─── 「僕」は、善と誠実を信じる。けれど「オレ」は……悪逆をこそ愛する
プロフィール
真名 | ヘンリー・ジキル&ハイド |
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クラス | アサシン(変身前) / バーサーカー(変身後) |
性別 | 男性 |
身長 | 175cm |
体重 | 60kg |
出典 | 『ジキル博士とハイド氏』 |
地域 | イギリス |
属性 | 秩序・善(変身前)混沌・悪(変身後) |
ILLUST | 中原 |
設定担当 | 桜井光 |
CV | 宮野真守 |
人格の移行に伴い肉体さえ変化する、二重存在者。
概要
『Fate/GrandOrder』に登場するアサシンのサーヴァント。レアリティは☆3。
シナリオクリア報酬で入手できる。
メインシナリオでは、第1部第四章「死界魔霧都市ロンドン」にて生者として登場。
死をもたらす魔霧を晴らすためモードレッドと手を組み、市街を調査していた。
真名
十九世紀の小説『ジキル博士とハイド氏』の登場人物 ───── もしくはそのモデルとなった人物。
自己の人格から「悪」を切り離そうとした彼はしかし、「悪」を具現化させ人格を顕し、やがて殺人を行い、最後には自滅したという。
Fate世界ではかつて実在した人物であり、かの名探偵シャーロック・ホームズやその相棒とも知己だった。
しかし、ホームズの協力者として数々の事件に触れていく中で「犯罪界のナポレオン」と呼ばれる存在に気付く。そして彼の悪のカリスマに魅せられてしまったジキルは自らの悪性に打ち勝とうと独自に研究を重ね、善悪の心を分離できる霊薬を開発した。
しかし、ジキルはそこから生まれた「ハイド」の凶暴性を次第に制御できなくなり、最終的には小説と同様に服毒自殺を選んだ。
なお、彼の研究には時計塔植物科のアーシェロット家、そしてかの「犯罪界のナポレオン」が裏で手を回して援助・助長していたのだという。
人物
【ジキル】
誠実で理性的な善人 ─── 本来の人格。
物事を深く考えるのが長所でもあり短所。
穏やかな見た目に反して正義感が強く、生前は「人間の内に潜む悪」に苦悩し、立ち向かった。
【ハイド】
道徳心なき快楽主義者 ─── 「悪」の人格。
反射的にすべてを傷付けようとする悪意の反英雄。
ジキルの心に悪が潜んでいたのか、悪に乏しいジキル故に「この程度で済んだ」のかは、不明。
アサシンのクラスでの現界のためか、それとも以前の召喚の折に失ったマスターのためか、ジキルはハイドを制御し切れずにいる。
けれどそれも、いつしか決着が付くだろう。善と悪の闘争の結末が……。
能力
狂気に飲まれ殺戮を繰り返したことからバーサーカー、"ジキル"の状態ではサーヴァントとしての気配を遮断出来る事からアサシンに適性がある。
『Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ』ではバーサーカーとして召喚。⇒バーサーカー(フラグメンツ)
ステータス
マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
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FGO主人公 | C+ | E | A+ | E | C | C |
保有スキル
無力の殻(A) | 精神と肉体がジキルの状態である間は三種の固有スキルが発動せず、能力値も落ち込み、サーヴァントとして感知されなくなる。逆に、固有スキル群を発動したハイドの危険性は魔獣級。 |
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怪力(B) | 魔物、魔獣のみが持つとされる攻撃特性で、一時的に筋力を増幅させる。一定時間筋力のランクが一つ上がり、持続時間は「怪力のランク」による。使い続けるほどに“怪物に近づいていく”ことになる。ジキルの場合は、言わずもがな……。 |
恐慌の声(A) | ハイドの状態で真価を発揮するスキル。聞くものの精神を弱らせる声を響かせ、対象に精神攻撃を行う。 |
