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人造人間21号の編集履歴

2020-03-12 23:58:23 バージョン

人造人間21号

じんぞうにんげんにじゅういちごう

ゲーム『ドラゴンボールファイターズ』に登場する本作オリジナルキャラクター。

概要

CV:桑島法子


2018年発売のゲーム『ドラゴンボールファイターズ』に登場する、原作者・鳥山明がデザイン監修を手掛けた本作オリジナルキャラクター。


ドクター・ゲロが作り出した女性型の人造人間。ただし、他の人造人間たちや、とある経緯で復活したあのセルですらも、彼女の存在を知らなかった。


本作では、かつて少年期の悟空に壊滅させられたレッドリボン軍を再結成・指揮し、セルゲームで破壊された筈の人造人間16号を従え、悟空をはじめとする戦士たちのクローン軍団を生み出して、世界に再び混乱を巻き起こす。


容姿

色白の肌に、黒縁メガネから覗くクールな切れ長のツリ目が特徴の美女。整った目鼻立ちに加え、悟空にも匹敵する長身(ただしハイヒールを履いている)と、巨乳という、グラマラスなプロポーションの持ち主。また、毛量が多く、外ハネした癖の強い茶髪のロングヘアーを持つ。


衣装は赤と藍色の6面分けで構成されたタイトなミニワンピースを着ている。ワンピースの色に合わせるように、右足が赤、左足が藍色のハイヒールを履く。さらにパンティーストッキングを穿くなど、かなりセクシーな服装である。普段はその衣装の上に、左肩にレッドリボン軍のマークが描かれた白衣を羽織っている。


両耳に金のイヤリングとイヤーカフを付け、左手中指に金のリングを嵌めている。


放つ気のオーラは、鮮やかな炎のような色をしており、外周が黒いためかなり禍々しい。


作中での動向

ゲロをはじめ、主要な人材を失ったレッドリボン軍を自ら再結成、軍を指揮している。戦闘能力だけでなく、科学者としての能力も高く、戦士たちでも制御不可能な「波動」・「リンク」といった超技術の研究を進めると共に、世界各地にクローン戦士を散布し混乱を巻き起こす。さらには自らの手で16号を復元し、ナメック星ドラゴンボールを使いセル、フリーザナッパギニュー特戦隊といったかつての強敵たちを現世に蘇生。加えて17号、18号を基地に招集するなど、次々と不可解な行動を起こす。


リンクシステムにより他者(プレイヤー)の精神とリンクした戦士たちが、各地で暴れるクローンたちと戦いを繰り広げることになる。


関連イラスト

人造人類21號21号

Android 21センシティブな作品


関連タグ

ドラゴンボール ドラゴンボールファイターズ

レッドリボン軍 人造人間(ドラゴンボール)

科学者/マッドサイエンティスト ドMホイホイ


以下、ネタバレ注意
























































正体


化け物だなんて失礼しちゃう。わたしはちょっと食いしん坊なだけよ。

 さあ、あなたも大人しくおやつになりなさい


その正体は、セルと同じく生物工学の下に作られたバイオロイド戦士。優秀な頭脳を持つ研究者の細胞をベースにあらゆる戦士の細胞を組み込むことで製造された人造人間。ドクター・ゲロの死後もコンピュータが開発を続けていて少なくとも作中ストーリーの数年前に完成した。

各シナリオの中盤からその真の姿を現している。髪は白、肌はピンク色となり、尖った耳やフリーザのような長い尻尾など、シルエットにも若干の変化が見られる。

衣装は黒いチューブブラに白いズボン姿で、全体的にその風貌は魔人ブウを連想させるものとなる(実際、一部ストーリーで両者がお互いを似ていると認識する場面がある)。


セルのように戦闘力の高い戦士たちを捕食することで、 自身のエネルギーにするだけでなく、戦闘力を上昇させる特性を持っており、魔人ブウのように光線で相手をお菓子に変えて食べる手段を用いる。


また目を閉じて意識を集中し、遠く離れた場所の様子を窺う千里眼的な能力も見せている。21号はこの能力でベジータの復活を知った。


セルと同様、悟空の瞬間移動を一目見ただけで習得するなど、学習能力は高い。また、魔人ブウのように、僅かに残った細胞から全身を完全に再生できる、驚異的な自己再生能力を持つ。ただしダメージは受けるようで、弱っていて再生に時間が掛かるシーンも見られた。

