概要
京王電鉄初の座席指定列車。長距離区間の利用者の着席需要にこたえるため、2018年2月22日のダイヤ改正より京王線・相模原線で運行を開始した。
列車種別も兼ねており、名前は
- 京王ライナー
- 京王スマートライナー
- Luxpress(ラクスプレス)
- WESTER(ウェスター)
の候補4案から一般投票により決定した。
平日・土休日共に夜間に下りのみ、京王八王子行き・橋本行きが5本ずつ、計10本運行される。
橋本行きの方が八王子行きより満席になる傾向が強い。
尚、平日はそれなりに入っているものの満席とは言い難く、土休日になると特に京王八王子行きの列車が凄く空いている。
理由は明大前駅に停車しない為、井の頭線の客を取りにくい事、下記にもある通り400円とこの手のライナーとして料金が割高なことが挙げられる。
また京王電鉄はJRと比較して普通運賃か安く設定されており、(新宿から京王八王子までは360円である)その運賃に対しての割高感も強いものと思われる。
その後、2018年秋には高尾山口始発の行楽臨時列車「Mt.TAKAO(マウントタカオ)号」で上りの運行を開始。
同年末には終夜運転として臨時の「京王ライナー」が新宿発高尾山口行きで運行された。
そして2019年2月22日より、朝の通勤時間帯に上りの「京王ライナー」が新たに設定される。
こちらは下りと違い、京王線では府中以西、相模原線では京王永山以西が乗車専用となる。
料金
座席指定料金は一律400円である。なお府中駅から京王八王子駅方面(駅番号KO24~KO34)および京王永山駅から橋本駅方面(駅番号KO40~KO45)に乗車する場合は指定料金不要で乗車できるが、新宿駅乗車時に車内で精算した場合は300円が上乗せされる。
但し、中央ライナーより料金を安く済む一方、ロマンスカーやレッドアロー等と同額、京急ウィング号、TJライナー、拝島ライナーより高い料金になっており、設備面で考慮するとロマンスカー(主にホームウェイ号)やレッドアローよりも高い点は注意が必要となる。
一方、先述の通り2019年2月より運行される上り新宿行きの「京王ライナー」では、下記停車駅は全て乗車専用となり途中下車はできない。これは京急における「モーニング・ウィング号」などと同様の形態と言ってよい。なおこちらも車内清算時は300円が上乗せされる。
停車駅
駅番号 | 京王線系統 | 駅番号 | 相模原線系統 |
---|---|---|---|
KO01 | 新宿 | KO01 | 新宿 |
KO24 | 府中 | KO40 | 京王永山 |
KO25 | 分倍河原 | KO41 | 京王多摩センター |
KO27 | 聖蹟桜ヶ丘 | KO43 | 南大沢 |
KO29 | 高幡不動 | KO45 | 橋本 |
KO33 | 北野 | ||
KO34 | 京王八王子 |
※乗車時間などの都合から、通常の特急列車が停車する、明大前駅・調布駅・京王稲田堤駅は通過となっている。
車両
「京王ライナー」用に新製されたデュアルシート車5000系(2代目)がクロスシート状態で運行される(その他の列車ではロングシートで運行)。また全座席にコンセントが設置されている。