「解剖して性格を変えれば、乗りこなせるッチョ」
概要
『激走戦隊カーレンジャー』第20話「試乗最高の名車!!」に登場したボーゾックの荒くれ者の1体で、肩書は「ボーゾック一の発掘野郎」。
青い鳥人と言うべき外見をしており、背中にはバーニアを装備して宇宙や空を自在に飛び回る。バーニアのおかげで当然ながら機動力は高く、戦闘では空から破壊光線を放って地上の敵を攻撃するという、文字通り制空権を握った戦い方をする。「~チョ」が口癖。
劇中では天の川の隕石に閉じ込められた、ペガサスサンダーとドラゴンクルーザーの2台の野生の車を発掘するために派遣された。
活躍
天の川を漂う隕石に閉じ込められた2台の野性の車を発掘すべく、背中のバーニアで宇宙を飛行。その最中に疲れたために近くにあった隕石に着陸するが、偶然にもそこにあった「神」と書かれた箱に座ったために縄が切れ、ペガサスサンダー、ドラゴンクルーザーの2台の封印を解いてしまう。
地球に向かった2台を追い、副長ゼルモダもワンパー2人を同伴して現地で合流。乗り込んで制御しようとするワンパーをドアに挟んで拒み逃走する2台を尚も追うと、恭介と直樹の2人と遭遇。車を解剖しようとするワリッチョに対し、恭介が「車に対する愛情ってもんが無ぇのか!?この車はお前等には渡さねぇ!」と激怒する。
だが、啖呵を切る恭介をよそにワリッチョとゼルモダはドラゴンクルーザーと共に直樹を捕縛する。もう1台も捕えようとするが、相手の反撃に怯んだためにその場は撤収。
一方、「俺はテストドライバーだ!お前を乗りこなし直樹を助け出す!」とテストドライバーとしての意地を見せる恭介に対し、それまで誰に対しても心を開かなかったペガサスサンダーは遂に彼を自身の乗り手として認め、共に直樹とドラゴンクルーザーの救出に向かう。
一方、直樹はドラゴンクルーザーを解剖しようとするワリッチョから身を挺して守ろうとしていた。そんな彼の姿を見たドラゴンクルーザーもまた、同じ様に直樹をドライバーとして認め、相方が助けに来たと知るやドラゴンクローを飛ばして接続し、その場を脱出する。
2台を破壊してでも入手しようと空中から攻撃するワリッチョだったが、ドラゴンクルーザーのドラゴンクローで動きを止められた所へ、ペガサスサンダーから止めのペガサスファイナルバーニングを叩き込まれて爆散した。
余談
モチーフは始祖鳥で、同モチーフの怪人はスーパー戦隊シリーズにおいては『科学戦隊ダイナマン』のシソチョウシンカ以来の登場となる。
彼が登場した第20話はペガサスサンダーとドラゴンクルーザーの初登場回となり、同時にカーレンジャー側の戦力の増強回にもなった。
更に言うと、この第20話『試乗最高の名車!!』はスーパー戦隊シリーズのジャスト1000回目の放送という記念すべきエピソードでもある。
声を演じた八代氏は『超電子バイオマン』のメッサージュウ以来、実に12年ぶりに戦隊怪人の声を演じることとなった。次の出演は2年後の『星獣戦隊ギンガマン』のゲルトゲルト役である。
関連タグ
激走戦隊カーレンジャー 宇宙暴走族ボーゾック ボーゾックの荒くれ者
賢神トリン:『獣電戦隊キョウリュウジャー』における青い始祖鳥繋がりの怪人だが、こちらは善玉怪人。
ブルーバードイマジン:少し違うがこちらも青い鳥繋がりのライダー怪人。