概要
東方Projectに登場する小野塚小町と四季映姫・ヤマザナドゥの二人によるカップリングである「こまえーき」に関連した企画。
また、同作の登場キャラクターに関連する事項などからそれぞれに縁のある日付や期間を設定し、その日ないしは期間に該当するキャラクターの作品をつくろうという「東方キャラの日」の一つでもある。
桔月伽耶氏の提案によるもので、東方Projectにおける地獄の死神や閻魔である小町や四季映姫は年に二度の地獄の休日である「閻魔賽日」(後述)をどのように過ごすのかを「こまえーき」の視点も通しつつ様々に想像してみようというものである。
作品の発表形式、発表場所、開催期間(及びその期間後について)、除外項目等企画の詳細については最新版の企画目録を参照。
本記事に見る最新開催回は第9祭であり、当該の企画イメージは本記事では上記メイン画像のもの。
また本企画はpixivグループである「こまえーきは我が悲願」(左記リンクは当該のpixivグループトップへのリンク)とも連動している。
本企画に関連するキャラクターについてはそれぞれ「小野塚小町」、「四季映姫・ヤマザナドゥ」記事を、カップリングについては「 こまえーき 」の他「 こまザナ 」等の記事を参照。
「お題」
本企画では2016年7月開催の第3祭より「お題」の提案がなされており、各開催回ごとの「お題」を通した企画参加の在り方も拓かれた。
ただし「お題」は企画参加にあたっての必須条件ではなく、第1祭や第2祭同様の、二人のフリーテーマな閻魔賽日を想像する「こまえーきの閻魔賽日」もまた並行している。
例えば第9祭では「新婚旅行」・「夏休み」の二種類が「お題」として示されている。
企画参加にあたってはこれらの要素のいずれか一つ、または複数を同時に選択してもよいとされており、さらに先述のようにお題以外のフリーテーマでも企画参加作品の要件を満たす限りにして本企画の基本趣旨に沿ったものであれば参加が可能である。
「お題」にまつわるより詳細な内容についても先述の企画詳細同様に各開催回ごとの対応する企画イメージを参照。
第9祭のテーマの内、「新婚旅行」は同年開催の博麗神社例大祭にて頒布された「こまえーき結婚合同誌」を受けたコラボレーションの性質も同時に備えており、第9祭は「 "こまえーき結婚合同"コラボSpecial 」との副題ももつ。結婚合同での結婚、こまえーきの閻魔賽日での新婚旅行などのようにそれぞれの作品・イベントを通して連続性を表現することもできるという新たな選択肢・可能性も獲得している。
東方Projectと「結婚」・「新婚」というテーマをあわせて考えるとき、『東方紅魔郷』において霧雨魔理沙がフランドール・スカーレットの語りや弾幕表現に返す形で「 本当の歌 」について語る際に関連したテーマが登場している。二つ名としては「狐の嫁入り」(「天気雨」)に関連した八雲紫の二つ名の一つである<幻想の狐の嫁入り>や、スペルカードでの表現としては結婚式で行われる風習の一つである「ライスシャワー」の名を受けた、東風谷早苗の<神徳「五穀豊穣ライスシャワー」>などが作中に登場している。
それぞれの作中時間以前の蓬莱山輝夜や純狐などのように本人が直接的に種々の「結婚」と関わったり結婚にあたる過程を経て家族があったケースもある。
実際はそれとは異なるものであったが逢引きと思しきシーンに遭遇してしまった博麗霊夢と魔理沙がその様子を物陰から見て頬を赤らめるシーンが描かれている(『東方鈴奈庵』)など、結婚にも深く結ばれている恋愛という点についてもその心の機微が描かれている。
「夏休み」というテーマでは、本企画における閻魔賽日がまさに夏季休暇のタイミングと近接するものでもあり、閻魔賽日による休暇である「藪入り」などは今日の視点も含めれば一種の「夏休み」ともいえるものでもある。
東方Project作中では外の世界で学生生活を送る宇佐見菫子など定期的な「夏休み」がカリキュラムに含まれる生活を送るものもある。東方Project作中との時間的空間的接続は不明ながら、大学生である宇佐見蓮子とマエリベリー・ハーンの二人についてもファンの間では夏季休暇を利用した秘封倶楽部の活動が想像されることもある。
二次創作においても様々な形での「結婚」(「新婚」)や「夏休み」をテーマとした想像も展開されており、新婚旅行を含む一連の結婚式の喜びの様子も多様に想像されている。
歴史的には「新婚旅行」という視点は欧米から輸入したもので、明治時代にこの言葉が生まれて広く知られたとされる。ただし新婚時代の夫婦旅行自体はこれ以前もあり、「新婚旅行」という視点の下での旅行ではなかったということである(参考:明治後期における「新婚旅行」言説についての一考察)。
以後時代の変遷とともに新婚旅行のより広い一般化・市民化や交通機関や交通網の発展に伴う行先の選択肢の広がりなど変化を続けていくこととなる。
閻魔賽日
「閻魔賽日」とは地獄にまつわる暦で、閻魔賽日には地獄の釜の蓋が開き、地獄の鬼や責め苦を追う罪人たちも休日となる、地獄全体のお休みの日である。
陰暦を元に年に二回あり、1月16日・7月16日前後とされる。
二回ある休日をそれぞれ「初閻魔」(1月16日)、「大斎日」(7月16日)などと呼ぶこともある。
それぞれの日には「閻魔詣で」、「十王詣」等として閻魔王を祀る閻魔堂への参拝が行われたり、寺院では地獄にまつわる特別な祈祷が捧げられるなどされる。
単に「賽日」(さいにち)とする場合は閻魔詣での日にして奉公人の薮入り(住み込みの奉公人が帰郷する事を許された日)の日の意味ともなる。
小町や四季映姫はそれぞれ死者の魂を彼岸へと導く渡しと死者の魂を裁く閻魔という、地獄(是非曲直庁)で働く存在である。もし二人が所属する地獄にも完全休日となる閻魔賽日があったとしたら、その日二人はどのように過ごすのだろうか、ということを様々に想像するのが本企画である。
以前の企画イメージ
開催回 | 開催年月 | お題 | 企画イメージ |
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第8祭 | 2019年1月 | ||
第7祭 | 2018年7月 | ||
第6祭 | 2018年1月 | ||
第5祭 | 2017年7月 | ||
第4祭 | 2017年1月 |
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第3祭 | 2016年7月 | ||
第2祭 | 2016年1月 | (フリーテーマ) | |
第1祭 | 2015年7月 | (フリーテーマ) |
※1:第5祭のお題の一つである「学パロ」については「休日」に限らない広範な「学生こまえーき」の在り方の想像が承認されている。
関連タグ・関連リンク
関連タグ
こまえーき / こまえーきは我が悲願(こまえーきの派生タグ・固有のカップリングフレーズ)
こまザナ / こまえー / えーこま / こまえい / 彼岸組
関連リンク
- 開催場所の一つとなるpixivグループ