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九つの巨人の編集履歴

2019-09-15 18:04:50 バージョン

九つの巨人

ここのつのきょじん

九つの巨人とは、漫画『進撃の巨人』に登場するキーワードである。

概要

およそ1850年前、ユミル・フリッツと言う名の少女が大地の悪魔と契約を交わし、巨人の力を手に入れる。

ユミルは死後、自分の力を9つに分け子孫に与えた。これが作中に登場する巨人化能力である。

つまり、作中に大量に登場する無知性巨人――「無垢の巨人」と異なり、巨人化能力者は最大で9人しか存在し得ないことが明らかとなった。


「九つの巨人」は、ユミルの子孫であるエルディア人、別名「ユミルの民」しか継承することができない。継承者は強大な力を手に入れる代償として、継承からの寿命が13年となる。これは始祖であるユミルが契約から13年で死んだことに起因するとされ、「ユミルの呪い」と呼ばれる。

継承(=自分を食わせる)前に死んだ場合、巨人化能力は「ユミルの民」の新生児にランダムで継承される。


無知性巨人との違いは「巨人化以前の知性を維持できること」及び「無知性巨人にはない固有の能力を持つこと(進撃以外)」。

この知性と能力ゆえに、基本的に九つの巨人の継承者たちは無知性巨人よりも強く、不意でも討たれない限りは無知性巨人を圧倒することができる。


物語開始当初は「九つの巨人」のうち6つ(始祖、進撃、顎を除く全て)が壁内人類と敵対する「マーレ帝国」の手中にあり、マーレ帝国のエルディア人の中から選出された「マーレの戦士」がその力を継承していた。

だが壁内人類との戦いでマーレの戦士は一人また一人と倒れていく。

顎の巨人の力こそ取り返したものの、現在は巨人の戦闘力だけで考えれば、むしろ壁内の戦力の方が上と言えるかもしれない。


一覧

センシティブな作品

継承者:ユミル・フリッツカール・フリッツウーリ・レイスフリーダ・レイスグリシャ・イェーガーエレン・イェーガー

「九つの巨人」の中で最も強力な存在であり、全ての巨人の元締めでもある。「全てのユミルの民と、そこから変じた巨人を操る」破格の能力を持つ。しかし、その力を発揮できるのはユミル・フリッツの直系の子孫であるフリッツ家(現在はレイス家)だけである。長きにわたりその力でエルディア帝国を支配してきたが、おおよそ100年前に145代目フリッツ王が突如その役目を放棄し、北方の領土「パラディ島」に三重の壁を築き引き篭もった。その後は代々レイス家が引き継いできたが、作中時間で第二話のタイミングでグリシャがレイス家を襲撃、当代の継承者フリーダを捕食し力を奪取する。その後即座にエレンに「継承」を行い、現在に至る。


進撃

継承者:エレン・クルーガーグリシャ・イェーガーエレン・イェーガー

「九つの巨人」のうち、始祖を除けば唯一マーレの手から逃れた巨人。固有の能力はなかったが、エレンはロッド・レイスの持っていた「ヨロイ」の瓶を飲み干すことで硬質化能力を得た。先々代の継承者であるクルーガーによれば「いつの時代も自由のために戦った巨人」であるらしく、継承者は次代に「自由を求める気質が強い者」を選ぶ傾向がある。エルディア崩壊後、大陸に残ったレジスタンスの間で秘密裏に継承されてきたが、クルーガーが始祖の巨人奪取の為にグリシャに継承する。グリシャは役目を果たした後、奪った始祖共々力をエレンに託した。


巨人

継承者:ベルトルト・フーバーアルミン・アルレルト

「九つの巨人」のうち、マーレの手に堕ちた「七つの巨人」の一つ。推定60mという大抵の無知性巨人を凌駕する巨体と、全身から熱風を吹き出す能力を持つ。「マーレの戦士」として壁内に侵攻するが、最終的にアルミンとエレンの決死の作戦により撃破され、ベルトルトは巨人となったアルミンに捕食され力を奪われる。


センシティブな作品

継承者:ライナー・ブラウン

「九つの巨人」のうち、マーレの手に堕ちた「七つの巨人」の一つ。全身を硬質化させる力を持ち、大砲による砲撃を受けても動じない頑丈さを持つ。


センシティブな作品

継承者:アニ・レオンハート

「九つの巨人」のうち、マーレの手に堕ちた「七つの巨人」の一つ。巨人では珍しい女型の姿をし、巨人を呼び寄せる力と硬質化の力を併せ持つ。現在は壁側により拘束。


獣の巨人

継承者:トム・クサヴァージーク・イェーガー

「九つの巨人」のうち、マーレの手に堕ちた「七つの巨人」の一つ。全身が体毛で覆われている。長い腕を持ち、これを用いた戦法で戦う。また、巨人状態でも流暢に喋れる。


Yumir顎の巨人

継承者:マルセル・ガリアードユミルポルコ・ガリアード

「九つの巨人」のうち、マーレの手に堕ちた「七つの巨人」の一つだが、壁内襲撃前に所有者不明となる。小柄な体格と、硬質化能力に長けた戦槌すら凌駕する非常に硬い顎が特徴。


センシティブな作品

継承者:ピーク

「九つの巨人」のうち、マーレの手に堕ちた「七つの巨人」の一つ。四足歩行ができ機動力に優れる。壁内人類側からは「四足歩行型の巨人」と呼称される。


進撃Log3+a

継承者:ヴィリー・タイバーの妹エレン・イェーガー

「九つの巨人」のうち、マーレの手に堕ちた「七つの巨人」の一つ。硬質化能力に優れる。鎧との違いは硬質化の力で様々な武器や、巨人体そのものを生成できること。これらを利用したテクニカルな戦いを得意とする。


余談

巨人の始祖ユミルの「ユミル」は北欧神話の巨人に由来する名前であるが、北欧神話においては世界が全部で「九つ」存在することが語られている。

メタなことを言えば、知性巨人の数が九つなのは諌山先生が北欧神話の世界の数に倣ったゆえなのかもしれない。


関連タグ

進撃の巨人 巨人(進撃の巨人)

マーレ(進撃の巨人) エルディア マーレの戦士

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