戦闘力については作中ではリンクシステムにより21号自身も力がセーブされてしまっているためわかりにくいが、元々の戦闘力は完全体のセルをも大きく上回る。


劇中では「製作過程で魔人ブウみたいなやつの細胞が混ざったのかもしれない」と推測されている。

魔人ブウ(純粋)のクローンも登場していることから悟飯は「魔人ブウの細胞を事前に採取したのかもしれない」と推測したが、それだと残った細胞からブウが復活するので違うだろうと思い直している(つまりは「謎」ということである)。


実は彼女は肉体年齢も精神年齢も大人だが人造人間として生まれてからの月日はそこまで長くなく(本人曰く10歳未満)、人造人間になる前の記憶もないため、ゴテンクスからおばさん呼ばわりされて困惑する場面があった。(しかしそれを言ったらセルやピッコロだって…)


二つの人格

21号

実は善と悪の二つの人格を有しており、レッドリボン軍を再結成したり波動を発生させたのは悪の方である(画像右側)。善の方は人造人間編でのみ仲間になる(画像左側)。それ以外のシナリオでは、善の方は悪の人格に乗っ取られてしまうため登場しない。

容姿はほとんど同じだが、善が人間時と変わらず青い瞳なのに対し、もう一方は悪のブウを彷彿とさせる赤と黒の不気味な目となる形で外見の差別化がされている。

なお、「人造人間編」ではブウと同じく「善」と「悪」に肉体と精神が分離してしまう。

渋のイラストでは悪が圧倒的に多い。


性格

前述にある捕食技は、肉体に取り込まれた魔人(みたいなやつ)の細胞の影響によるもので、常に激しい捕食衝動を抱える悪の精神と、平和を望む善の精神という相反する二極の精神を併せ持つ多重人格者でもある。今回の騒動の発端となった彼女の不可解な行動の数々も、この二つの精神がお互いの目論見を阻害するために応酬した結果でもある。しかし、どのストーリーでも、最終的には捕食衝動を押さえきれずに、悪の精神に身体を支配され、暴走していくことになる。


善の精神は、落ち着きのある大人の女性であり、誰に対しても丁寧な言葉使いを用いる。性格も朗らかで、人造人間となる前の記憶を失っていながらも、敢えてそれを生きる楽しみにしようという前向きな考えの持ち主でもある。家庭に対する憧れも強く、それぞれ家族のために戦う悟飯や18号の姿に感激し羨望を向ける場面もあった。


対して悪の精神は、小悪魔系の言動を用いる狡猾な悪女。常に捕食衝動に駆られ、自分以外の人間は全てただの餌(スイーツ)としか捉えていない。善の精神についても「偽善者」と見下しており、身体を乗っ取る機会を伺っていた。「人造人間に家族は必要ない」と考えており、18号と結婚しているクリリンを罵倒している。割りとグルメで、お菓子にした相手の味を点数(満点は100点)で評価しており、成長促進剤を使用したクローンや弱い戦士をお菓子にした際には不味いと辛辣な評価を下す場面も。悪知恵も利き、悟空とクリリンに初め遭遇した時には、戦闘中だったフリーザ達が悟空達と結託するのを恐れ、フリーザ達との戦いで倒れた18号を利用し、「襲われた18号を心配するか弱き研究員」を演じてその場を凌いだりなどしている。

捕食衝動を抑えようとしない反面、スイーツを食べていないとブチキレるという欠点がある。


目的

世界を支配するとか人々の恐怖を楽しむとか、そういった破壊的な願望は特にない。

あるのはただ一つ。捕食衝動のままに美味しいスイーツを食べること。戦闘力の高い者ほど美味らしいので、常に強者の姿を求めている。波動発生装置を起動させたのも、悟空たちが意識を奪われている内に食べるためであった(そのため自身のパワーが減少するというリスクも受け入れた)。

人造人間編では波動発生装置の影響が強く出たため弱体化し、善の21号の精神が目覚め表に出てきている。またこのストーリーでは、波動発生装置のコントローラーを食べてしまい、21号を倒さない限り装置は止められなくなった。

ドラゴンボールを用いてフリーザやセルたちを生き返らせたのも、彼らのクローンを生み出して捕食するためであった。しかしこれらの思惑に気づいた善の人格により妨害を受け、16号が動き、主人公(プレイヤー)が悟空や18号とリンクするという結果になった。

理性を働かせず衝動のままに行動するところは魔人ブウ(純粋)と似ており、理由は異なれど強者を求めるのはセルと似ている。


超必殺技には相手をスイーツに変えて食べてしまうものがあるが、戦闘で使用すると食べた後で「うっ」と呻き吐き出してしまう(そのためかスイーツに変えられた者は元に戻る)。


