歌え、踊れ! そしたら悩みなんて、忘れちまうだろ?
CV:古田一紀
概要
学年 | 2年 |
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誕生日 | 6月25日 |
年齢 | 17歳 |
身長 | 168cm |
出身 | 熱砂の国 |
部活 | 軽音楽部 |
得意科目 | 音楽 |
趣味 | パーティ |
嫌いなこと | 一人飯 |
好きな食べ物 | ココナッツジュース |
嫌いな食べ物 | カレー |
特技 | 毒の鑑定 |
個人のロゴはターバン。
人物
おおらかで懐が広く陽気な性格。宴や踊りなど、とにかく楽しいことが大好き。
裕福な家の生まれであり、ジャミルとは主人と従者という関係性だが、決して厳密な主従関係というわけではなくお互い気兼ねなく話す仲である様子。
- 二次創作においては王族出身という設定がかなり多くなされてはいるものの、あくまでも【裕福な家の生まれ】である。第4章にて『親族に王族はいるが、自身の家は王族ではない』、イベント『フェアリーガラ』などにて商家と断言されている。
名前は訳すと『アジーム家の息子のカリム』という意味(アルが『息子』を表す)。
社交性が高く他の寮生を度々宴やパーティに誘っており、イデアからは『ナイトレイブンカレッジ陽キャラランキング1位』という名誉ある(?)認定を受けている(Rイデアのパーソナルストーリーより)。
フロイドからは「ラッコちゃん」(いつも楽しそうに太鼓を叩いているから)、ルークからは黄金の君と呼ばれている。
基本的にジャミルの作った料理以外は食べない。これは過去に毒殺されかけた事が何度もあったのが原因で、当人によると一番近いのが四年前であり、その時は二週間ほど昏睡状態になったとのこと。毒殺未遂以外にも両手では数え切れないほど誘拐されるなど、頻繁に命の危機に晒されているが、当人はどことなく他人事で、なんてことのないように話していた。(特技が毒の鑑定というのもそれを考えると闇が深い)
ただし、今も引き摺っていることが一つある。カリムの嫌いな食べ物であげられているカレーだが、どうやらカレーに毒を盛られたことがあったらしい(カリム曰く他の人のカレーには毒は入っておらず、自分のにだけ入っていた)。しかし、そのカレーに盛られた毒で倒れたのは、カリムではなく味見をしたジャミルだった。初めて見るジャミルのぐったりした姿をずっと忘れられず、カレーを食べることに抵抗感を覚えるようになったという。
グリムからの評価は「ほかの寮長とは違う意味でヤバい」。
裕福商人の家柄故か金銭感覚も狂っており、ラギーに乗せられて高級食材を片っ端から購入するし寮の宝物庫も鍵を掛けていない。色々と不用心である。ヤバい。
ただし人の話を聞かないが悪い奴ではないとも評されている。しかしこの明るい面はある人物へ影を落とすことに…。
おしゃべりでは、スカラベ(フンコロガシ)に興味を示したりと好奇心旺盛な一面が伺える。
水の魔法だけは得意らしい(後述)。
ジャミルと反対に人の顔を覚えるのが苦手であり、弟や妹は顔と名前は覚えているのだが人数は覚えてはいない(三十人以上はいるらしい)。ちなみに動物好きで比較的、動物になつかれやすい様子。(当人によると親戚にやたら虎に好かれるやつもいるらしいが……)授業のセリフなどから弟や妹思いと思われる。またおおざっぱではあるが面倒見がよく寮生からは慕われており、一番良い寮長と思われていた。
容姿
褐色の肌に白髪、柄入りのターバンを身につけている。瞳は赤色。
肩にも何かの模様の刺青(?)が施されている。何かとパーツが多い絵師泣かせ。
学園内では着崩した制服の上に白いカーディガンを着ている。
本編・イベントでの動向
本編
プロローグで初登場。(後の)監督生の脱走とグリムの不法侵入のダブルトラブルに遭遇。グリムに尻を燃やされるも誰も心配すらしてくれなかったという散々な目に遭う。
第2章でも登場。マジフト大会目前に怪我人が相次ぐ事件を追う監督生の事情聴取を受ける。この時ジャミルが包丁を指で切るという普段なら有り得ない怪我をしていた。
第3章後半では事前の説明や各コスチュームのエピソードの明るくおおらかな彼とはうってかわり、冷酷な面を覗かせ監督生(プレイヤー)たちを不安に陥れた。
そしてスカラビア寮メインの第4章では監督生とグリムにスカラビア寮内を案内したり、魔法の絨毯で一緒に空へ飛んだりと仲睦まじい様子だったが、その後の夕食の席では態度が一変。マジフト大会や期末試験で結果が振るわなかったことを嘆き、他寮生と同じようにウィンターホリデーは各家庭で過ごすようにと寮生に伝えるはずが、現状よりももっと厳しいトレーニングを課すようになってしまう。
ジャミル曰く、「マジフト大会や期末試験でスカラビア寮の結果が振るわなかったため、情緒不安定ぎみ」とのことだが…?
