概要
2005年10月1日に道路公団民営化により、日本道路公団から道路管理部門を分割継承し発足した。分割による担当エリアは関西・中国・四国・九州・沖縄地方|である。
コーポレートカラーは並行する分割区分のJR西日本やJR四国と同じ青。なお、JRグループではJR九州に相当するエリアもNEXCOではNEXCO西日本の管轄である。
NEXCO3社で唯一、首都圏に高速道路を持っていない会社だが、NEXCO東日本より収益は良い。
理由としては名神高速道路や山陽自動車道が収益基盤となっているから。JRで言えばJR東海のポジション。
また、NEXCO3社で唯一、萌えキャラが存在しないほか、サブカルとのコラボを一切行っていない。良く言えば質実剛健、悪く言えば無味乾燥な会社で、「NEXCO西日本には面白みがない」という声もあり、その点でもJR東海と共通している。
とは言うもののアニメ作品とは決して無縁ではなく、2018年3月18日に開業した宝塚北SAには手塚治虫氏原作『リボンの騎士』の主人公で宝塚市の特別市民でもあるサファイアの等身大フィギュアが置かれていたり、吹田SA(西宮方面)はけいおん!第二期の聖地にもなっている。まだまだ「生真面目な優等生がちょっと寄り道してみた」レベルの話ではあるけれども。
なお、2008年から連載された「S・Aで会いましょう」というマンガ作品が中国自動車道をモデルにしているが、作中に「道路公団の株」という単語が出るなど、民営化移行時の混乱の一端が描かれている。もっとも日本道路公団時代末期~民営化直後のどこの時代設定かは不明である為、NEXCO西日本に縁のある作品とは必ずしも言い切れない面もある。
又、シャワーステーションというコインシャワー・コインランドリー・マッサージチェアが1つに入った施設が幾つか存在する。
尚、NEXCO西日本管内の給油所は、セルフ式給油所の設置率は高い傾向にあり、再開した給油所の多くはセルフ式となっている。
電子マネーEdyとWAONが使用可能な休憩所が多い他、セブンイレブンを除くコンビニには独自のブランドを持っている(ファミリーマートならRe-SPOT、ポプラならハイウェイ彩家など)。
NEXCO西日本単独路線
- 阪和自動車道
- 西名阪自動車道
- 近畿自動車道
- 中国自動車道
- 山陽自動車道
- 播磨自動車道
- 岡山自動車道
- 米子自動車道
- 広島自動車道
- 浜田自動車道
- 高松自動車道
- 松山自動車道
- 徳島自動車道
- 高知自動車道
- 九州自動車道
- 長崎自動車道
- 大分自動車道
- 宮崎自動車道
- 沖縄自動車道
- 京滋バイパス
- 第二京阪道路
- 第二神明道路
- 関門トンネル(国道2号、自動車道ではなく一般道)
- 芦有ドライブウェイ(道路運送法に基づく一般自動車道)
新直轄区間も含まれる道路
NEXCO西日本以外の路線も含まれている道路
道路以外の自動車施設
NEXCO西日本単独の管理
重大事故
2016年4月22日に建設中の新名神高速道路の有馬川橋(仮称・兵庫県神戸市北区)の橋桁が落下し、作業員10名が死傷する事故が発生した。揺れ始めから落下まで現場下の国道176号線を10台の車が通過したが、幸いにも巻き込まれた車両は無かった(この事故の影響で国道176号線は2kmに渡り通行止めとなり、迂回路が渋滞することとなった)。