自己改造(D) | ハイドの状態で真価を発揮するスキル。戦闘に特化した形態に自己の肉体を改造する。今回はアサシンとして現界しているため、本スキルのランクは低く、あまり有効も働かない。僅かに手足が長くなっているかどうか、程度。バーサーカーとして現界した際に本スキルが発動すれば、狂化スキルによって強化されたパラメーターに相応しく、およそ人間には見えない狂獣の姿へと変化するだろう。 |
気配遮断(A) | アサシンのクラススキル。自身の気配を消す能力。完全に気配を断てばほぼ発見は不可能となるが、攻撃態勢に移るとランクが大きく下がる。 |
宝具
密やかなる罪の遊戯(デンジャラス・ゲーム)
- ランク:C
- 種別:対人宝具
ジキルからハイドへ、ハイドからジキルへと変身する霊薬。
ハイド時は三騎士クラスにも比肩する近接戦闘力を得る。
シナリオでの活躍
モードレッド、アンデルセンと並ぶ四章のキーパーソンであり、また本章の時間軸であるAD.1888年の人間でもある。
ロンドン市街のアパートに居を構えており、自宅を拠点にモードレッドと協力してロンドンを冒す“魔霧”の正体と原因を探っていた。モードレッドを介して主人公たちと出会い、事件解決のために協力していく。
終章でも援軍の1人として登場。モードレッドによるとサーヴァントなのか生者なのかあやふやな状態らしい。
メインシナリオでの縁からか、イベントでも度々モードレッドと一緒に行動している様子が描かれている。基本的にはジキル状態で登場することが多く、ハイドが登場する際は何かしらのサプライズで登場する場合が多い。
また、「ジキルからハイドになる」のではなく「最初からハイドがジキルのフリをしていた」という名目でシナリオが描かれることも。
イベントでは特有のノリでシナリオが描かれるからか、意外にも「ハイドに苦悩するジキル博士」という描写は現状少ない。
ゲーム上での性能
ランクは☆3(R)で、荊軻以降ようやく登場した二人目の☆3アサシン。
第四章クリアと共に報酬としてプレイヤーに配布されるため、☆4以上のアサシンがいないマスターにとっては貴重な戦力になり得る。
……が、普通のサーヴァントとは一線を画す“クセ”を持つサーヴァントでもあるため、運用が難しい。
まずカード配分が《Quick:2/Arts:1/Buster:2》と、ランサー型の変則タイプ。
スキルも「怪力 B」(3ターン攻撃力UP)・「恐慌の声 A」(スタン付与率UP+敵1体をスタン状態)・「自己改造 D」(3ターンクリティカル威力アップ)と、決して使い辛いわけではなく、状況に応じて使い分ければそれなりに戦える。
宝具は「密やかなる罪の遊戯」。
詳細は同項目にもあるが、この宝具を使う事でジキルからハイドへと変身する。
変身後はクラスがバーサーカーへと変化し、スキル効果も2重に入るようになる。
ちなみにセリフもモーションもジキルとハイドで変わるという、文字通り“一騎で二騎分のサーヴァント”を制作する労力が掛かった仕上がりになっている。
宝具解放の演出もかなり凝っており、特にハイドに入れ替わった後のジキルの苦渋に満ちた影の動きは秀逸。
関連人物
ジキル
第四章にて共闘関係にあったセイバー。
カルデア内でもしばしば「今日も顔色が悪い」等と因縁を付けられる間柄だが、イベントや幕間の物語などでよく共演している。真面目な委員長になぜか懐いているヤンキー少女のような関係。
夜通し話が続けられる程度には、学者系サーヴァントたちと相性がいい。
TYPE-MOONエース掲載の短編小説にて、生前交友があったと明かされた名探偵。
TYPE-MOONエース掲載の短編小説によれば、霊薬研究に協力していたとされる。
カルデアでは、彼の事を警戒している様子。
ハイド
「この世全ての悪」を背負い体現する彼は、ハイドにとって憧れの対象である。
なお、ハイドは元々が反転した存在の為アンリマユの泥の中でも平気だと思われる。
同じ人間を慕った同士とも言える存在。
しかし、ハイドと2人が出会った時はハイド以外は正気を失っていた。
「自分を肯定してくれた真のマスターと言える存在」
と言えば聞こえはいいのだが実際は泥に汚染させたら勝手にハイドが出てきて勝手に忠誠を誓っただけである。
関連イラスト
関連タグ
Fate/GrandOrder バーサーカー(Fate)/アサシン(Fate) サーヴァント
バーサーカー(フラグメンツ):バーサーカーとして召喚された場合