概要
第31話にて遂に全てのスタープリンセスがスターパレスに復活。
これで失われた星々の輝きや、惑星レインボーも元に戻るかと思われたが、まだ終わりではなかった。最後の希望を真の力にするためには「トゥインクルイマジネーション」を集めて、フワを大いなる力に導かなくてはならないのだという。
それが何なのか、どこにあるのか、具体的な事は何もわからない。しかし星奈ひかる達は宇宙の平和のために、その未知の力を探す決意をするのだった。
フワの大いなる力はプリキュア達との絆があってのことだと理解したトッパー代表は、プリキュア達が宇宙の運命を背負う責任を自覚したこともあって彼女達を宇宙星空連合に無理に勧誘することをやめ、天の川ステーションにとどまりサポートすることになる。
一方ダークネストはフワを「器(うつわ)」と称し、満たされる前に奪取せよと幹部らに通達している。
それぞれの覚醒
リアルタイムに更新される惑星サマーンのマザーAIのデータベースを参照してもトゥインクルイマジネーションに関する情報はカケラも見つからない。プリキュア達はお手上げ状態でしばらく地球で日常を過ごすしかない時間が続くが、冒険続きだった彼女達が地に足をついた生活を続ける中で、今までには気づかなかった様々なことを見直すことになり、精神的成長が少しずつ描かれていった。
覚醒の前兆
そして第35話でのカッパードとの戦闘で、生徒会長に同じく出馬した姫ノ城桜子の気持ちに応えようとしたキュアスターのプリンセススターカラーペンダントから謎の光が爆発。この現象は遠く離れたスターパレスでも察知できるものであり、スタープリンセス達は何が起こったか理解できず困惑した表情を浮かべていた。これこそがひかるのトゥインクルイマジネーションの欠片であったのだが、この時点では誰もそれに気づかなかった。
ユニのトゥインクルイマジネーション
第38話ではトゥインクルイマジネーションの手がかりを掴むため、ユニの知人である星読みの占い師ハッケニャーンに会いにウラナイン星へ行く。そこでハッケニャーンにトゥインクルイマジネーションに続く「導きの星」はすでに手に入れているという意味深な予言をもらう。
その後のアイワーンとの戦闘で、ユニがアイワーンの気持ちに気づき、彼女を許そうと決意した際、ひかるの時と同様の輝きが再び発現する。このことでプリキュア達もようやく気づく。トゥインクルイマジネーションとは、フワによって力を与えられた5人のプリキュアそれぞれが「何か」に気づけたときに得られるものなのだということを。
ユニの覚醒の件から、おうし座のプリンセスはトゥインクルイマジネーションとはそれをプリキュア達それぞれが新たな宇宙を知り、己のイマジネーションの輝きを知った時に得られるものとの仮説を立てている。
トゥインクルイマジネーションをどうやって覚醒させるのかは人それぞれであって決まったやり方はないということだ。ただ作中を見る限りは、トゥインクルイマジネーションとはそれぞれが「世界は多様性に溢れている」ことを理解した次の段階であるようで「正解のないこの世界において、”自分らしさ”とは何なのか」に答えが出せた時に獲得できるものであるようだ。
ララのトゥインクルイマジネーション
第40話では、まどかの父・冬貴に最近学校で起きているいくつかの不思議な出来事にララが関わっているのではないかと尋ねてきて、ララは異星人じゃないかと2年3組のクラスのみんなから思われ仲間外れにされてしまう。
そこにカッパードが襲来し、イマジネーションを奪うべく、2年3組の面々に襲い掛かる。
「異星人同士がわかりあえるはずなどない」と否定されるが、ララは叫ぶ。「自分の事はわかってもらえなくても、自分にとっては大切な友達」を守りたい気持ち。「ありのままの自分を故郷のサマーンや地球人としての自分は自分のままでいていい」と認めてくれた、一番の友であるひかるやみんなと地球人だろうと異星人だろうと関係なく「自分は自分らしく一緒にいたい」という熱い想いでトゥインクルイマジネーションに覚醒するのだった。
まどかのトゥインクルイマジネーション
第41話では、決定的な証拠や証言を得られないながらもララの素性を異星人だと確信する冬貴が、まどかに海外留学を機にララを含めた学校での友人関係をちゃんと断つように言いつける。まどかはショックを受けるが、そもそもまどかが一般の中学に通っているのは将来に「香久矢の一族」として庶民を導く予行練習として父に言いつけられたからであり、友人を作るためではない。今この学校に通っているのも父に従ったからで、自分の意思ではなかった。
そんな思いにとらわれるまどかには、父がひかるやララを自分から取り上げるならば仕方ないのではないかという諦めが心の奥底にまとわりつくようになる。
そんな時、かつてプリキュアに敗れた雪辱を果たすために力を蓄えたガルオウガが襲来してくる。自分の思いを捨てて大義に殉ずることを決意したガルオウガは、ただダークネストへの絶対的忠誠のみで戦う非情な戦士と化していた。あらゆる迷いを断ち切ったガルオウガは強く、自分よりも圧倒的に強い他者に全てを委ねることで得られるものもあるとまどかは痛感する。ガルオウガは父に従い続けた末のまどかの未来の姿だ。誰よりも強いけれどもそれ以外には何もない存在⏤⏤
だが、今のまどかはひかる達と出会ったおかげで自分にも「香久矢の一族」以外の”何か”があると思うようになっていた。ガルオウガという鏡を通じて、自分でも気付こうとしなかった自分の本心にたった今気づいたのだ。
まどかが「もう自分に嘘はつきたくない」と叫んだ時、トゥインクルイマジネーションが覚醒し、ガルオウガを撤退させるに至った。
余談
- プリキュアの強化フォームである『トゥインクルスタイル』の必殺技「プリキュア・スタートゥインクルイマジネーション」とあるが、これとは別に関係はないらしい…。
- 全員が異なる敵との戦闘を経て覚醒している。
- キュアコスモvsアイワーン
- キュアミルキーvsカッパード
- キュアセレーネvsガルオウガ
- キュアソレイユvsテンジョウ
- この流れだとキュアスターの覚醒は消去法でカッパードではなくダークネストとの戦闘による可能性が高いが果たして・・・。
- 勿論のこと、このお方のことでもない。
関連タグ
完全なる覚醒者
未覚醒者