概要
約2億9,900万年前から約2億5,200万年前にあたる。初期には寒冷な氷河時代であったが、この時期に木材の分解ができる菌類(木材腐朽菌)が出現し、酸素を消費して二酸化炭素が大量に放出されたため後期になるほど地球温暖化が進んだ。ペルム紀初期の大気中の酸素濃度は35%だったのが減少の一途をたどり、高温と低酸素がこの時代末期の大量絶滅の一因となったといわれている。
前期では無脊椎動物や単弓類盤竜目や両生類や軟骨魚類やシダ、後期・末期では単弓類獣弓目やカメの祖先やソテツ類、イチョウ類などの原始的な裸子植物が栄えていた。
三葉虫、シダ種子植物など、古生代を特徴付ける古生物は衰退し、この時代の末に大量絶滅した。
単弓類(哺乳類の祖先)の隆盛に対し双弓類(爬虫類の祖先)は押され気味だったが、この中から恐竜、ワニ、鳥類の共通祖先である主竜類が出現。次代の三畳紀で隆盛を極めることになる。
主要な古生物
単弓類
盤竜類
獣弓類
爬虫類
両生類
魚類
関連タグ
(注)関連タグを付ける方へ:ペルム紀は古生物学とは関係がありますが考古学とは何の関係もないので混同している方はご注意下さい