「何やってるんですか、私」「すみません、私」
CV:斉藤慎二(ジャングルポケット)
概要
『劇場版ウルトラマンオーブ 絆の力、おかりします!』に登場するガッツ星人。
常に不愛想な敬語で話し、極端に感情の抑揚に欠ける性格。
主な武器は手から放つ青い破壊光線で、拘束光線も撃てる。また、今まで登場したガッツ星人の中でもトップレベルの分身精度を誇り、本気を出せば2~30人ほどにまで一斉に分身することができる。
ムルナウがダークリングの力で召喚した三体の宇宙人の一体で、これまでの個体と同様分身能力を駆使し、SSPと渋川一徹を翻弄。召喚された直後はヒッポリト星人カリストやテンペラー星人バチスタと共に、ガピヤ星人サデスとの戦いで疲弊したウルトラマンオーブを連行した。
オーブトリニティ登場後は、ゼッパンドンの加勢もあって苦戦するムルナウ一派を援護すべく、SSPを人質に取ってオーブを脅迫。
「誰か忘れちゃいませんかね」
このセコい手段によりゼッパンドンは変身解除、オーブも3対1のリンチに遭うという大ピンチに陥ってしまった。
「誰か忘れちゃいないかい!」
が、屋敷を脱出した渋川一徹の援護射撃を受けて拘束をうっかり解いてしまい、脱走したSSPの面々がダークリングを破壊しようとしているのを見て強奪しようとするも、ジャグラスジャグラーに殴打され元の鞘に収まってしまう。こうして、宝石像にされたエックス(大空大地)、ギンガ(礼堂ヒカル)、ビクトリー(ショウ)の3人は元に戻ってしまった。
ドッペルは一気に形勢逆転したムルナウ陣営に加勢すべく自ら巨大化し、宝石化から復活したウルトラマンエックスと戦う。その辺の岩で殴りかかるというワイルドな戦いぶりを見せ、ゴモラアーマーの攻撃にも耐えきり(実際は分身を捨てて躱しただけのよう)、分身からの光線一斉発射で攻撃。しかしXバリアウォールで防がれて上空に逃げられ、最後はアタッカーXを受け全員纏めて爆死した。
余談
終盤でセブンが登場した際には、同族と2度も渡り合ったからか戦いをすっぽかして「セブン!?」と驚いている(このシーンでは他のウルトラマンたちやムルナウも例の歌に合わせて「セブン!?」と唱和している)。
ちなみにギンガとビクトリーは『ウルトラマンギンガS』の同種族のガッツ星人ボルストの事については全く言及していない。