概要
本作における巨大ロボットに相当。
伊賀崎好天が製造したカラクリ巨大マシンである。好天曰く、宇宙人と交信した際に得たUFOマルのオーバーテクノロジーを利用した……らしいが、真偽のほどは不明である。
設計は好天だが、組立作業は雑賀鉄之助が手伝っている。コア自体には各々魂を宿しているらしい。
ネーミングの自由度が高いことに加えてモチーフの統一性がなく、非常にバリエーション豊富なのが特徴(ちなみに初期メンバー5人のオトモ忍に関しては「メンバーの趣味を反映しているため」と設定されている)。
制作上の理由としては、東映公式によると特撮監督の佛田洋が「今まで(特撮監督を)25年やってきて、(メカのモチーフは)どれも一通りやった。全部入りって出来ないの?」と言ったのが発端とのことである。デザイナーによれば日本の文化をモチーフにしている模様で、本作のもう一つのテーマである「クールジャパン」を反映している。
また、合体をしていない単独の状態ではコクピットにあたる箇所が存在せず、肩や背、天井部分などに飛び乗る形で搭乗。忍者一番刀を突き刺し、それを介することでコントロールを得ているが、ゲキアツダイオーを構成する6体のオトモ忍は「憑依合体の術」によって直接一体化して乗り込む独自の方法を取っている(後述)。
一覧
高層ビルからどんでん返しのように出現する。
地面を畳のようにひっくり返す「畳返し」などの秘伝忍法と、壁走りさえ可能な身の軽さを活かしたアクロバティックな戦法を得意とする。
シュリケンジンでは中央部、シュリケンジンドラゴでは左腕、シュリケンジンパオーンやUFOでは右腕になる。
「伝統的な日本の文化」がモチーフ。
魔法を学ぶ加藤クラウド八雲にあわせた西洋ドラゴン型のオトモ忍。
凧に乗った姿で出現する。
大きな翼を使って飛行できるほか、地中移動能力や火炎や氷のブレスを放射する能力を持つ。クローによる攻撃や、魔術と忍術を組み合わせた魔法忍法を得意とする。
シュリケンジン及びパオーンやUFOでは左腕、シュリケンジンドラゴでは中央部になる。
「海外の文化をうまく取り入れる文化」がモチーフ。
道路からどんでん返しのように出現する。
どんな悪路でも走破できるほどパワーが高く、荷台からダンプマキビシを投げつける能力を持ち、パワーを活かした強烈なパンチや、現場作業のテクニックを用いた建設忍法を得意とする。
シュリケンジンの胴体と右腕になる。パオーンやUFOなどでは右腕パーツは背中に装備される。
「日本の最新技術」がモチーフ。
ビュンマルの後部車両から出現する。
オトモ忍の中でも特に素早く、口にくわえた骨型のクナイで攻撃する。俊敏かつカワイイ忍法を得意とする他、ビュンマルとのコンビネーション忍法も使用可能。「お手」や「お座り」などの芸も得意らしい。
シュリケンジンの左足に収納される。
「日本のかわいい物」がモチーフ。
最新技術に興味がある百地霞にあわせたリニアモーターカー型のオトモ忍。
普段は普通の新幹線に擬態しているようだが、召喚に応じて隠れ蓑を取り払い、出現する。
最先端のテクノロジーにより空中や線路の天井裏などを自由自在に走れるほか、機首からビュン手裏剣を放つこともできる。スピードは700km/hで、全オトモ忍最速の巡航が可能。コンピューターによる理論派忍法を得意とする。
シュリケンジンの下半身になる。
ダンプマル同様「日本の最新技術」がモチーフ。
- パオンマル
オトモ忍シュリケン(パオンマル)を用いて召喚される、象型のオトモ忍。メインカラーは黄緑。かつては好天のオトモ忍であったとされる。現在の名前は天晴が命名した。
土遁の術を応用して巨岩に玉乗りしながら突進するなど、ダイナミックなパワフル忍法が得意。
伸縮自在の長い鼻を持ち、強力な忍法ガスの噴射のほか、掃除機のごとく物を吸い込むことができる。また、「オトモ忍変化」によって人型に変形し、肩のキャノン砲を用いて戦うことも可能である。
シュリケンジンと合体することでシュリケンジンパオーンとなる。
- UFOマル
オトモ忍シュリケン(UFOマル)を用いて召喚される、UFO型のオトモ忍。メインカラーは水色。好天が宇宙人とコンタクトした際に彼らから贈られた物らしく、全てのオトモ忍の原型とされる。
ありえない飛び方で敵を翻弄する未確認忍法を得意とする。大気圏外の移動が可能である現状唯一の戦力であり、特殊金属でコーティングされたボディは有害な宇宙線や電磁波を弾き返す。
また、パオンマルと同様「オトモ忍変化」により人型に変形することも可能で、言語を超えたコミュニケーション能力を持つという。
