データ
概要
セテスの妹。兄の他に身寄りはなく、彼の仕事上修道院で暮らしている。いささか古風なお嬢様口調で話すが、本人は普通の口調だと思っている。一人称は「わたくし」で「ま!」や「まあ」が口癖。
本作における「妹シスター」ポジション…なのだが、キッホルの紋章を持つセテスとは違い、セスリーンの紋章を宿している。
過保護なセテスのせいか世間知らずなお嬢様気質であるが、自分に好意を持つ人がいるのがわかると、それを見透かした発言をする等おませな一面も。恋愛話にも興味津々。
ちなみに嫌いなものに「セテスの過保護」「セテスの過干渉」があったりする。
単独エンドとクロードとのペアエンドはセテスの生死によって内容が変わる。
恐らく今作きってのメシマズ。それがきっかけで、ディミトリとの支援ではディミトリに関する周囲も(主人公すらも)知らない重大な秘密を打ち明けられる唯一の人物だったりする。一方でその従者のドゥドゥーとの支援では彼から料理を教わるのだが…。
謎が多くアンバランスな雰囲気もあり周囲から不思議がられている通り、その正体には秘密が隠されている。
「if」でエリーゼが持っていた「可憐な花」を個人スキルとしている。
何気にマヌエラ以外の支援相手が全員男性である。
ユニット性能
1部中盤で必ず加入する。槍術・信仰が得意であり、馬術・重装が苦手。理学も個別指導で鍛えていけば才能が開く。全ユニット中最高の魔防成長率を誇るユニット。対して幸運の伸びは最低クラス。リシテア程極端ではないが、成長傾向は魔道士タイプ。
得意技能だけを見るとプリースト系とメイジ系に適正があり、次点でペガサスナイト。力の成長率が低いのでペガサスナイトは実のところあまり向かないが、槍術を鍛えると魔法攻撃の「氷槍」を覚えるのでトドメ役として運用できる。ただし、敵陣に放り込めるようなステータスではないので再行動を利用したヒット&アウェイ戦法を心がけておきたい。
最終的なクラスは理学と信仰の得意を生かしたグレモリィがオススメ。
また、サポートに徹するのであれば白鷺杯で踊り子の資格を取ることもアリ。剣は得意ではないが苦手でもなく、力は低めだが魅力が高く戦技「剣の舞」を有効活用して火力の底上げが出来る上、サンダーソードを持たせれば更なる火力も追求でき、魔法の使える兵種という事を考えれば、全く利点の無いキャラよりは幾分噛み合っている。なお、踊り子で剣で撃破するとセテスが飛んで来そうな悩ましい撃破モーションが…。
信仰を鍛えていけば範囲回復魔法の「リザーブ」を覚えるのが大きな強み。敵の計略で複数の味方ユニットがダメージを負っていればこれで立て直しができる。また離れた位置の味方を一瞬で呼び寄せる「レスキュー」は習得者が少なく貴重。ただし「リブロー」を覚えないので、ヒーラーとしては痒いところに手の届かない場面が発生してしまうことも。
黒鷲の学級の場合、一部ルートでは教団出身のユニットと共に完全離脱してしまうため注意が必要。もちろん踊り子にしてしまった場合そのスキルを持ったままで離脱することとなる。
後衛向けの能力値な上に途中加入でスキルが育ちきっていない事もあってサポート役に回される事が多いフレン&一周目に選びやすい黒鷲の学級の組み合わせは、踊り子素質持ち逃げの罠に嵌るプレイヤーが続出した。
支援会話
※括弧内は支援会話の上限
セイロス聖教会
セテス(A)
マヌエラ=カザグランダ(A)※
黒鷲の学級
青獅子の学級
ドゥドゥー=モリナロ(A)
金鹿の学級
クロード=フォン=リーガン(A+)
ラファエル=キルステン(A)
イグナーツ=ヴィクター(A)
※ペアエンドはなし
エクストラから見返せない会話差分
- 主人公Cは10月以降だと台詞に変更あり
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ファイアーエムブレム ファイアーエムブレム風花雪月 セイロス聖教会
リンハルト=フォン=ヘヴリング…セスリーンの紋章繋がり。
エリーゼ…「可憐な花」「妹シスター」つながり。称号が「可憐な花」である。
恋人(タロット)- セスリーンの紋章の元ネタ
セテスとの関係(外伝ネタバレ注意)
実はセテスの妹ではなく、彼の死んだ妻との間の娘であり、セテスとの関係は兄妹ではなく父娘。レアが「(フレンはセテスの)大切な……妹」と言いよどむなど伏線は張られている。
誕生日は聖者セスリーンと同じで、セテスの紋章の祖である聖者キッホルもセスリーンと父娘であるなど、共通点が多い。一方で、同じ紋章を持つリンハルトからセスリーンの子孫ではないかと尋ねられたこともあるが、フレン本人ははっきりと否定している。
また、クロードからは「兄妹(きょうだい)ではなく親子関係ではないか」と鋭い理由と共に推理される。
フレンの秘密(ネタバレ注意)
第二部の外伝で"動かさざる重きもの"か"風を呼ぶもの"にフレンを立ち会わせると、両者ともフレンを見て親しげに話そうとし、「セスリ…」とまで言いかけて「しーっ! おじさま、しーっなんですのよ!」フレンに止められている。
つまり、フレンは聖者セスリーンの子孫ではなく、1000年以上前に聖者セイロスと共に戦った聖者セスリーン本人である。セスリーンの紋章を持つのも当然のことで、そのことから、彼女の父親であるセテスは聖者キッホルということになる。そして"動かさざる重きもの"と"風を呼ぶもの"の正体は…。
母親が女神の眷属か人間かは不明。両親の出会った場所がセイロス教の聖地に建つ教会なので、セイロス教成立後に生まれた可能性もある。クリア特典の内容から、竜としての分類は「光竜」と思われる。
ステータス的に不向きなのに「槍術」が得意なのも、大聖堂の聖セスリーン像が「信仰」と「槍術」に補正がかかることを考えると納得だろう。
なお、彼女の正体についてはセテスとの支援会話Aでも判明する。主人公との支援でも「自分には秘密がある」「というか緑髪の人は…」とかほのめかしてくれる。それもあり、あんまり隠す気がないのか、落とし物にアンヴァルの古地図があったり、五年後の容姿に変化がなかったりと、早々に勘づいたプレイヤーが多かったとかなんとか。
生徒でもリンハルトやイグナーツ等支援Cからいきなり正体に抵触する者がいる。中でもリンハルトの支援Aは今作一番の事案支援と色んな意味で話題になっている。また向こうから正体に接近されなくても、マヌエラとの支援会話ではCの段階で勝手にボロを出しかけている。
死神騎士の正体など、本作のシナリオには謎が多重に仕込まれた部分が多く存在しているが、セテス・フレンの関係と正体についてはその代表例と言えるだろう。