ベース
べーす
音楽においては低音域。つづりは「Bass」。
ベース(楽器)
一般的にはエレクトリックベース(ベースギター)のことを指すことが多い。エレクトリックベースはエレキギターに似ているが、エレキギターのテクノロジでコントラバスを電気楽器化したものであり、基本的に別物として扱われる。
コントラバスはウッドベース、アップライトベース、ダブルベースなとど呼ばれ、ヴァイオリンの仲間(ヴァイオリン属)と考えられがちだが、ヴィオール属という別の起源を持つ楽器である。クラシック音楽やジャズなどではコントラバスが用いられるというイメージが強いが、もちろん例外はある。
弦は一般的に4本(基本の調律は低音側からE,A,D,G)だが、エレクトリックベースには5弦(高低どちらかにBまたはCを追加)や、6弦(低いBと高いCが付いたり、ギターのオクターヴ下に調律されたり)、和音用の副弦を備えた8弦などもある。
これらは総称して多弦ベースと呼ばれるが、そもそもコントラバスの先祖であるヴィオラ・ダ・ガンバは6弦が基本なので先祖返りと云えるかもしれない。
一概には言えないが、弦が増えれば音域が広がる分、指板の幅も広がり演奏力も要求される。
またスケールと呼ばれる弦の有効長(ナットからサドルまで)にもバリエーションがあり、860mm程度のものが大多数だが、800mm以下のものから900mmを超えるものまで存在する。フレット数は20~24本のものが一般的である。