世界を救うのは、ソニックと“あなた”の絆。
よく来たな新入り! まずは概要を読んでくれ!
英語表記にすると『SONIC FORCES(ソニック フォーセス)』で、2017年ロサンゼルスで開催のE32017にて『project sonic 2017』というディザーサイトが公開された。
3Dアクションのソニックの新作が任天堂ハード以外に登場するのは『ソニックジェネレーションズ』以来6年ぶりであり、PS4やSwitch世代のゲーム機に最適化された新たなゲームエンジン「Hedgehog Engine2」を採用され、前世代の「Hedgehog Engine」から全体的なグラフィックの強化やオブジェクトの物理レンダリング、水の表現などを強化した機能が備わっている。
PC版は最大2160p/60fps、PS4版は1080p/60fps、XB1版は720p/60fps、Switch版は720p/30fps(携帯・据え置きモード共通)で動作し、いずれのハードも処理落ちなしでヌルヌル動くので、どのハードで遊ぶのかは好みで決めよう。
「モダンソニック」のハイスピードアクション、「クラシックソニック」の懐かしい2Dアクション、そして海外ファン待望だった自分でカスタマイズしたキャラクターを使う「アバター」のアスレチックアクションが融合した内容になっている。
今回のストーリーと世界観だ!
世界の99%を支配してしまったエッグマン軍団に対し、ソニックとその仲間達で世界を救う闘いが展開される。
『ソニックワールドアドベンチャー』以来9年ぶりとなる、純日本系の本格的シナリオが描かれ、本家ソニックシリーズとしては『新ソニ』以来のシリアスなソニックとなった。
物語の展開としてはプロデューサーの中村俊曰く『ソニックアドベンチャー2』に近い出来になると言われていたが、イメージ的には『ソニックカラーズ』路線のシンプルな内容になっており、世界観を楽しむならデジタルコミックス版や公式ツイッターによる非公開動画を鑑賞する事をオススメする。
因みに今作のアートディレクターによれば、ソニックフォースの世界は現実の人間世界とは違う世界のため、英語などの文字が存在しないとされ、アドベンチャー以降で度々描写されていた、GUNや連邦政府が存在しないパラレルワールドの可能性がある。
今作にエッグマン以外の人間は登場せず、ソニック達といった獣人で占められていたのはこれが理由なのかもしれない。
そもそも世界観のリセットはソニックシリーズの歴史において珍しくもないが。
今回活躍する登場キャラクター達だ!
ソニック率いるレジスタンス軍と世界を支配するエッグマン軍との戦いが繰り広げられる本作では、ソニックアドベンチャー2や新ソニなどで登場したキャラクター等が多く出演する。
ソニック軍(レジスタンス軍)
- ソニック・ザ・ヘッジホッグ
- クラシックソニック
- マイルス"テイルス"パウアー
- ナックルズ・ザ・エキドゥナ
- エミー・ローズ
- ベクター・ザ・クロコダイル
- エスピオ・ザ・カメレオン
- チャーミー・ビー
- シルバー・ザ・ヘッジホッグ
- ルージュ・ザ・バット
- E-123オメガ
- シャドウ・ザ・ヘッジホッグ
ゲーム序盤は敵キャラクターとして登場するが、実はインフィニットが作り出したフェイク(偽物)であり、中盤でソニックたちと合流する。
プレイヤーの分身で外見を好みにカスタマイズでき、顔、口、体の色、性別、種族などを自由に変更可能で、その種族も七種類あり、どれを選ぶかによってプレイスタイルが異なる。
なお、性別・種族・頭の形・目の形・ボイスは一度決めると、ゲームクリアまで変更できず、一体しか作れないので注意。
詳細は該当項目を参照。
エッグマン軍
Dr.エッグマンが、今までの恨みと技術力の全てを注ぎ込んで作り出した究極生命体。
一人称は「俺」だが、かつてのメフィレスにそっくりな性格と雰囲気を持ち、エッグマン達が世界征服に成功出来たのもこいつのおかげだという。
詳細は該当項目を参照。
ステージの情報だ!