各ストーリーでの動向

「超戦士編」では、早々に善の21号の精神を掌握。

プレイヤーと悟空をリンクさせたのが16号であることを突き止め、「たとえ誰であろうと、わたしを邪魔するやつは許さない! 死ね!!」と激しい怒りを見せながら巨大気弾を撃ち込んで粉々にしてしまう。この際、悟空は16号を助けようとかめはめ波を放ったが21号にはまったく通用しなかった。また16号自身、逃げることはせずあえて破壊されたともとれる描写になっている。

悪の21号自身も「あの子はやりすぎたの。多少のおいたは目を瞑っていてあげたのに」と述べており、少なからず16号に対する想いが垣間見れた。だが「これでもう邪魔者はいなくなった」と喜んでもいる。撤退した時には悟空に追跡されたが、もう少し力をつけてから食べるとして振り向き様の気弾一発で撃墜した。

その後、ナッパをお菓子に変えて食べ、潜んでいたセルと対峙。本気を出してあっという間にお菓子に変えて食べてしまった。続けてギニュー特戦隊とフリーザも同様に捕食。ちなみにフリーザは80点のお菓子だったので21号もかなり満足していた。

とうとう我慢できなくなり悟空たちを捕食するべく姿を現すが、悟空から「たんま!」と待ったをかけられ出鼻を挫かれる。しかも悟空たちは勝手に瞬間移動で界王神界へと移動してしまい、すっかり主導権を握られた21号は「なんなのよー!」と憤るのであった。

即座に自身も瞬間移動を用いて悟空たちへ追いつき、ビルスとウイス、老界王神と東の界王神の姿を見て「これならスイーツパーティができる」と大いに喜ぶ。

激戦の末、弱ったところを、ファイナルフラッシュ、魔閃光、連続死ね死ねミサイル、気円斬、魔貫光殺砲、繰気弾、新・気孔砲、チョコになっちゃえー!!、かめはめ波の総攻撃を受け敗北。


ち……ちくしょう……っ!! このゴミクズ……どもが……っ!!


と悔やみながら消滅していった。


「敵戦士編」でも既に善の21号の精神を掌握していた。

勝手に適合者とリンクさせた16号を「裏切り者」と断じ、破壊するべく姿を現す。だが簡単には手を下さず、わざと苦しんだ演技をしてフリーザとセルの攻撃をくらおうとし、16号に庇わせてから破壊した。

その後、フリーザたちがクローン戦士を次々と倒したため捕食ができなくなり、「おのれフリーザ! 許さない! ぜったいに許さないわ!!」と激情に駆られ一行を始末するべく強襲。最後の戦いを演じる。

ダメージを受け再生をしている間隙を突かれ、ブルマが中和装置を暴走させたことで一時的に力を取り戻したフリーザ、セル、悟空の一斉攻撃を身に受け消滅した。

そんな……このわたしが、こんな連中にやられるなんてぇぇぇぇぇ!!


「人造人間編」では善の21号の精神の裏に潜んでおり、その精神を掌握しようとしていたが彼女とリンクしたプレイヤーに阻まれる。

だが善の21号が捕食衝動を抑え切れず、セルを食べようとする。それを阻止した16号に怒りをきたし破壊。正気を取り戻した善の21号は激しい悲しみに囚われ、もう一人の21号……悪の21号を分離させてしまう。

そう、わたしはあんた。ちょっぴり食いしん坊なもう一人の自分。

また分離の際、善の21号が持っていたパワーの殆どを奪っている。続けて倒れていたセルを捕食し、ケタ違いのパワーを得て変異した。


その後、悟空たちを追って界王神界へと移動。驚異的な再生能力で悟空たちを苦戦させたが、プレイヤーとリンクして力をつけた善の21号と一騎討ちを展開。その間に悟空は元気玉を完成させ、悪の21号に向けて投げ放つ。これを受け止める悪の21号だったが、善の21号は再び自身の捕食衝動を抑えられなくなることを憂慮し、死ぬつもりで体当たりを仕掛ける。


悪「バカな!!

善「わたしと一緒に消えなさい!!


