2003年3月8日に『のび太とふしぎ風使い』と同時上映された『パーマン』の新規劇場公開版。上映時間は32分。
声優及びOPはカラー版アニメと同じであるが、街並みや設定は時代に合わせたものに変更されている。魔土災炎とドン石川が登場する『ブル・ミサイル』と『巨大ロボットの襲撃』を原作とする。
あらすじ
偶然バードマンとであった小学生・須羽ミツ夫はパーマンに任命され、この世の平和のために奮闘するするのだった。そんな中、星野スミレ主演の映画に登場するパパンダーロボが悪者連盟と魔土博士に盗まれ、町で大暴れする事件が発生。
しかし、ミツ夫はゲームに夢中になるあまり、パーマンの任務をすっぽかし、そのことをバードマンに咎められ、ミツ夫はパーマンを辞めると言い出してしまう。
登場キャラクター
CV:三輪勝恵
服を汚してしまい、それを妹のガン子から言いつけられそうになり、ママに怒られるのを恐れ、逃げた先で偶然バードマンと出会い、パーマンに任命されてしまう。
CV:大竹宏
パードマンに任命されたチンパンジーのこども。OPでは川で溺れた子犬を助ける活躍を見せた。
CV:増山江威子
パードマンに任命された美少女アイドル。ハニーという役名で映画に主演を務めることとなっている。
- パーマン4号/パーやん
CV:肝付兼太
パードマンに任命された大阪出身の坊主頭の男子。魔土博士のミサイルに追われる1号を助けた後、大阪見あげに星野スミレのゲームを上げた。
CV:安原義人
優れた頭脳と体力で宇宙の平和を守ってきた宇宙人の一人。ミツ夫らにパーマンセットを渡し、パーマンに任命した。
CV:内海賢二
全日本悪者連盟の理事長だが子分からは「親分」と呼ばれてはそのたびに「理事長だ」と返すのがお約束。ほっかむりをした恰幅のいい中年男性。手下共々間抜けで毎回パーマン達やられており、彼らを倒すために魔土災炎と手を組むがほとんど雑用のように扱き使われている。
次回作でも子分と共に登場し、こちらでも別の悪党に良いように扱き使われている。
CV:池田秀一
名前の通り、マッドサイエンティスト。1号のパーマンセットを手に入れるため、パーマン追尾システムを搭載したミサイルを使うが4号の妨害で失敗。全日本悪者連盟と結託し、彼らの金で作り上げた巨大ロボの下半身とパパンダーの上半身を合体させ(全日本悪者連盟から受け取った金だけでは下半身だけが限界だった為、急遽、映画撮影用に作られた(上半身のみの)パパンダーロボを盗んで使用した。)、パパンダーロボを完成させ、上記のパーマン追尾システムを搭載したミサイルも改良し、パーマン達が苦戦するほどの強さを見せ、一度だけ1号以外の3人を倒している。
ちなみに彼が他のパーマンには興味持たず、1号ばかり執着する理由が「私は一番が好きだから」という単純すぎる理由である。終盤がそれが仇となり、自滅する。
余談
同時上映の『のび太とふしぎ風使い』のラストのワンシーンがスミレのいる放送局のスクリーンに映っていたり、ドラえもんの着ぐるみを着たのび太が一瞬登場する小ネタもあった。