もっとも身近な例は太陽の周りを回る8つの惑星だが、1990年代からは太陽以外の恒星にも惑星(系外惑星)が発見されるようになった。
なお、現在太陽系で単に「惑星」と呼ばれるものは、太陽の周りを公転する天体のうち、自らの重力で球形を保つに足る質量があり、衛星以外の近隣の他の天体を一掃している物に限られ、それ以外は準惑星、太陽系小天体など別の分類をされている。
太陽系の惑星
準惑星
太陽系小天体
小惑星(アテン、パラス、アキレス、キロン、他多数) 彗星(多数) など
仮説上の惑星
古くにおいては、太陽と月も惑星と同列のものと見なされた事も有った(七曜)。また、1801~1852頃には、セレスを初めとした小惑星帯の幾つかの天体も、惑星とされていた。冥王星は長らく「第9惑星」とされていたが、2006年国際天文学連合により準惑星に分類された。
水星から土星までの惑星の和名は五行思想から来ており、英名はそれぞれの惑星の特徴をローマ神話の神に当て嵌めたものとなっている。水星と木星以外は和名と英名の関連を見出しやすいが、水銀という金属が存在していたり(メルクリウスは水銀の英名の由来)、五行で木が天候も組み込まれている(ユピテルの武器は雷霆)事を考えるとある意味関連性が無いとも言い切れない。
なお、天王星から冥王星(準惑星)までの惑星は天文学の発達に伴い発見された為、五行思想に由来せず、英名の由来になった神の役職が和名の由来となっている。(例:Neptuneは海を治める神なので海王星)
ちなみに英名の由来となったローマ神話の神は主要クラスの神ばかりだが、オリンポス十二神全てが由来になっている訳ではなく、残りの神は小惑星などで補完されている。(バルカンは水星の周りを回る仮説上の惑星の名前に付けられたが、存在が否定されると、小惑星ヴァルカン群の由来となった…しかし、これまた仮説上の小惑星である為、他の神々より不遇さが目立っている…)