図鑑データ
「How are you?
私は、Perth級軽巡洋艦Perth。 HMAS Perth!
イギリス生まれ、オーストラリア育ちよ。」
史実に関してはパース(軽巡洋艦)を参照
概要
2019年秋イベント「進撃!第二次作戦「南方作戦」」において新規実装された初のオーストラリア海軍所属の軽巡洋艦娘。同イベント第三海域の突破報酬として入手することが可能である。
元々はイギリス海軍の軽巡洋艦「アンフィオン(HMS Amphion)」だったのだが、売却後にオーストラリア海軍所属となった。
初のオーストラリア海軍所属艦であり、また初の連合国側の軽巡洋艦である。
これによって連合国側の艦だけで(米国・英国・豪州・蘭)で連合艦隊が編成可能となった。
草田草太氏が手掛ける艦娘としては通算6隻目。これまで睦月型駆逐艦のみだったが今回初めて軽巡洋艦、しかも海外艦を手掛けた。
同様に1つの艦型の駆逐艦のみを担当していたが初めて軽巡洋艦を担当しそれが海外艦だった例としてdrew氏も上げられる。
パースの実装で草田草太氏担当艦だけで艦隊(6隻編成)が可能となった。典型的な水雷戦隊の構成で運用として3-2や3-5下ルート等が考えられるが、どの艦も耐久値が低いのがネック。構成的に遠征艦隊のデフォルト編成なのでそちらで運用してみるのもいいだろう。幸い睦月改二・如月改二が大発を装備出来るので遠征艦隊と考えると悪くない編成である。
実装自体は2019年10月上位戦果報酬で配布された「6inch連装速射砲 Mk.XXI」の解説文中から示唆されていた。装備妖精さんがコアラと一緒だった為、一緒に描かれたイラストも投稿され始めている。
容姿
元英国艦らしく金髪。前髪のうちの一房を三つ編みにし、後ろ髪はシニヨンにしている。そのことから、髪を下ろすと相当長くなるものと思われる。
瞳の色は青みがかった紫色で、きつく口を結んでおり、気難しそうな印象を与える。
服装はオーストラリア軍服というよりは女学生のそれで、ブラウスの上にノースリーブのジャケットを着ている。また、スカートも女学生っぽいデザインで、紺を基調としつつ、両脇がチェック柄になったプリーツスカートを身につけており、両脚にはオーバーニーソックスを履いている。そして、それらは全体としては緑色で統一されており、左肩にかけたショールはオーストラリア海軍を示す海軍旗(ユニオンジャックと南十字星)をあしらった留め具で固定している(ただ、正確なユニオンジャックになっていない為、大和型等が正確な菊花紋章を描いていないように態とぼかしていると考えられる)
艤装は、水上機用のカタパルトを右上腕に装着するという珍しい配置を採用。主砲は両手に装備。船体を模した艤装を腰に装備し、右側が船体前部、左側が船体後部。左側に探照灯が装備されている。また、改造後は肩かけに迷彩模様が追加され、艤装は色合いも変化し「4inch Mk.V単装高角砲」が「4inch Mk.XVI連装高角砲」に「12.7mm四連装機銃」が「40mm四連装ポンポン砲」に換装される。
性格
一人称は「私」で、提督のことは「提督」と呼ぶ。ただ、不満を示す際には「あなた」と呼ぶこともある。
無改造時だと、編成/出撃時に英国所属時代の艦名「Amphion」をうっかり名乗ってしまい、直後に「Perth」と言い直す。恐らく無印段階はオーストラリアへ売却された直後をイメージしているだろう。改造後には実艦にも有った迷彩等が追加される為この段階から正式な「オーストラリア海軍所属」といった解釈がされているのかもしれない。
また、声帯の妖精さんが同じなのだが、ウォースパイトやアークロイヤル、ガンビア・ベイにも無かった「英語のみのセリフ」が複数あるのも特徴。特に母港ボイスに多い。
とにかく愛想が悪く、提督を前にした際に、決して笑顔を見せない。これについては改造後も同じで、他の艦娘の中には改造後に表情が緩むケースがそこそこ見受けられるのだが、改造後も表情は硬いままである。
口調は丁寧語とタメ口が混じり、一見するとこちらを警戒、もしくは軽蔑しているような印象を与える。ただし、命令には忠実かつ、提督の軍人としての手腕そのものは認めているようである。
改造後の時報においては、少しは打ち解けたということなのか、口調が少しばかり柔らかくなる。
提督の表情を読み取れず、自分に対して不満があるのかと勘違いするが、直後に「お茶が欲しい」のだと分かってお茶を出してくれる。
