「良くもディーナス様を!」
CV:米本ちず
概要
邪霊姫ディーナスの所有するカードから生み出された水のサイマ獣。本編唯一の女性怪人でもある。
全身を装甲の様な鱗で覆われて、魚のヒレに似た両耳と翼を持った半魚人を思わせる姿をしているが、端正な顔立ちと華奢な身体つき、そして貝ブラで覆った豊満な乳房等、女性らしさも随所に見受けられる。
魚のヒレに似た両耳からエネルギー波を放ち、浴びた相手を幼児化させる能力を有しており、劇中ではマツリ以外の男兄弟及びモンド博士を子供に変えてしまった。また、戦闘では手から電撃を放つ事も出来る。
活躍
「グランドクロス対策会議」に出席したモンド博士を始めとする科学者達や、会議室に居合わせたマトイの前にディーナスと共に現れると、自らの能力で彼等を幼児化させる。
ゴーゴーファイブの他の4人が会議室に駆け付けると、マツリを庇ったナガレ達3人も同じ様に幼児化させるが、主のディーナスがピンクに顔を傷付けられた事で激昂。
ピンクを片手からの電撃で攻撃するも、マトイが投げ付けたジャケットに惑わされた隙を突かれ、5人の逃走を許す結果となる。
その後、幼児化した科学者達を人質にマツリを誘き寄せると、ディーナスが鎖で繋いで甚振るが、 ピンクはマトイの言葉で奮起。
ディーナスの命を受け、ピンクも子供に変えようと襲い掛かるザイレンだったが、能力の絡繰りを見抜いたモンド博士に助言されたピンクのブイマシンガンの射撃により、耳を破壊された為に巽一家と科学者達の幼児化を解除されてしまう。
改めて5人揃ったゴーゴーファイブに立ち向かうも兄弟の絆の力に敵わず、VモードクラッシュとVモードアタックの連撃を次々と喰らい、止めのビックブイバスターを浴びて倒される。
直後にピエールが滅多に手に入らないゴレムカードの発見と入手の報告に駆け付けると、その力によってゴレムサイマ獣として強化再生する。
ゴレムザイレン
ザイレンがゴレムカードによって強化再生した姿であり、本編最後のゴレムサイマ獣。
頭部や胸部などに金色の装甲を装着し、魚の尻尾を模したカッターを右腕に装備している。
ミントの指示を受け、グランドライナーで応戦するゴーゴーファイブと交戦。相手のグランドファイヤーを抑え付けて、右腕のカッターで反撃する。
しかし、ライナーボーイの参戦によって形勢が逆転。ライナーコンボを叩き込まれ、怯んだ所へ止めのグランドストームを喰らって爆散した。
ザイレンの死後、大魔女グランディーヌが驚異的な速度で地球に再接近しており、その降臨が丁度惑星直列が完成する10日後に差し迫っている事が明らかとなる。
余談
モチーフはセイレーン及び人魚。名前の由来もセイレーン(seiren)から。
声を演じた米本女史は今作がスーパー戦隊シリーズ、延いては特撮初出演となった。
関連タグ
人魚のジョ言:『天装戦隊ゴセイジャー』に登場する人魚繋がりの後輩。中の人はピエールと同じ。
冥獣人セイレーン・ネリエス:『魔法戦隊マジレンジャー』に登場するセイレーン繋がりの後輩。
バックトゥ忍者オクト入道、臨獣クレーン拳ルーツ、エンビィ・チルダ:後のシリーズに登場する、同じく戦隊メンバーを子供に変えた後輩達。
PPチープリ:『激走戦隊カーレンジャー』に登場する若返り繋がりの先輩。