こうして『人造人間21号』という存在は完全に消え去った。

彼女の死後のエンディングでは、悟空が「閻魔大王様に21号が生まれ変われるように頼んでみる。」という旨を語っている。ドラゴンボールで生き返らせる案も出たが、それでは善の21号の決意を無下にするとして生き返りは取り下げられた。


戦闘スタイル

キャラクター性能としては、なんといってもそのスピードと、尻尾や気弾を駆使した手数の多さが脅威である。伸縮自在の尻尾は鞭のようにしならせるだけでなく、地面に潜らせて相手を下から奇襲することも可能。気弾攻撃はレーザーのように地面を薙ぎ払ったり、ゴクウブラック(もしくはザマス)のように気の刃を形成して相手を貫いたりなど、こちらも様々なバリエーションを持っている。


また、シナリオ中で見せている、相手をお菓子に変える光線も技として登場。ブウと同様の能力ではあるが、指先から光線を放ち、クリームでデコレーションされたカップケーキやマカロン、フルーツタルトといった、見るに鮮やかなお菓子が多く、ブウとはまた違った見た目のこだわりを持っている模様。なお、 この光線技は変身前でも使用している。


彼女が発する気は、内側が赤色、外側が黒色で、ピンク色のスパークが激しく迸るなど、凄まじいものとなっている。これは変身前の気も同様。


人造人間になる前の過去

人造人間になる前には息子がおり、その息子をモデルに作られたのが16号であることが、彼女の口から明かされている。16号を自分の手で復活させたのは、自分の捕食衝動を抑えて貰うためもあるが、一番の理由は「16号のそばにいたかったから」である。だが、いずれのストーリーでも、悪の精神に身体を乗っ取られ、自らの手で16号を破壊してしまうという、悲惨な結末を迎えている。


その16号は、若くして戦死したドクター・ゲロの息子をモデルに作られたことも、鳥山明によって後年語られている。つまり、21号はゲロの妻だったのである。


ただし、敵戦士編での21号(悪)は、「(レッドリボン軍の)研究所があれば目的は達成できる」と言う理由からドラゴンボールでゲロを蘇らせておらず、ゲロの野望についても「くだらないと思うわ」と発言するなど、ゲロに対する愛情は全くない。


一方、人造人間編の21号(善)は、自分がなんの目的で生まれたのかを苦悩し、「私を作った研究者(ゲロとは明言していない)が生きていたら直接会って、自分を作った理由を尋ねたい」という旨の発言をしている。しかし、その研究者の人柄の評判が良くなかったことを知っており、「もし理由を尋ねたところで教えてもらえる気がしない。教えてもらったとしても、聞かなければよかったと思うかも」と、考えを改めて、自分が作られた理由を気にしないようになった。


善なのだけど……

センシティブな作品

悪の21号に負けないくらい善の21号も悪人顔を披露している。勝利時の立ち絵で浮かべた笑みは、人を見下すことが快感であるかのような嘲笑(実際は画像よりももっとエグい)であり、更に超必殺技使用時には「戦いたくない」と言いながらもなかなかの狂気顔で攻撃している。

なんというか、表情と性格が微妙にミスマッチなキャラクターである。


外部作品での活躍

スーパードラゴンボールヒーローズ

ユニバースミッション2弾から参戦。もちろん初登場のカードのレアリティはUR。ネタバレを避けるためか変身形態はなく、また口調は「悪の21号」のものとなっている。

アビリティの「謎多き人造人間」は、アプリ「時空を駆ける戦士」のカード版である(但し、ストップする戦闘力の上限は1万5千である)。ステータスやCAAとアルティメットユニットも優秀なので、アプリを持ってないヒーローは彼女を使うといいだろう。

ユニバースミッション3弾では変身形態もURで登場し、SECではセルを捕食した状態のものが登場。しかし、善の21号は未だにカード化されていない(17号のアビリティ・超時空斬りでのみ登場)。


ワールドミッション

「スーパードラゴンボールヒーローズ」のは製作品で家庭用ゲーム版。時の裂け目(別の歴史)に登場する21号は16号と平穏な日々を過ごしており、パワーを抑えることで悪の人格を封印していた。それに目を付けたトワの襲来によって魔術で無理やり悪の人格を引き出されてしまう。だが16号と協力したニムによって正気を取り戻し、トワもこれ以上の戦いは無意味と撤退していった。


ドラゴンボールゼノバース2

キャラクターは実装されていないが、ファイターズとのコラボにより期間限定で21号(人間時)の衣装やウィッグが配信された。2019年現在は入手不可となっている。


関連動画

PS4/ Xbox One「ドラゴンボール ファイターズ」人造人間21号/キャラクターPV

※バンダイナムコエンターテインメント 公式YouTubeチャンネル“876TV”より

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