ハッピービーンズデー
農民チーム。ジャミルから渡されたお弁当だがとてつもなく良い香りが充満する肉料理でありその匂いにつられて集まった味方にふるまった結果、香りに気づいた怪物チームに襲われてしまう。ちなみに副寮長であるジャミルはルールの上で怪物チームであった。……ジャミルがどういう意味でそれを渡したのかは気づいていない様子。
フェアリーガラ
メインキャラの一人となっており、ひょんなことから妖精の祭に紛れ込むこととなる。(学園長から何か頼まれたら自分に相談するように言っていたジャミルは怒ったが留年の可能性もあるので断れない状況であった)なお、夜の砂漠が冷える中で異常な寒さになっていた寮では凍死の心配まで出ていた。
妖精の祭のファッションショーに参加することとなるが、伝統舞踊を嗜んでいたことから体幹がしっかりしており歩く姿勢もよかったため、応用としてジャミルと共にダンスをすることとなる。
しかし楽しくなってくると体が勝手に動いてしまいジャミルと息が合わなくなってしまうため、連帯責任として、どちらかがミスをする度にジャミルと二人三脚で学園1周するようにヴィルから命じられる。
ショー本番では好奇心からうろちょろしたが腹痛の妖精をみつけ手当てをしたことから翻訳の魔法道具をもらうことで会話が可能となった。(ラギーからは自分なら見捨てるカリムならではの行動と評された)
万が一のためにいつも腹痛用の魔法薬(ジャミル作)を持っているが、恐らく「体調不良」対策であると思われる。
なおショーの服は宝石を縫い付けたらもっと豪華でよいと思うなど言っている。また当人によると白が好きらしく服を仕立ててもらうときは白い服をよく作ってもらうらしい。
ゴーストマリッジ
リドルたちに勉強を教わっていたが、ゴーストに追い出されてしまう。リドルによるとようやっと『問題内容』を理解し始めていたらしい。
イデア救出作戦では、姫の提示する王子の条件に合っている高身長組が敗れた後、ノリで救出へ赴いた第2陣にすら加わってないのを見るに、恐らく自分の立場を理解してのことではないだろうかと思われる。(ただしジャミルによると自分が行けば間違いなくついてきていたらしい)
ユニーク魔法
『熱砂の憩い、終わらぬ宴。歌え、踊れ!枯れない恵み(オアシス・メイカー)!』
魔法名 | 【枯れない恵み(オアシス・メイカー)】 |
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効果 | 少量の魔力で多くの水を作り出す |
他の国より水が貴重であるはずの母国(熱砂の国)では極めて有用であろうと思われる。ただし、水が不足していない環境ではあまり大した魔法ではないと評されてしまう。本人も笑い飛ばしつつも自嘲していうるが曰く、味には自信があるらしい。
しかし本質はその量であり、干上がった川を復活させることもできるレベル。場合によっては文字通り「活路を開く」ほどの大量の水を出せるため、水と密接な関係にある人物たちからすら「英雄モノ」と評されている。レオナとは対照的ともいえる魔法。(また砂漠の干上がった川を蘇らせるほどの水を出せるのだから使いどころでは洪水などの水害を引き起こせると思われる)
少しの魔力で供給出来るというコスパの良さも売りであり評価を推すその人物からも「商売になりすぎる!」という下世話な再高評価も。
余談
元ネタは『アラジン(ディズニー)』に登場するサルタンかもしくはアラジン当人か。
前者は性格や容姿に共通点が多い。後者は名前の響きが似ていることから。
彼とルーク、シルバーの三人は無属性攻撃(ボイドショット)のエフェクトが異なる。これは三人の直接の元ネタがヴィランズではないことが反映されたものだと考えられている。
前者はジャファーに催眠術で操られると目が赤色になる。
後者は魔法の絨毯に乗って空の旅へ出かけるシーンのセリフがアラジンのセリフと似ている。
また寮長の中で唯一、元ネタと思われるのがグレートセブンと呼ばれているヴィランではない。(と、言うか元々ヴィランですらない)
実際ジャミルとのおしゃべりでは「スカラビアの精神の元となった砂漠の魔術師はグレートセブンで唯一、王族ではない普通の人間という立場から偉業を成し遂げた人物」といわれているが…?