グリーンヒル
シリーズの原点である水と緑豊かな地域。ただし本作では何故か砂漠化している。
- ロストバレー
- グリーンヒル
- アーセナルピラミッド
ケミカルプラント
『ソニック2』から登場した巨大薬品工場。今回は極寒の孤島に構えられている。
- ネットワークターミナル
- ケミカルプラント
- スペースポート
市街地
夕日が差し込んだ市街地。エッグマン軍団の襲撃を受けており、背景では巨大な量産型デスエッグロボが破壊行為を繰り広げる。
- サンセットハイツ
- ゴーストタウン
- パークアベニュー
デスエッグ
『ソニック2』から登場した宇宙空間に浮かぶ巨大な要塞。ストーリー序盤でソニックが囚われてしまう。
- エッグゲート
- デスエッグ
- プリズンホール
ミスティックジャングル
カジノに改造された遺跡と広大な密林が一体化したステージ。
- ルミナスフォレスト
- カジノフォレスト
- アクアロード
メトロポリス
白い高層ビルが建て並ぶ、科学技術が進歩した未来都市。エッグマン軍の拠点区域である。
- メトロポリタンハイウェイ
- キャピタルシティ
- ヌルスペース
エッグマン帝国要塞
エッグマン軍の本拠地。
- インペリアルタワー
- モーターキャニオン
- アイアンフォートレス
- ラストジャッジメント
ダウンロードコンテンツだ!
シャドウストーリー
シャドウを主人公にした本編の前日譚やギミックを一新したステージと、モダンソニックのステージをシャドウでプレイ可能(QTEイベントが発生するステージは不可)。
発売と同時に無料で配信。
アバターパーツ セガパック
セガのキャラクター達になりきれる有料アイテムだが、日本版だけ『ペルソナ』シリーズのコラボコスチュームがハブかれている。
日本生まれのソニックでおま国になるのはよくあること。
アバターパーツ シャドウパック
シャドウになりきれるアバターパーツで有料配信。
前から見てはいけない。
アバターパーツ Sanic Tシャツ
日本では馴染みが薄いが、海外では根強いファンも多いソニックのような何かのアバター用Tシャツ。
日本人にも分かりやすく言うと、はいだしょうこが描いたスプーが、本家とは別の魅力を持ったようなもの。
スーパーソニックモード
キャラクター選択画面でスーパーソニック(モダン・クラシック)に変身できる。
今回はカオスエメラルドの存在意義が皆無なので完全におまけ要素になっているが、ステージがどれも短いので、ブースト無限よりもレッドスターリング集めに恩恵が感じられるかもしれない。
今作を彩る曲の数々だ!
Fist Bump
作詞・作曲:大谷 智哉 歌:ダグラス・ロブ(HOOBAS TANK)
本作のボーカルテーマソング。
ソニックが仲間(アバター)と共に世界を救うという熱いメッセージがこもった一曲に仕上がっていて、曲名の由来は拳をつき合わせる。
なおシリーズで新規のボーカル曲が採用されるのはソニックカラーズ以来約7年ぶりとなるが、これは海外スタッフが世界の国々にソニックを売り出す際に、その国ごとの文化や音楽事情を考慮した結果、ボーカル曲の採用を渋ったためである。
今作でボーカル曲が復活したのは、日本スタッフが海外スタッフに黙ってこっそり作り始めたからだと、中村プロデューサーはファミ通のインタビューで答えている。
This is Our World
作曲:大谷智哉/編曲:江口貴勅/演奏:ロンドン交響楽団
本作のオーケストラ版テーマソング。
シリアスな世界観の今作に合わせ、曲も重厚感なイメージな曲調になっている。
Infinite
作曲・シンセサイザー:大谷智哉/作詞・ラップ:テイラー・スミス(Dangerkids)/歌:アンディ・ベイン(Dangerkids)/ギター:瀬上純
インフィニットのテーマソング。
ダブステップとメタルを合わせたようなメロディとなっており、歌詞と共にインフィニットの「強さ」を強調したものになっている。
The Light of Hope
作詞・作曲:大谷智哉/編曲:江口貴勅/歌詞英訳:Kurt Jessen/歌:Amy Hannam
ボーカルエンディングテーマ。
バラード調の落ち着きがありつつも悲壮感も感じさせる曲調で、ストーリーをクリアするとタイトル画面でインストゥルメンタル版が流れる。
この他にも、アバターを操作するステージでは全てボーカル曲が流れる。
どれもクールでかっこいいので、是非聞いていただきたい。