ペラップ
ぺらっぷ
基礎データ
他言語版の名称
英語 | Chatot |
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イタリア語 | Chatot |
スペイン語 | Chatot |
フランス語 | Pijako |
ドイツ語 | Plaudagei |
概要
初登場は第4世代。『ダイヤモンド・パール』発売前から存在が明かされていたポケモン。
モデルとなった生物は恐らくボタンインコ。劇場版では海賊が連れているオウムのポジションを担当していたのでオウムもモチーフだろう。
頭部に音符を連想させるトサカがあり、尾はメトロノーム状になっている。
小柄な割りに被捕獲率はディアルガ・パルキア並に低く、なかなかしぶといオウムである。
初登場したDPtではハクタイシティのマンションにいる男性とブイゼルと交換で入手できるのでそちらで入手した方が無難。
ゲームにおける特徴
「とくこう」「すばやさ」がやや高いが、それ以外のステータスはほぼ絶望的に低い。
また、覚える技も物理技が圧倒的に多く、大半の同タイプが習得している「エアスラッシュ」すら覚えない。まともに使えそうな特殊技は「ハイパーボイス」くらい。補助技は「アンコール」や「わるだくみ」、「うたう」、「ちょうはつ」などそれなりに優秀。
なお、ペラップ限定の技に「おしゃべり」があり、これは自分の声を録音しその声で攻撃するというもの。しかし、DSの録音機能の性能が非常に悪い上、録音時間も半端ないほど短い、さらに技自体の威力も大したことない。地味にひこう特殊技で命中率100である。
この「おしゃべり」の「録音機能」は4世代、5世代の乱数調整をするのに必須(特に5世代)であった。
この方法を利用して厳選をしない人からは忘れられた空気技となったが、利用するプレイヤーにとっては神の如く崇められたポケモンの1体と言って良いかもしれない。
さらに、この技のせいでペラップには大いなる悪夢が降りかかることとなる。
ポケモンBWにおいてはポケモンや主人公の名前、挨拶などの文字入力に対して、いくつかNGワードが含まれている。例えば男女の性器の名称・俗称や差別用語などである。
そしてペラップはトレーナーの言葉を真似するという性質上、『Fxxk you』など相手を不快にする言葉を真似しかねない。
それが原因でトラブルにならないようにという配慮なのか、第5世代を通じてペラップは「おしゃべり」を覚えているかどうかに関わらず、ありとあらゆるランダムマッチ、大会で使用不可能になってしまった。その大会がたとえ伝説ポケモン、幻のポケモンが出場できようとも。
「おしゃべり」が問題ならその技の制限でよかったはずなのだが、ペラップ自体を禁止にするという荒療治に多くのトレーナー達は困惑を禁じ得なかった。
だが第6世代、それまでの不遇を一挙に吹き飛ばすてこ入れが行われることとなった。
トラブルの根幹となっていた「おしゃべり」の録音機能を思い切って無くすという手段が執られたため、通信対戦への参加が解禁された。しかも追加効果「こんらん」発生率が100%となった。
加えて、遺伝技に超高威力のノーマル特殊技「ばくおんぱ」の追加、音系の技が「みがわり」貫通、特性「するどいめ」に「回避率上昇無効」が追加という強化要素も手に入れた。
これにより、「みがわり」も「ちいさくなる」も無視して確定「こんらん」もしくはタイプ一致威力140のどちらかが飛んでくるという、とんでもないポケモンに変貌を遂げた。
特に、ペラップが得意な「みがわり」やじめんタイプのどちらにも弱いクレッフィとは相性面でも戦術面でも補完関係が成り立つため、「ペラッフィ構築」なる戦術が存在するほど。
更に、ORASの教え技により「ばくおんぱ」と「ねっぷう」を両立させられるようになり、はがねタイプでも止まらなくなった。
かつてスタートラインに立つ事すら許されなかったこいつが環境に食い込む時代が来ようとは、誰が想像できただろうか。
……とはいえ、アイデンティティでもあった録音機能がなくなってしまったことを嘆くトレーナーもいるとか。
ポケダン
『探検隊』シリーズではギルドでプクリンおやかたの側近、参謀をつとめている。
プクリンとは何年来もの付き合いで、プクリン自身が「一番大切な相棒」と認める存在。
子分達には何かと口うるさく高飛車な言動が目立つが、主人公達が磯の洞窟でカブトプスたちに襲われそうになったところをかばってくれる等、いざというときは果敢な行動に出る仲間思いな一面もある。
ちなみにプクリンとは昔に磯の洞窟へ探検したことがあり、そのときもカブトプスにプクリンが襲われそうになったところをかばっている。主人公達と共に磯の洞窟に行ったとき、いち早くカブトプスに気がついたのはそのときの襲った方法と同じだったため。
『空の探検隊』では、スペシャルエピソード「ビッパのねがいごと」で「ワタシは決してオマエの事が心配で…ついてこようと思った訳じゃないからな!」などという、デレビィのようなツンデレな一面も見せている。