シュリケンジンと合体しシュリケンジンUFOとなる。
- ロデオマル
好天の自叙伝を元にキンジ・タキガワが独力で開発したウエスタン忍者型のオトモ忍。メインカラーは水色。オトモ忍シュリケン(スター)によって召喚され、バイソンキングバギーに跨って登場する。
スターニンジャー譲りのウエスタン忍法を得意とする他、さながらカウボーイの如き投げ縄投擲や軽快なボクシング戦法で敵を翻弄する。ピョンピョンと忙しなく跳ね回りながらエアギターをかき鳴らす仕草が特徴のスピードスターである。
- バイソンキングバギー
ロデオマルと共に召喚される、専用のカラクリ巨大マシン。
四輪ATV(バギー)をモデルに開発されており、シュリケンジンの2400万馬力に迫ろうかという2100万馬力のハイパワーによりどんな環境、路面でも走破可能。
バイソンを思わせる形状が特徴であり、金色のツノは突撃攻撃だけでなく忍力をスパークさせたビームを放つ事もできる。
「シュリケン忍法"バイソンチェンジ"」によってロデオマルと合体・変形し、バイソンキングとなる。
- サーファーマル
オトモ忍シュリケン(サーファーマル)を用いて召喚される、鮫を模した潜水艦型のオトモ忍。メインカラーは紫。忍タリティの高まりによって現れた後、アメリカに帰る事になったキンジに好天から餞別として贈られた。
シュノーケルをつけた「サーファーマル(人型)」と忍シュリケン型プロペラを装備した「サーファーマルボード」に分離変形し、水上を480ノット(=約888km/h)で移動。高い波乗りテクニックとバブルパルスを発生させる大型魚雷を駆使して戦う、水遁の術の達人。
シュリケンジンと合体することでシュリケンジンサーファーとなる。
- ライオンハオージョウ
ライオンと城がモチーフのオトモ忍。メインカラーは赤。
好天などからは「天空のオトモ忍」とも呼ばれる。自身の意識を「獅子王」という名の精霊(山形ユキオ)に分離することが出来る。ライオン変化で人型形態の「ライオンハオー」に変形する。
- ダイノマル
劇場版のみに登場した恐竜型オトモ忍。メインカラーはオレンジ。
シュリケンジンと合体しシュリケンジンダイノとなる。
ゲキアツダイオーを構成するオトモ忍
これまでのオトモ忍の力が通用しないカラクリキュウビに対抗するため生み出されたオトモ忍。雑賀鉄之助の指導の元、ニンニンジャー各自の手で製作された。
当初は未熟さ故に魂を宿す事ができなかったが、天晴の「憑依合体の術」で自らオトモ忍と一体化するという機転で完成した。
オトモ忍シュリケン激熱によって召喚される。
- ホウオウマル
アカニンジャー専用の鳳凰型オトモ忍。道場に描かれていた絵を見た天晴の「炎とともに熱く大空を飛ぶ」鳳凰のイメージから作り出された。
火炎弾を発射する忍法キャノン砲と恐れ知らずのグライダー忍法で戦う。
ゲキアツダイオーの頭部を構成する。
- セイリュウマル
アオニンジャー専用の青龍型オトモ忍。八雲の「クールにハイスピードに突進する」青龍のイメージから作り出された。
タイヤをバーンアウトさせながら爆走する、超高速のバイク忍法を得意とする。
ゲキアツダイオーの右腕を構成する。
- ゲンブマル
キニンジャー専用の玄武型オトモ忍。凪の「縁の下から器用に仲間を支える」玄武のイメージから作り出された。
脚部には頑丈なクローラーを装備。身を呈して仲間を守るタンク忍法を得意とする。
ゲキアツダイオーの胴体を構成する。
- ビャッコマル
シロニンジャー専用の白虎型オトモ忍。風花の「秘めた強さで吠える」白虎のイメージから作り出された。
4WDのパワーでどんな悪路でも走破し、爪を模したバンパーで突撃するタイヤ忍法を得意とする。
ゲキアツダイオーの右脚を構成する。
- パンダマル
モモニンジャー専用のパンダ型オトモ忍。霞の「実は的確に戦う」パンダのイメージから作り出された。
背部には尻尾型のテイルローターを装備しており、ホバリングで上空から敵を分析しつつアクロバット飛行で戦うヘリコプター忍法を得意とする。
ゲキアツダイオーの左脚を構成する。
- マゴイマル
スターニンジャー専用の真鯉型オトモ忍。キンジの「ロックなビートで水中を遊泳する」真鯉のイメージから作り出された。
ウォータージェット推進による高速水中航行が可能であり、神出鬼没のサブマリン忍法を得意とする。
ゲキアツダイオーの左腕を構成する。
合体形態
関連タグ
トッキュウレッシャー←オトモ忍→ジュウオウキューブ