以下カリムのおしゃべりネタバレ
さらにジャミルとのおしゃべりで、サルタンの存在を示唆する「砂漠の魔術師が仕えた王様」に関わる史料が何故かほとんど残っていないという事が明かされた。カリムは人を見る目が合ったんだろうと好意的にとらえている(ただし間抜けな王と伝わっているが……)
関連イラスト
関連タグ
ツイステッドワンダーランド ツイステ スカラビア NRC二年生 寮長ズ アラジン(ディズニー)
この先4章中盤ネタバレ注意
突然豹変したように性格が変わってしまうのは、情緒不安定などではなく何者かによって洗脳され操られていたからだという事が判明。
(尤も豹変している時は目のハイライトがおかしくなっていたので勘のいいプレイヤーには看破されてはいた)
『一度だけ相手に真実を喋らせることができる』ジェイドのユニーク魔法【かじりとる歯(ショック・ザ・ハート)】によって洗脳されていた事が確実になった。が、「催眠魔法を使える生徒を知っているか」という質問に対しては「知っている」と答えたものの、掛けた者の名については「昔、約束したんだ。だから言えない。」と魔法にかかった状態でも決して口を割らなかった。
4章後編ネタバレ注意
「お前だけはオレを裏切らないと思っていたのに」
ジャミルは自分が寮長になるため、カリムを洗脳し周囲からの信頼を失墜させようとした。
実家では両手で数えきれないほど誘拐された経験があり、食事に毒を盛られることもしばしばで、周囲からの裏切りをその身に受けつつも「ジャミルだけはオレを裏切ったりしない」と、絶対的な信頼をジャミルに置いていた。(内心カリムに対し反発していたジャミルにとって、この手放しの信頼も追い打ちをかける要因の一つとなっていた)
その本人から手酷い仕打ちを受けたのだから、カリムのショックは計り知れない。敵意を浴びさせられた挙句遠くへ飛ばされながらも、自分が追い詰めたせいだからとジャミルを信じ、しばらくはその事実を認めようとはしなかった。
アズールからは「生まれながらにして人の上にたつ身分であり、両親や身の回りの人間から一身に愛情を受け、素直にまっすぐ育った。それゆえに、無自覚に傲慢である」という評価を受けてはいるが、あくまでカリム・アルアジームという人間を俯瞰的にみたアズールの分析であり、カリム本人の本質を捉えたものではない。ジェイドの言うように、彼の持ち前の明るさやおおらかさは生来の気質というのが正しいだろう。
曰く"計算高く捻くれた人間"から見たカリムの「良い子ちゃん」に対する皮肉と嫌味を込めた評価であると思われる。
「ずっとオレを助けてくれたのも、お前なんだ」
オーバーブロット後目覚めたジャミルに対し、カリムは一発殴ると決めたことも忘れひどいヤツだと形容しながらも、ジャミルが生きててくれたことに喜び、涙した。
その後、親の地位や主従関係なく対等な関係でいようと提案するも、思い切り断られる。ただし当人はそれでも友達になろうとしている。
ジャミルの「勝ちを譲りたくない、一番になりたい」という欲求には気づくことはなかったカリムだが、運動着トレイのパーソナルストーリーではトレイのある一言からリドルがどうかしたのかと伺うようなセリフを言っており、鋭いのか鈍感なのか…とトレイに言われているため全くの鈍感というわけではないらしい。
実験服カリムのパーソナルストーリーでは、宴を中止にしろとジャミルに叱られるが、ラギーに手伝ってもらいながらもジャミルに頼らず自身で企画と準備をし、大成功に収めている。(最初は拒否していたリドルも出席していたり、全体的な出席率がよかったのも彼自身の人望ゆえかもしれない)