ビルガモ
びるがも
データ
別名: | ロボット怪獣 |
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身長: | 55メートル |
体重: | 6万8千トン |
出身地 | 東京 |
初登場:『帰ってきたウルトラマン』第41話「バルタン星人Jrの復讐」
概要
建設中のビルを密かに乗っ取って作られたためか、普段はビルにカモフラージュされ、外見からでは判別できない。どこからか飛んでくる手足・目が合体する事で本来の姿となる(他のパーツも別の建設現場で製作されたものなのだろうか?)。
バルタン星人Jrが中に乗り込んで操縦している。
頭部のアンテナから鋼鉄をも溶融させる破壊光線「バルタニックウェーブ」を照射し、物体を破壊できる。また力も強く、やろうと思えば東京タワーでも倒せるらしい。胸の口みたいな部分はミサイル発射孔になっているとか。
煙(あるいは液状のセメント)のようなものに捕まった生物は、一時的に内部に監禁された状態になる。また、材質はバルタン星の素材を使用しているため、マットシュートが通用しなかった。
MAT隊員や次郎少年と進少年を中に閉じ込めていたこともあって、手が出せないウルトラマンジャックに一方的に攻撃を加え、さらにバルタニックウェーブで彼の下半身を火だるまにした(ミスターファイヤーヘッドに負けない燃えっぷりであるが話題にならない)。
しかし、一部のレンガ壁は現場で後から建設されていたため、レンガ壁を破壊し監禁されていたMAT隊員達が脱出すると形勢が逆転、ジャックの猛攻とウルトラブレスレットで四肢を切断され(元通りに分解したようにも見えるが)、胸の部位を破壊され火花を撒き散らし、最後は爆発炎上した。
デザイン
カエルのような大きな目、いかにもロボットらしい腕、ビルの意匠が入った金色のボディが特徴で、ブリキのロボットを思わせる。
ナレーションでは「悪魔の使者」と呼ばれていたが、その名に反し見た目はかなり可愛らしい(作中での暴れっぷりは確かに洒落にならないが…)。
どことなく鈍臭さを感じる挙動も可愛らしさを感じさせる一因なのかもしれない。
可愛らしいデザインから隠れた人気があり、再登場を望む声も少なくない。
デザインを担当したのは、昭和2期ウルトラシリーズお馴染みの井口明彦氏。
他作品での登場
ウルトラマンSTORY0
星間連合の建造した兵器として登場。
ザラブ星人一味の旗艦アイアンロックスに格納されており、作中では「大型要塞」と呼ばれている。内部には恐竜戦車を格納しているため、サイズはウルトラマンたちよりもはるかに大きいようだ。
ウルトラ怪獣擬人化計画
円谷プロ公認(!)の本企画においては、コミカライズ版も手掛ける爆天童氏による美少女化されたビルガモが登場。
ロングコートを羽織った少女の姿をしており、特徴的な目はアクセサリーに、鼻のような部分はコートのボタン(?)へとアレンジされている。元の要素や可愛らしさを維持しつつ、しっかり擬人化として落とし込まれたデザインと評判らしい。
漫画『ギャラクシー☆デイズ』では円谷学園の生徒ではなく、何者かに操られるロボット(アンドロイド?)として登場。世界の謎を探っているらしいが、おつむはゴモラ級に残念である。手足をバラバラに分離させて飛行することができる。
また、月刊少年シリウスで連載されている『ウルトラジャーニー』でも、ペダンシティーに住むアンドロイドの1体として登場。作中では暴走したキングジョーたちによって破壊された残骸が複数体登場する。