむかぜ)の伊勢(今の三重)の国は常世の波の敷浪の帰する国なり。この国に居らむと思ふ」という和歌がある。
ギリシャのオリンポス神話に、神が起こした風がいくつも書かれ、和訳では「神風」と表現された。
元寇
2度モンゴルが襲来してきた元寇が起こり、1274年の文永の役と1281年の弘安の役の2度ともモンゴルと高麗(朝鮮)の艦隊を暴風が撃破し、侵攻を食い止めたとされる。
しかし、1度目はモンゴル軍が戦略的に撤退しただけで、実際には暴風は起こっていないという説が有力。2度目は旧暦6月(新暦7月)の台風の到来で、博多湾に停泊していた元軍艦隊を壊滅させた。
その後、日本を危機から守る伝説の風として伝えられてきた。
特攻
第二次世界大戦(大東亜戦争/太平洋戦争)末期、米軍(連合国軍)の前に劣勢に立たされた日本軍は、体当たり作戦を組んだ。人間爆弾「桜花」や人間魚雷「回天」とともに自爆・玉砕する特別攻撃航空部隊が編成され、「神風」の名が与えられ、世界にその名が知れ渡った。
現代
世界的には身の危険を顧みない攻撃の比喩として広まっている。
思いがけない幸運に恵まれる事を「神風が吹く」という表現が使われ、ある業界では、女子のスカートの中を拝ませてくれる、特別な風として言い伝えられている。