概略
1992年に、ガイナックスから独立した村濱章司を中心に、やはりガイナックスOBのクリエイターである樋口真嗣、前田真宏らのオフィスとして設立された。
1996年、ゲームアーツの依頼で制作したビデオゲーム『LUNAR ザ・シルバースター』のイベントムービーが高い評価を得たことで、ビデオゲームのイベント向けにアニメ製作を開始。
1998年、フルデジタルで制作したOVA『青の6号』で本格的なテレビ・劇場・OVA向け作品の製作に乗り出した。
2000年、アニメ企画会社のディジメーションと持株会社『ゴンゾ・ディジメーション・ホールディング』を設立。2002年にはディジメーションと合併して社名を『ゴンゾ・ディジメーション』と改称。2004年に社名を『ゴンゾ』に戻す(同時にゴンゾ・ディジメーション・ホールディングは『GDH』に改称)。同年には株式を公開し東京証券取引所(東証マザーズ)に上場した。
しかし急速な規模の拡大に中身が追いつかず、2000年代後半に経営不振に陥り、2009年4月にゴンゾとGDHが合併。7月末には上場廃止となり、村濱も経営責任を取って退社した。
さらに傘下スタジオがフッズエンタテインメント、Studio五組、グラフィニカなどに分社、著作権管理子会社のフューチャービジョンミュージックの創通への売却(「創通音楽出版」に改称)、デイヴィッドプロダクションなど社員による独立などが相次ぎ、『シャングリ・ラ』、『アラド戦記』、『咲-Saki-』の放送終了後2年弱に渡って元請け制作作品0という状態に陥った。
その後2011年に『にゃんぱいあ』、『ラストエグザイル-銀翼のファム-』、『こぴはん』の3作品を発表し、再建を進めている。
原作クラッシャーという悪評を持つが、同時に数多くの高クオリティ作品を生み出している。
『アフロサムライ:レザラクション(Afro Samurai: Resurrection)』 は日本のアニメ史上初となるエミー賞のアニメ部門受賞の栄冠に輝いた。
関連作品
咲-Saki-(14話まで)
ストライクウィッチーズ(1期)
瀬戸の花嫁(AIC共同)
SoltyRei(AIC共同)
電車男(TVドラマ版OPアニメ)
バウンティソードダブルエッジ(制作協力)
パンプキンシザーズ(AIC共同)
フルメタル・パニック!(無印)
HELLSING(TVシリーズ。ちなみに原作者本人からも黒歴史扱い)
レイディアントシルバーガン(セガサターン版アニメパート)
戦闘妖精雪風(OVA)
外部リンク
公式ニコニコチャンネル『ニゴンゾ動画』
wikipedia(GONZO)
wikipedia(GDH)
関連タグ
村濱章司(創業者)
フッズエンタテインメント Studio五組(共に2009年の会社再建時に分離・設立)