概要
黄金の鉱石が体から生えた巨大なドラゴン。背中どころか腹部以外が黄金でできたアンキロサウルスのような見た目。名前の由来は勇者の剣や王者の剣の素材として使われているオリハルコンから。
作品別の解説
ドラゴンクエストモンスターズ2 マルタのふしぎな鍵 イルの冒険・ルカの旅立ち
ドラゴン系の最上位種として初登場。前作の最上位種であるしんりゅうにギガントドラゴン、またはゴールデンゴーレムを配合させることで誕生する。どちらも巨大か、黄金という要素を含んでおり、配合の素材としては納得のいく人選である(最もギガントドラゴンは『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3』まで巨大化させてもらえず、更に巨大化してもドラゴンに大きさで負けてしまってるが…)。
耐性面は「マダンテ」以外優秀な方だが、マヒが通ってしまうし、「マダンテ」の耐性が全くないのが玉にキズ。また、ヒャド系も地味に効きやすい。
体の鉱石は、何百年もの間眠り続け、目が覚めたら体に生えていたとのこと。
ドラゴンクエストモンスターズ2 イルとルカの不思議なふしぎな鍵
そんなオリハルゴンだが、なんと本作の目玉である超巨大モンスターの1体に大抜擢され、しかも最初に訪れる砂漠の世界のぬしとして君臨しているという大出世を遂げた。
既存のモンスターで超巨大モンスターになったのはこいつと強化された4魔王くらいなのでかなりの快挙である。
その大きさは巨大モンスターの代表格と言えるブオーンやラプソーンを遥かに超えており、歩く姿はまさに「黄金の山」そのもの。あまりにデカすぎるため、背中にビーバーン達の住処が出来るくらいである。
もともとこの住処こと幻の湖はビーバーン達の住処だったがそこを盗賊団に奪われ、盗賊団が「夜中にのみ動き出す」習性を利用し、常に行方を眩ませていた。そのビーバーン達は住処を追われ、カルカラの地下水路に木で作ったダムを建設し、アッシアの街に水不足を引き起こすという2重の被害を招くハメになった。
盗賊団が逮捕されたあとはビーバーン達も戻れたようで、話しかけると仲間になってくれる他、オリハルゴンが動くまで休ませてくれる。
動き出したあとはサボテンの里かピラミッドのあるどちらかの方向に到着するまで小屋の外をうろつける。
小屋の外にはぶちスライムや宝箱を持ってるテールイーター、更に配合素材として非常に優秀なプテラノドンが湖を陣取っている。また、たまにメタルスライムがいることもある。
表シナリオ時は体力が無限で、2ターンを過ぎると強制的に戦闘を終了させてくるため、スカウトすら出来ない。
本格的にストーリーに絡むのはクリア後から。
狭間の闇の王の刺客、しん・りゅうおうにより、他世界のぬしが吸収され、残ったのがオリハルゴンのみとなり、狭間の闇の王の刺客に対抗すべくモントナーと心を通わせ力を貸してもらう為に戦うことになる。
以下、ネタバレ注意
その正体は砂漠の世界の英雄、アモン。ミラクレアの仲間の一人である屈強な戦士で、オリハルゴンによく似た斧を持っている。
彼は「来るべき時のため」、オリハルゴンへと姿を変えていたが、永らくモンスターの姿だった為、自我と記憶を失っていた。
戦闘後に正気を取り戻し、狭間の闇の王と戦う為に大魔神像の武器、オリハルゴンの剣へと姿を変え、刺客達の闇の衣を剥がすという大役を担った。
狭間の闇の王が倒されたあとはミラクレアや他の仲間達とともに昇天した。
裏シナリオクリア後にはアモンの息子(たまにメスも出てくるが)が次のオリハルゴンとなっており、こちらはスカウトが可能。
配合表はM2から変わっており、キングアズライルとゴールデンスライムになっている。キングアズライルはストーリー中必ずもらえるカギの報酬で仲間にできるからまだいいが、ゴールデンスライムはかなり配合が面倒なモンスターであるため、使うかどうか迷うことになるだろう。
因みにりゅうおうと配合させるとしん・りゅうおうになる他、リバイアさま、マンモデウス、メタルゴッデスと配合することで聖竜ミラクレアになれる。リバイアさまとマンモデウスはまあ仲間なのでわかるが、何故関係のないのが1体混じっているのか?というのはもうこの際野暮というものである。
同系統のモンスター
- 聖地竜オリハルゴン
『ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト』に登場する上位種のモンスター。赤を基準とした色合いとなっている。