永夢「ゲンム。お前が俺にくれたガシャットを使わせてもらうぜ」
黎斗「藁にもすがる気持ちというわけか。だが残念だったな! そのガシャットには戦闘用の機能は一切プログラムしていない。マイティノベルXにはレベルアップ機能など存在しないのさァ!」
永夢「……存在しないなら生み出せばいい」
マイティノベルX!
「俺の運命は、俺が変える!」
ガシャットォ!
ガッチャーン! レベルアーップ!
『マイティノベル 俺の言う通り! マイティノベル 俺のストーリーX!』
概要
『小説 仮面ライダーエグゼイド~マイティノベルX~』に登場する新たなエグゼイドの形態。
宝生永夢がゲーマドライバーにマイティノベルXガシャットを装填して変身する。
その力が「白紙そのもの」と評されているように、レベルの「X」には未知数である「エックス」のルビがふられている。
挿絵のない小説のためにその姿は不明であるが、純白を基調にした全身に黒いラインでデザインされたライダーであるとのこと(マイティノベルXガシャットにあるマイティと近いデザインだと思われる)。
ハイパームテキガシャットを奪われゴッドマキシマムゲーマーに追い詰められた永夢が、本来戦闘用の機能を持たないマイティノベルXガシャットにデータを逆流させて生み出した(映像作品でプロト爆走バイクになされた演出と同様と思われる)。
変身音声はダブルアクションゲーマーレベルXと同じリズムであろうか。
能力
一言で言えば未来を決める力。永夢の言葉がそのまま永夢の運命になる([「未来を予言する力」とも称された)。
マイティノベルXが「永夢の人生を過去から描き、その未来をエンディングとする物語」であることを拡大解釈し、「自分自身がその物語を紡いでいく」という永夢の思いがそのまま能力となった。まさに「俺の運命は、俺が変える!」を体現した能力。
必殺技
必殺技の発動時の音声は「キメワザ!」。
- ノベルクリティカルデスティニー
天高く跳躍し、右足を突き出すライダーキック。
前述の通り永夢の言葉がそのまま運命となるため、「フィニッシュは必殺技で決まりだ!」の決めセリフがそのまま反映される一撃必殺。
考察
ノベルゲーマーは小説限定フォームのため、劇中で披露した「運命を決める」能力以外の詳細なスペックが一切明かされていない。確定した未来も永夢が永夢の人生が続く限り継続されるのか、変身解除で消滅するのかも不明。
「永夢の運命を決める力」がどこまでのことができるのか不明のため、「ムテキゲーマーが圧倒したクロノスに対してはポーズで『言葉による運命の決定』を妨害されるため不利」「ムテキゲーマーには運命を変えても勝ちようがない」などの意見もある。
いずれの能力も「お前は動けない」「お前の攻撃は俺には効かない」などと言葉で表現すればノベルゲーマーで再現できるという意味では、彼ら全ての能力を使えるという点で上回っているとも言えるかもしれない。
マイティノベルXガシャットは端子が一本分の変身用ガシャットなのでハイパームテキガシャットとの併用も可能だが、こちらの方法では10秒間の無敵モードしか発動できない(ムテキゲーマーへの変身にはマキシマムゲーマが必要なため)。
もっとも、10秒もあれば相手の運命をひん曲げる言葉を発するに十分ではあるが・・・。
コンピュータープログラム的な観点で「運命を決める」能力を考察すると、その正体はバグスターウィルスの侵食・感染能力でゲームプログラムをリアルタイムハッキング、独自コマンド(命令)を出力して実行する代物と推測される。『演算装置内でのみ動作する仮想データ』でしか無かったゲームプログラムと現実の両方に感染・侵食が可能なバグスターウィルスの特性を基礎として変身アイテムとしてのライダーガシャットが作られ、その延長上で『エグゼイド』のライダーが誕生した経緯を踏まえれば、ノベルゲーマーは根幹部に立ち戻ってなおかつ、その特性を極限まで高めた形態と言える。
その仕様上、「死ね」と言って相手を簡単に葬り去る事も可能な汎用性が恐ろしく高い能力であり、かつて自分の命を粗末に扱った経験を振り返って乗り越えた永夢位しか、倫理面で正しく扱えないとも言える。
しかし、上記した「死ね」の命令を癌細胞等の悪性腫瘍に送って死滅を促す=アポトーシス誘導を起こす技術の基礎に用いれるかもしれない可能性もあり、患者を救う力=医療面でも凄まじい有用性を秘めている(※永夢の力で実用化に到ったリプログラミングは『データを書き換える仕様上狙った効果が出ない事がある』欠点があるが、対象にピンポイントの実行コマンドを打ち込めるノベルゲーマーは結果を導き出す精度が段違いに高い)。
関連タグ
仮面ライダーエグゼイド エグゼイド(仮面ライダー) マイティノベルX
モヂカラ:或る意味言葉を現実に変える繋がり。
未来ノート:白ウォズ(仮面ライダージオウ)が所持していた未来の便利アイテム(見た目は白いタブレットPC)で、『記した通りの文章の内容を実際に実現させてしまう』(ただし発生可能性が1%もないような出来事は実現できないとのこと)。『起こる内容の文章をタッチパネルで手入力する』のが基本だが、ノベルゲーマーXのように音声入力もできる模様。
ゼツメライザー、滅亡迅雷フォースライザー:悪性のコンピュータープログラムを大本からアンドロイド種族へと送信、人類滅亡の先兵へと洗脳する機能を持つ変身ベルト。更にプログラムの大本が覚醒してからはこのベルトを用いず、悪性プログラムを戦闘形態のデータと共に素体のアンドロイドへ直接送信して生まれる個体も登場している。