バンダイ三大アイドルシリーズ
ばんだいさんだいあいどるしりーず
株式会社バンダイ及びその系列グループが展開する二次元アイドルをメインとする三大作品のこと(ただしアイドルマスターは統合先のナムコ色が強い)。
どの作品もTVアニメシリーズは少なくとも第一作目はサンライズが制作している。
THEiDOLM@STERシリーズ
シリーズ:アイドルマスター、アイドルマスターディアリースターズ、アイドルマスターシンデレラガールズ、アイドルマスターミリオンライブ!、アイドルマスターシャイニーカラーズ、アイドルマスターSideM(このシリーズのみ男性アイドルがメイン)
2005年アーケードゲームの一環として展開された後、製品版が発売。
上述どおり厳密にはバンダイではなくバンダイナムコのシリーズである。
2007年にニコニコ動画で当ゲームを用いた多くのMADが投稿され、ニコニコ御三家の一角に名を連ねた。
初代ディレクター石原章弘の言動はよく物議を醸し、2010年の9・18事件ではガチでコンテンツ終焉の危機にすら陥りかけたが、翌年のソーシャルゲームシンデレラガールズの大ヒットで無事持ち直し、10年以上の長い歴史を持つ長寿コンテンツとなった。
派生作品からも分かるように、唯一男性アイドルの売り込みにも力を入れているシリーズである。
プロデューサーという概念こそ共通すれど、膨大なシリーズの多さに加えそのシリーズごとにキャラクターデザインそのものが異なっている(無印とミリオンライブとside Mは同じ)ため、同じアイマスシリーズでも自分が好きなシリーズ以外をまったくの別物と捉えているファンも少なからずいる(ガンダムシリーズのようなものか)。
かつてプロモーションには一切芸能人は起用していなかったが、シンデレラガールズでは特撮女優市道真央(M・A・O)や元AKB48の佐藤亜美菜を使い、2015年以降はスターライトステージの広報にSMAPの中居正広やゆずを起用しファンを驚かせた。
ファンの愛称はプロデューサー(P)。
ラブライブ!シリーズ
シリーズ:ラブライブ!、ラブライブ!サンシャイン!!、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会
2010年に電撃G'sマガジンで発表されたシリーズ。ブシロード色が強い。
三作品では唯一一般人がアイドルをやっている設定で、企画の多くは雑誌や公式サイトでの読者の公募で決められることが多い。中の人を前面に押し出しているのも特徴。
無印第一期アニメ化当時は二次元アイドルという概念が珍しかった(この時点でμ'sはとっくに結成三年目だが知名度は当然現在よりずっと低かった)ことや同じバンダイグループ発作品というのもあってアイマスの二番煎じと思われることも多かった。実際G's側も広報にそれほど力は入れていなかったのだが、予想をはるかに上回る大ヒットを飛ばし最終的には紅白歌合戦に出場し、単独アニメイベントでは異例の東京ドーム公演を開くビッグコンテンツにまで急成長した。
キャストは子役時代から芸能活動をしていた女優や歌手、果てはグラビアアイドルなど元から声優だったというわけではなかった人材が多く、意外なところで顔出し出演をしていた芸能人がこの作品に出ていたという事例が珍しくない。
ブーム全盛期は芸能人でもファンを公言する者が多く、プライムタイムの地上波番組でも「オタクの間で人気の作品」の一つとして取り上げられることが多かったが、意外にも唯一広報に外部の芸能人を起用したことは一度もないシリーズである。
ファンの愛称はラブライバー。
アイカツ!シリーズ
シリーズ:アイカツ!、アイカツスターズ!、アイカツフレンズ!
2012年から展開された女児がターゲットのデータカードダスアーケードゲームをメインとしたシリーズ。タカラトミー発のプリティーシリーズとはライバル関係。
しかし質の高い楽曲陣やPV、大人をも魅入らせるスポ根展開など良い意味でサンライズの本気を暴走させた結果、大きいお友達にも大いに受け年代を問わず高い支持を得る。アイカツ筐体の前に女児達に紛れてプレイする年配の有志達はよくネタにされた。
これを受けて公式イベントでも参加料金を子供料金の三倍にしたナイトステージを用意するなど大友への配慮も行う異例の事態となった。
立ち位置的にはプリキュアやポケモン、妖怪ウォッチなどと同じなのでマクドナルドのハッピーセットのおもちゃにもなるし広報にも芸能人を積極的に投入している。しかし、公式の暴走はあれど上記作品と比べると悪ノリは控えめ。
世代交代の際は旧キャラを担当していた声優が別キャラとして続投されている。
ファンの愛称はアイカツおじさん。