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スーパーマン

「何の得にもならず、人に褒められもしないのに、なぜ行くんだい?」

パーマン

「分からない・・・・・・。でも行かずにはいられないんです。

スーパーマン

「誰が褒めなくてもわたしだけは知ってるよ。君が偉い奴だってことを。」

                             (「パーマンはつらいよ」より)

概要

 藤子・F・不二雄小学館の学年誌と『週刊少年サンデー』に掲載していたギャグマンガスーパーマンパロディだからパーマン。

 第1部は1966年から掲載され、翌年に『オバケのQ太郎』の枠を引き継ぐ形で白黒アニメ化された(『オバQ』の最終回で先行登場している)。その後再アニメ化が持ち上がった際、学年誌及び『コロコロコミック』『てれびくん』で第2部が1983年から3年間掲載され、原作者の撤退後は藤子プロ系列の作家陣が、八ページ~二ページ漫画でオリジナル展開を数年繋いでいた。

 なお、第2部では設定を簡単にするためにパーマン5号は全く登場せずアニメでは逆手に取って誰が該当者に成るかをパーマン達が苦慮する挿話が複数作られた(大体の主犯はかば夫で、成立する基準に外れているのも知らず無駄な努力を続ける)、後述のクルクルパーの設定も無かったことにされ、悪人の名称も全国ギャングドロボー連盟から全日本悪者連盟に、パーマンの頭脳を翻弄させる輩も増え、その対処法も模索され、以前の挿話から応用した逆転劇も幾つか登場する。

 第1部の最終話「バード星への道」がパーマンシリーズの最終回であるため、時系列はその前に当たる(正確には「バード星への道」は旧作最終回「スーパー星への道」の設定変更版)。

 

 大山ドラえもん末期には『Pa Pa Pa THE MOVIE パーマン』のタイトルで二回アニメ映画化されている。こちらは続きを期待させるような終わり方だったが残念ながら二作品で打ち止めとなっている。

他のF作品にも言えることだが藤子・F・不二雄大全集刊行などによるアニメドラえもんへのゲスト出演があり、中でもパーマンは何かと共演する機会が多い。ドラえもんの誕生日スペシャルにてゲスト出演するという破格の扱いを受けたこともあり、今後の展開に期待がもたれる。

2016年12月31日に放送された、『大みそかだよ!ドラえもん1時間スペシャル』内にて、藤子・F・不二雄ミュージアムで限定上映されていた「ドラえもん&パーマン危機一髪!?」が放映された。この作品ではドラえもんの道具、「超巨大スクリーン立体テレビ」の中でパーマンがアフリカの密猟団と戦っており、その映像を見ていたドラえもんのび太が画面に身を乗り出したはずみで映像の世界に入り込んでしまう、というストーリーになっている。

あらすじ(旧作を基本として)

 とある年の元日、ぶらぶらと町を歩いていた平凡な小学生男子須羽ミツ夫の前にスーパーマン(新作では超人「バードマン」)が現れ、マスクとマント、バッジを渡す。このセットを身に付けることによって、通常の6600倍の筋力と時速91㎞(後に119㎞)の反重力による飛行能力ほかを手に入れ、スーパーヒーローとしての力が発揮出来るのである。名前は「スーパーマン」には遠く及ばない事から「スー」を取って「パーマン」である。

 ミツオは同様にスーパーマンからマスクやマントを受け取った者たちとパーマンチームを組み、超人的な力を発揮して悪者を懲らしめ、あるいは事故や災害に立ち向かう。出動中は自分そっくりに変身出来るコピーロボットに身代わりを任せておけるが、正体は絶対に知られてはならず、知られたことが発覚した場合は脳細胞破壊銃でクルクルパーにされてしまう(第2部では細胞変換銃で動物にされる)。かくして4人(旧作では5人)のパーマンによる活躍が始まった。

設定の変遷

旧作では、パーマンたちを任命した司令はスーパーマンその人であったが、著作権・商標権上の問題から新作では超人であるバードマンと改名された。この為、スーパーマンとの関連や、主題歌にある「スーがスーっと消えて」の意味合いが曖昧になっている。

正体を知られたペナルティも、ごく初期の設定ではばれたら死ぬという非常に即物的な設定になる予定であったが旧作で脳細胞破壊銃でクルクルパーにされてしまうとなり、さらにテレビアニメではこのクルクルパー設定が放送コードに引っかかるため、第2部では細胞変換銃で動物にされる設定に変更された。

ところで『パーマン』を知ってるか?

「…おまえ『パーマン』知らねーのか? グレート!

 『パーマン』知らねーやつがよぉー この日本にいたのかよォー

 本当かよ信じられねーやつだぜ… こんなやつと会話したくねーって感じだな!

 ガキのころ何TV見て育ったんだ? 育った文化がちがうっつつーかよ」

(『ジョジョの奇妙な冒険』31巻より、間田敏和

ゲーム作品

1990年12月14日にファミリーコンピュータで『パーマン』、1991年12月20日に同じくファミリーコンピュータで『パーマンPART2 秘密結社マドー団をたおせ!』が発売された(両作品ともアイレムから発売)。

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タコDEポン!アシHAポン!

その他

キン肉マン:同じく素顔を見られたら死ななければならない掟を課せられたヒーロー。

新快速:特別料金無しで乗れる130km/hで有名な列車。最高速度で比較対象にされやすい。

TGV:同じく速度比較で挙がりやすい。こっちは500km/h以上を2度叩き出し、パータッチ3人分(476km/h)を軽く超える。

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パーマンの編集履歴2020/02/08 21:26:06 版