概要
JR東日本が設計・新製し運用している新幹線電車。
最高速度は当初300km/hだったが、2013年3月16日から320km/hに引き上げられた（いずれも宇都宮駅～盛岡駅間）。運転開始時点で国内最速タイ、速度向上後は世界最速タイの営業運転を行う車両である。
10両編成でグリーン車のほか、航空機のファーストクラスに該当する上位座席「グランクラス」が導入される。
本車両を使用する列車の愛称については、公募を参考として2010年5月11日に「はやぶさ」とすることが発表された。
なお、愛称募集2位は「はつね」であり、シンカリオンで(H5系とだが)コラボしてしまった。
開発の経緯
2005年から2009年まで走行試験を行っていた新幹線用高速試験電車「FASTECH360」の走行試験結果を基に、2007年7月に2010年度末の東北新幹線新青森開業に向けてFASTECH360をベースとした営業最高速度320km/hの性能を有する新型車両の量産先行車を製作することがJR東日本より発表され、2008年4月に形式名がE5系に決定。2009年6月に量産先行車S11編成が落成した。
運用
現在は、320km/h運転を行う列車に限り「はやぶさ」の愛称が用いられ（E6系こまちとの併結運用あり）、その他は従来の「はやて」・「やまびこ」・「なすの」の愛称が引き続き用いられている。
2012年5月29日、鉄道友の会より第55回ブルーリボン賞を受賞した。
今後の予定
2024年から山形新幹線にE3系1000番台･2000番台の後継として導入されるE8系との併結運用が行われる予定であり、「つばさ」と併結する「やまびこ」で使用中のE2系を当形式で置き換える予定となっている。
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