原始タイガー
げんしたいがー
概要
仮面ライダーV3・第34話「危機一発!キバ男爵対三人ライダー!!」に登場。
キバ一族の偉大なる母である暗黒の魔女スミロドーンの真の姿であるサーベルタイガー(スミロドン)型改造人間。100万年もの長きに渡り眠りに就いていたが、一族の歴戦の戦士たちが次々にV3に敗れ去り、追い詰められたキバ男爵が起死回生とライダー抹殺の為の最後の切り札としてドーブー教の秘術を使い現代に甦らせた。設定では100万年前に君臨した猛獣の祖先というトンデモ設定である。アンデッドやアンノウンが聞いたら困惑するだろう。そのスミロドンを基に作った怪人という事なのだろう。
一応女性怪人ではあるが、怪人態では(大人の事情で)体付きが男性的になり、声も男性のものとなる特徴がある。
首領からは当初は「女性がライダーたちの相手を出来るのか?」とあまり期待されていなかったが、キバ一族の始祖だけはあり、その戦闘能力はライダー単体より上であり、3人ライダー相手にも善戦した実力者。また、本郷に猛毒を塗った呪の人形を送り付けたり、彼が担ぎ込まれた病院へとやって来たおやっさんたちを閉じ込めたりと狡猾な策士家としての一面をも持つ。
口から放射する火炎や鋭い牙や爪を使った攻撃を得意としており、「牙型マシン」と呼ばれる牙のフォルムをした専用のバイクを乗りこなす。その運転テクニックは相当なもので、V3や2号と壮絶なチェイスを展開した。
仮面ライダーシリーズで、オリジナルデザインのバイクを乗用した敵キャラは彼女が初である。
順調に計画を推し進め、本郷、志郎を捕える事に成功するが、2号との交戦時、彼を完全に葬ったと思い込んでいた事が仇となり、密かに後を付けていた隼人により2人が救出されてしまい計画は失敗。
3人ライダー相手にも奮戦するが、最後は「ライダートリプルパワー」の前に敗れ去った。
なお、彼女の敗北により“最早これまで”とみたキバ男爵は自らドーブー教の祭壇を破壊。最後の決戦を決意することになる。
一応所属はデストロン怪人なのだが、100万年も眠ってた彼女はいつ改造されたのだろうか。仮面ライダーspiritsの設定ならば色々と納得は付きそうな物だが…。恐らくだがゴルゴムは関係ないだろう。
派生作品での活躍
仮面ライダーSPIRITSに置いて暗闇大使の力により魂を持たない状態で復活。
V3救援のために駆けつけた良に人間態であるスミロドーンの姿で怪人に襲われる一般人を装い彼に取り入ろうとするが、同じく駆けつけた結城に正体を暴露されたため正体を現し彼らに襲いかかる。
原作では男性的な体付きであったが、こちらでは女性的なフォルムにアレンジ、要は女体化されている。
四国の全域を包む特殊な電磁波の為に本来の力を発揮できないZXを精神的に追い詰めるが、最終的には彼に頭を叩き潰され絶命した。