概要
別名『インドラプター』。正式名称は『インドミナス・ラプトル』。2018年公開の映画『ジュラシック・ワールド/炎の王国』のメイン(実質的なラスボス)となる架空の恐竜。
性別はワールドで製作された恐竜と違い雄であり、雄のヴェロキラプトルの遺伝子が色濃く出ているためか頭部や腰、腕に細長い鶏冠が生えている。
作中ではブルーのライバルとして彼女と対決する。
特徴
ヘンリー・ウー博士らにより制作されたインドミナス・レックスの小型改良版で、大型なインドミナスがパワー型であったのに対し、こちらは小型(といっても全長7.3m・体重1.1tとユタラプトルを超える大きさであり、肉食恐竜では中型の上または大型の下クラス)でスピード特化型である。
その他、体色の色はインドミナスの白と対になる黒で側面に黄色い線が走り、両足にはヴェロキラプトルと同様の鍵爪がある。即ちインドミナス・レックスがティラノサウルス型とすればこちらはインドミナスのヴェロキラプトル版である。だが、身体に対する前肢の長さはインドミナスやヴェロキラプトルのそれよりも長大で、まるでネコ科猛獣の如く前肢を地面につけて四足で歩行することもある。さらにその前肢はとても器用に動かせ、窓を割らずにわざわざ鍵を開けて侵入するなど非常に繊細な動きまで可能としている。
嗅覚が非常に発達しており、劇中では頻繁に地面を嗅ぎまわりながら獲物を探していた。反面、視力は嗅覚ほど発達はしていないのか(あくまで嗅覚と比べてであり、目が悪いわけではない)、暗がりで獲物の居場所を把握できなくなって待ちぼうけを食ってしまう描写もあった。
また、その凶暴性もさることながら、インドミナス・レックスと同等以上の非常に高い知能と狡猾さも持ち合わせている。
具体例を挙げると…
- 睡眠薬を撃ち込まれた際に、これが効いたふりをしてわざと倒れこみ、油断した相手を誘い出して返り討ちにした(ちなみに、眠ったふりをしながら相手に反撃する機会を窺っている時の彼の表情は必見)。
- さらに補足すると、インドラプトルはこの時施錠された檻の中におり、相手が自分に薬が効いたかどうかを確認するためには檻の鍵を開けて中に入ってくる必要があることを見抜いていた。そして、まんまと目論見通り相手に檻の鍵を開けさせ、それを利用して檻から脱走してしまった。
- 相手がエレベーターで避難しようとした際に、エレベーターの制御装置を壊して扉をこじ開けて、中にいた人々に襲い掛かった(つまり、エレベーターの動きを制御している装置があることを短時間で見抜いたことになる)。
また、一度狙った獲物に対しては異常なまでの執念深さを見せ、メイジーに対しては地下室で一度捕らえることに失敗していることから、オーウェンとクレアを襲っていたにも関わらず、彼女が隙を見て逃げ出した途端、即座に目標を移したほどに執着している。
関連イラスト
関連タグ
ティラノサウルス・レックス(レクシィ)、ブルー(ジュラシック・ワールド)、モササウルス、インドミナス・レックス ジュラシック・ワールド/炎の王国
ユタラプトル メガラプトル デルタドロメウス メガロサウルス ヤンチュアノサウルス シンラプトル メトリアカントサウルス アルバートサウルス ゴジラサウルス ヘレラサウルス… ラプトル型に比較的近い(かもしれない)姿の中型の上または大型獣脚類の例 (追加があれば助かります)。
黒一点 - 作中に登場する唯一の雄であるため。
哀しき悪役 - 彼も人間に利用されているに過ぎない。