オリハルコンとは、アトランティスに存在すると言われている伝説の金属。
概要
アニメや漫画、小説等では「神が与えた最も硬い金属」「非常に強く、それでいて伸縮性のある金属」等、様々な設定があるがほとんどの作品において「最も硬い」という共通点がある。そのため、武器や防具に利用される事が多い。
ちなみに、アトランティス伝説に登場するオリハルコンは武器としては使われておらず、壁や柱・装飾にオリハルコンが使われている。また、硬さ・丈夫さより希少価値の方が優先されている。
余談(現実世界のもの)
オリハルコン(ορείχαλκος)はギリシャ語で『山の銅』を示し、銅系合金とする説が有力である。
しかし、上述のアトランティス伝説では希少価値が重視されているため宝石や貴金属、絹だと見る向きもある。
また、無重力条件下では地上では混ざり合わない金属同士で合金を作ることも出来るため、実用化されれば製品名としてオリハルコンの名を冠しても問題ないだろう。
主な登場作品
以下、50音順。
海のトリトン(アニメ版)
主人公トリトンの短剣、敵対するポセイドン族の巨大な神像がオリハルコンでできている。
オリハルコンの剣は超高熱を発する力を持つ。
短剣はマイナス、神像はプラスの相反するエネルギーを持つ。
ウルトラマンSTORY0
超古代の地球に存在した文明で精製されていた金属。光エネルギーを蓄える効果を持つ。
タイムスリップしてきたセブンと共闘した地球の戦士たちがオリハルコン製の斧、槍、ダガー、投げナイフを使用。
怪獣に対し強い威力を発揮し、バニラは大砲で撃ち出された上記の武器を胸に受け融解、セブンを苦戦させていたアボラスも頭に刺された斧にワイドショットを受け爆散した。
仮面ライダーブレイド
仮面ライダーのスーツや武器などに使われている。
スプリガン
賢者の石を触媒として精製される特殊な金属。精神感応金属とも呼ばれ、様々な物質を用いた合金で、用いた物質により多様な効果を発揮する。
チタンと合金とすることで硬度を増すことが出来、圧力をかければより硬質化が可能。
ニッケルと合金とすることで精神波と感応するようになり、形状記憶合金や人工筋肉、通信端末などに利用できる。
何と合金化したかは不明だが、オリハルコンにプログラムを組み込むことで自由に動き、多少の傷は自己修復するオリハルコンを用いた巨人が発掘されている。
主人公たちが属する「アーカム財団」のみが精製可能であったが、後に対立組織の一つである「トライデント」が精製に成功。トライデント製はオリハルコンを用いた装備の性能は劣るものの、組織の体質の違いから十分な脅威となっていた。
スレイヤーズ
魔道士の間で需要が高く、値段は同量の金の数倍、末端では白金の数倍する場合もある。
聖闘士星矢
ドラゴンクエスト
アイテムとしてはDQ3に王者の剣を作るための材料、DQ9に錬金の材料として登場。
モンスターとしてはDQMシリーズにオリハルコンの体を持つドラゴン系モンスターのオリハルゴンが、漫画『ダイの大冒険』では主人公ダイの最強武器「ダイの剣」及び「真魔剛竜剣」、ロモスに伝わる「覇者の剣」「覇者の冠」の材質としてや、オリハルコン製のチェスの駒に命を与えた「ハドラー親衛隊」が登場した。
ファイナルファンタジー
海のトリトンが元ネタと思われる短剣系の武器としてオリハルコンが登場。
作品によっては素材アイテムとしても登場し、その場合武器の方は登場しないか別の名前で登場する。
BLACKCAT
主人公トレインの愛銃ハーディスをはじめ、秘密結社クロノスの特殊戦闘員「時の番人(クロノスナンバーズ)」がオリハルコン製の武器を使用する。
ワッハマン
主人公ワッハマンの体を覆う金色に光る金属。
物質になるまで圧縮された光でありワッハマンに無尽蔵のエネルギーを与える。
関連タグ
オレイカルコスの結界(オリハルコンの呼び方のひとつが由来)
他の伝説の金属