基礎データ
ずかん | No.589 |
---|---|
英語名 | Escavalier |
ぶんるい | きへいポケモン |
タイプ | むし / はがね |
たかさ | 1.0m |
おもさ | 33.0kg |
とくせい | むしのしらせ / シェルアーマー / ぼうじん(夢特性) |
進化
カブルモ → シュバルゴ(チョボマキと通信進化)
概要
『ポケモンBW』から登場したカブルモの進化系で、「チョボマキとペアで通信交換をする」というポケモン史上でも稀な進化条件を持つ。
襲っていたチョボマキと共に電気的な信号を受けた結果、身を覆っていた重い殻を渡され(奪い?)身に纏った姿。同時に殻を失ったチョボマキは身軽な忍者アギルダーに進化する。
どちらかに「かわらずのいし」を持たせて通信交換してもお互いに進化しない為、「チョボマキの進化」も進化条件に含まれると言える。
その出で立ちはまさに騎士そのもの。悪ガキなカブルモから一転、不利な相手にも怯まずに立ち向かう、騎士道精神溢れる勇敢で堂々とした性格となる。
身に纏う殻の形状は部分部分チョボマキと共通するも幾分か変わっており、頭部はほぼ兜に覆われ、天頂部には大きなたてがみが付いている。
肩当て付きの両手には赤と白の縞模様をした大きな騎兵槍のような物を装備する他、下半身は蝸牛のようにカールした殻に隠され、実質足が無くなった為空中を浮遊して移動するようになる。
タイプも新たにはがねタイプが付属され、鋼鉄の鎧によって全身の防御力が劇的に向上している。
ちなみに殻の元であるチョボマキのタイプはむし単体である……鋼成分は何処から出てきたのだろうか?
名前の由来は、恐らく「シュバ(シュバリエ<Chevalier>:フランス語で"騎士")+ルゴ(エスカルゴ<Escargot>:フランス語で"かたつむり")」
ガラルでは、ネギガナイトとの決闘を描いた絵画が有名なようであるが、実際に両者がライバル関係にあるのかどうかは現時点では不明。
ゲーム内での特徴
アギルダー同様、第5世代におけるむしタイプ旋風を象徴する性能の持ち主。
特筆すべきはその攻撃力。種族値は135という、同タイプのハッサムを抜く数値を持ち、タマゴ技でタイプ一致高火力技「メガホーン」を習得可能なので、遺憾なく高ダメージを期待できる。
なお、今までスピアーの専用技であった「ダブルニードル」も覚えることができる、使うかどうかは別として。
その一方でサブウェポンに乏しく、地震や三色パンチといった有用な物理技を悉く覚えないため「メガホーン」ぶっ放しがメインになると思われる。
『XY』ではタマゴ技で「ドリルライナー」が習得可能になり、タマゴ技の仕様変更により「メガホーン」との両立も可能。さらにはたきおとすの強化も追い風となっている。
また「ぼうぎょ」・「とくぼう」も105とかなり高く、タイプ的にもほのおタイプの被ダメージ4倍を除いて、他のタイプのダメージは等倍以下に抑えられる驚異の耐久性を誇っている。
唯一の欠点は素早さで、種族値20ととても低い。図鑑によると高速で飛び回るらしいが、とても嘘くさい話である。
ステータス的には、鈍足重火力アタッカーとなっておりトリパ及びその対策要員が向いている。
夢特性のぼうじんは『XY』で強化され、メガフシギバナやビビヨンの対策に向くようになった。
タイプ的にも性能的にも似通っているハッサムと良い勝負だろう。
「メガホーン」をタイプ一致で使えるシュバルゴの方が火力は高い(一致技の威力はメガハッサムよりも高いどころか、むしのしらせが発動すればメガクチートの「じゃれつく」をも超える火力が出る)が、先制技「バレットパンチ」、交代技「とんぼがえり」はハッサムしか覚えられない。
要約すれば攻防で勝るが技の少ない「力のシュバルゴ」、攻防で劣るが小回りの効く「技のハッサム」といったところか。
難点はただでさえ面倒な進化方法なのに加え主力技のほぼ全部が遺伝技・教え技に偏ってしまっているため、技・特性・入手のいずれかで過去作からの通信が必須となってしまう事。
さらに夢特性持ちのカブルモはフレンドサファリには出現せず、現在は閉鎖されたBW2のPDWでしか入手できない代物のため、XYから始めた新規プレイヤーは既に持ってる人からもらう以外に方法がない。この弊害はローブシンとよく似ている。
既に厳選した人から孵化余りをおすそ分けしてもらうのも一つの手。オシャレボールにさえこだわらないのならメガホーンを遺伝した夢特性のカブルモさえ入手できれば過去作を介する必要はほとんどないといってもいい。
使用するトレーナー
- アデク / チャンピオン(イッシュ)