また、食事に関しては、朝とブレックファーストにアールグレイ。昼はサンドイッチと軽いものだがちゃんと用意してくれる。夜は提督の作ったものを食した際、素直にその腕前を褒めている。なお、昼にはとある発酵食品(ベジマイト=オーストラリア版マーマイト)を出してくる。料理については完全に「英国の影響下」にあるようだ。
交流面では、やはり同じABDA艦隊として共に戦ったヒューストンおよびデ・ロイテルと接することが多いようで、一緒にいるとホッとするようである。
それ以外にも、最上、三隈、敷波の名前が出てくるのだが、友軍と認識しているようで、デ・ロイテルやアトランタのようにパニックに陥ることもない。また、夕食後の敷波からの差し入れについては、驚きつつも喜んで受け入れている。
ただ、実際はそういった点について単純に不器用なだけで、内面では提督に対してかなりの好意を抱いているという一面が、とある台詞において判明する。
性能
日本の軽巡洋艦と比較すると火力では勝るものの、雷装や対潜・対空等は劣る。
火力は改造後に【72】まで達し、この数値は軽巡洋艦全体でも2位タイの数値(伊軽巡ガリバルディと同値)で、火力アップデート前の神通改二と同値だったと言えば軽巡内では破格の数値なのが分かる。
雷装は海外艦の宿命で低く(日本艦が魚雷に拘った性でもある)、改造後でも【72】で夜戦火力は合計【144】で少々心もとない
また、艦載機の搭載可能数は3(1/1/1)。燃費は【燃料/弾薬:30/45】、遠征よりは戦闘で活躍させたほうがいいのではと思われる。
スロットは最初から3スロット解放されているが、改造もスロットは増加しない。2期から実装を開始した海外軽巡洋艦が、これまで改造後4スロットに成っていた為戸惑うが、実艦の大きさを考えれば妥当な処置と言える。
なお、Lv45以上になって改造を行ったとしても、耐久が29から30にしかならない。同時実装のデ・ロイテルが28から43まで上がるのに対して、設定ミスなのではないかと思われるほどに耐久が上がらない。
他の低耐久の軽巡洋艦を探しても夕張改の【36】が下限だった。
実際、提督たちの間でもそういう疑惑が出ているが、現状運営からのアナウンスが無い為、今後修正されるのかについては不明である。
主砲の装備ボーナス
装備名 | 基本性能 | 装備ボーナス | 備考 |
6inch連装速射砲 Mk.XXI | 火力5、対空3、回避1 | 火力+2、対空+2、回避+1(注1) | 累積可 |
注1:パースのみで、他の軽巡洋艦には適用されない。
余談
- 運営から実装が告知された直後にネタとして出たのだが、名前が似ているからといって、元阪神タイガースのランディ・バースとは何の関係もない。そもそも、綴りからして違っており、こちらは「パース(Perth)」であちらは「バース(Bass)」である。どうしてもこの二つを関連付けたいのか「パースの再来」なるタグがちらほらと見受けられるようだが……。
- オーストラリア艦ということで、告知された直後から提督たちの間では「声帯の妖精さんは絶対あの人だ!」と予想されていた。完全に大当たりである。
- 恒例(?)の新実装艦ケッコンカッコカリRTAで、今回のイベントにおいて実装された艦娘では恐らくこの子が最速。入手から24時間でケッコンカッコカリをはたしたという報告が上がっている。なお、その際にLv99時のステータスも添付されていた為、無改造時の改修後のステータスよりも先にLv99時のステータスが多くの提督に認知されるという珍事が起きている。
- 「パース」単体で検索を行った場合、製図および美術用語で遠近法の意味となる「パース(perspectiveの短縮語)」関連の画像が大量にヒットしてしまうため、余分な手間を省きたいのならば、このタグ名できちんと検索するのが望ましい。なお「パース 艦隊これくしょん」で検索した場合「勇者パースを決めてる艦娘のイラスト」が一緒に大量にヒットしてしまう。
関連タグ
:竣工時の所属。史実で日本海軍と交戦した際はすでにオーストラリア海軍所属だった為、英国艦とは扱われない。
・声帯の妖精さんが一緒
ボクカワウソ:声帯の妖精さんによって生み出された珍獣。pixivでの投稿は少ないが(現在1件)、一緒に描かれたイラストもネット上で確認できる
同イベントで実装された艦娘