ゲルトゲルト
げるとげると
「ギンガマンか…丁度良い。鏡の中に閉じ込めてくれる」
「この魔方陣は、封印を解除する魔術の中でも最大の効力を発揮する。 39人の封印された人間を生贄に、ダイタニクス復活を祈れば…必ず封印は解ける!」
CV:八代駿
概要
イリエス魔人族の一員であり、甲冑に身を包んだ骸骨の騎士の姿をしており、骨が軋む音に由来してか「ギーシギシギシ」が口癖。
その最大の能力は相手を鏡に閉じ込めると言う物で、盾に仕込んだ魔鏡に映した者を小さな鏡の中に封じ込める「鏡封じ」と言う術の他、剣先で長方形を描いて作り出した巨大な鏡の中に相手を閉じ込める「鏡縛り」と言う必殺技を持っており、後者はそれまで無敵だった超装光ギンガイオーを鏡に閉じ込める事で初めてピンチに陥れる程強力である。
これだけでも十分厄介だが、更には死神風の人形兵士を使い魔として操る術を使う。
劇中ではこうした能力を駆使して39人の人間を鏡の中に閉じ込め、彼らを生贄に魔獣ダイタニクスの復活を目論んだ。
劇中での活躍
イリエスに招聘されて鏡の中から出現。彼女の命を受け、魔獣ダイタニクス復活の生け贄として39人の人間を鏡の中に閉じ込めようと活動を開始する。
そんな最中に例によってギンガマンが駆け付け交戦となるも、リョウマとヒュウガ以外の4人を鏡に閉じ込める事で2人を撃退。更に自身も生贄となる39人のノルマを達成した為に立ち去るが、ヒュウガがヤートットの1人にカオリグサの実を付けた為にその匂いで居場所を突き止められる(※当然香りを付けられたヤートットは後で粛清された)。
リョウマとヒュウガが廃工場に乗り込んで来る事態に備え、3体の死神人形を差し向けてダイタニクス復活の儀式を行うゲルトゲルトだったが、後少しで復活する直前に乗り込んで来たリョウマとヒュウガに人形を倒された為に儀式は中断。2人も鏡の中に閉じ込めようとするが、炎のたてがみで盾を破壊されて生贄にされる寸前の人々も解放されてしまう。計画を破綻させられた怒りからヤートットと共に迎え撃つが、獣装光ギンガマンの銀河の戦光を受け敗北。
その直後、「イリエス魔人族はしぶといんだ…」とバルバエキスを飲んで巨大化。
鏡縛りで身動きを封じられた超装光ギンガイオーを徹底的に痛め付けるが、直後にブルブラックの遺志を引き継いだヒュウガは黒騎士ヒュウガに転生。次いでゴウタウラスとの騎獣合身でブルタウラスとなり、最期は野牛鋭断を受け爆散。超装光ギンガイオーも解放された。
余談
モチーフは骸骨/スケルトンと騎士。そして名前もスケルトンの捩りであり、骸骨をモチーフとした怪人は忍者戦隊カクレンジャーのガシャドクロ以来実に4年振りとなる。
骨の意匠は鎧や武器などにも多く見られる。
声を演じた八代氏は過去にも『超電子バイオマン』のメッサージュウ、『激走戦隊カーレンジャー』のWWワリッチョの声を演じていた。それ以前にも氏は昭和の仮面ライダーシリーズで数多くの怪人の声を演じており、モチーフに合わせた口癖から昭和テイストがふんだんに漂って来たのだが、2003年6月に亡くなった為に今作で特撮作品において最後の出演となった。