概要
1982年10月から1983年6月にかけて、毎日放送によりTBS系列26局(うちテレビ山口は当時フジテレビ系列とのクロスネット。福島テレビは現在はフジテレビ系列であり、1983年3月までTBS系列とクロスネットだった)で同時ネット放送された。それ以外にも秋田放送、山形テレビ、富山テレビ、福井テレビ、テレビ愛媛でも放送された。
放送終了後翌年には劇場用作品超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますかが上映された。
リアルロボットアニメの中で初めて「変形」を全面的に取り入れた作品でもあり、河森正治のデザインした可変戦闘機「バルキリー」はその象徴として本放送まで人型形態(バトロイド)が秘匿されていた。
また、板野一郎が「機動戦士ガンダム」、「伝説巨神イデオン」で培った技術を発展させた空戦アクションも評価が高く、「板野サーカス」と呼ばれ後のロボットアニメのアクション演出に多大な影響を与えている。
元々は全52話としてプランを立てたものの、企画が固まった時点で39話に放送期間が短縮、作画作業に入った1982年5月には23話まで短縮された。その後玩具セールスの出足に満足したスポンサーからの要請で全36話まで放送が延長されたという複雑な放送経緯を持つ。
延長分のエピソードは俗に「戦後編」と呼ばれ、「マクロスプラス」など後の作品にもその設定が活かされている。