概要
臼井儀人原作のTVアニメ『クレヨンしんちゃん』の登場人物・野原ひろしの担当声優交代から誕生した中の人ネタ。
本作にて長らく野原ひろしの声を担当してきた藤原啓治氏が、2016年に病気療養のため一時休業を発表。それに伴い、森川智之氏が代役としてひろし役を務めることが決定したが、これと同じ時期に放送されていたTVアニメ『ジョジョの奇妙な冒険 第4部 ダイヤモンドは砕けない』にて、森川氏が同作中の巨悪・吉良吉影を演じていたのが、本項のタグが生まれたそもそもの原因である。
吉良吉影について
この吉良という人物は、作中の舞台である杜王町に潜伏する連続殺人鬼であり、普段は目立たないごく一般的なサラリーマンとして暮らしつつ、裏では好みの(手の形をした)女性を狙い殺害し、その死体の部位を愛でるという凶行を繰り返す異常気質の持ち主である。スタンド(作中における超能力)「キラークイーン」の力もあり、その痕跡を残すこともなく、平穏な暮らしを続けていた。
しかし、とある小さなミスをキッカケに主人公・東方仗助らにその正体が看破され追い詰められることになる。なんとか逃亡した吉良は、エステティシャンで同じくスタンド使いの辻彩を脅迫し、彼女のスタンド「シンデレラ」の能力で自分の顔・指紋を、無関係なただのサラリーマン・川尻浩作のものと取り替えさせた(本当の川尻と辻は直後に殺害される)。これにより吉良は仗助たちの追跡を振り切り、以降は川尻になりすまして彼の妻子がいる家庭に潜伏して暮らすようになる。妻からは、その言動に変化を感じられつつも好意的に捉えられ疑問視されることはなかったが、二人の息子である川尻早人は、父の変貌に疑念を深めていく・・・
・・・というのが、ジョジョ第4部の本編中盤までの大まかな動向である。
両者の共通性
上記のようなストーリーが展開されるアニメが、奇しくも今回のひろし声優交代とタイミングがカブってしまったことに加え、吉良(もとい川尻)とひろしが声だけでなく「30代のサラリーマン」「妻子持ち」と共通点が多いことも後押しし、ネットでは両作品のファンから「吉良吉影が野原ひろしに成りすましている」というパロディネタが各所でつぶやかれるようになった。
なお、呼称の由来はジョジョ原作410話のサブタイトル『ぼくのパパはパパじゃない』からで、これをひろしの息子・野原しんのすけ風に変換している。
補足
因みに藤原氏は過去に『ジョジョの奇妙な冒険 第2部 戦闘潮流』にてエシディシの声を担当していた。また、森川氏はゲーム『オールスターバトル』および『アイズオブヘブン』では第5部『黄金の風』の[[ディアボロ
>ディアボロ(ジョジョの奇妙な冒険)]]を演じており、対戦モードのある本作では、両者のマッチングを「(新旧)ひろし対決」と題されることも(そんな展開、劇場版にあったような…)。
その他ジョジョ絡み以外では、海外アニメ『トランスフォーマープライム』において、森川氏が主人公オプティマス・プライムを、藤原氏がその宿敵メガトロンを演じていたこともあり、コチラに絡めたネタもささやかれることも少なくない。
関連イラスト
関連タグ
ジョジョの奇妙な冒険 エシディシ 吉良吉影 川尻浩作 川尻早人
外部リンク
オラのとーちゃんはとーちゃんじゃないゾとは (オラノトーチャンハトーチャンジャナイゾとは) [単語記事] - ニコニコ大百科